この作品は、作者が寝ぼけてタンスに頭をクリティカルヒットさせたときに浮かんだ駄文です。
執筆中の作品、「リリカルコンタクト」とは、何の関係もありません。
それでもよろしかったら、どぞ。
キャラは・・・
裕兎・・・主人公
奈々奈・・・主人公の幼馴染
拓弥・・・主人公の親友
といった所でしょうか。
ちなみにハッピーエンドはありません。
主人公にとってバッドエンドです。
裕兎サイド
夕方、放課後の学校廊下。
僕、裕兎は無我夢中で走っていた
見てしまった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
見てしまった。
見てしまった。
見たくなんて無かったのに。
知りたくなんて・・・無かったのに・・・
こんな事なら・・・と、後悔が何度も頭の中に反響する。
僕は、親友の拓弥が、僕の幼馴染であり片思いの相手、奈々奈の告白に自分も・・・と返しているのを見てしまった。
見たくなかった。こんな事になるなら、委員会の仕事なんて、サボってしまえばよかった・・・。
そんな、ifをつい考えてしまう。
考えたって、なにも変わらないのに。
でも、もうどうしようもない。
僕は二人の気持ちを知ってしまったから。
奈々奈には、幸せになって欲しいとは思う。
・・・でも、その想いは、「自分の手で、奈々奈を幸せにしたい」というものだ。
そこに拓弥は存在しない。
でも、拓弥は優しくて強い。きっと、僕より何倍も上手く奈々奈を幸せに出来る。
それが解ってしまう。・・・そんな自分が、たまらなく惨めで卑しく思えた。
結局、僕は奈々奈を避けるようになり、拓弥から距離を置くようになっていた。
・・・嗚呼、どうして僕はこんなに弱いのだろう。
そして、そのまま月日は流れた。
高校を卒業し、大学に入り、大学を卒業して、なんとか就職。
コレだけの数年だった。
奈々奈達を避けるようになってからは、あっという間に時間が過ぎた。
いつしか、上手く笑うことも出来なくなってきていた。
pppppppppp
携帯電話がけたたましく音を鳴らし、着信を伝える。
pppppppppp
出たくなんか無い。でも、でないと。
pppp・・・p!
携帯電話を引っつかみ、電話に出る。
???「・・あー、裕兎?久しぶり・・・・・ん?おーい?聞こえてる~?」
・・・随分と懐かしい声だった。
「・・・奈々奈?・・・何の用?」
奈々奈「あ、ようやく返事してくれた」
つい、素っ気なくなる口調に奈々奈は何もいわず、ただ、安堵の息を吐く。
「・・・で、何?」
奈々奈「あ、うん。頼みたい事があるの」
「頼みたい事?」
奈々奈「そう。頼みたい事。電話で話すのもなんだし、私たちが通ってた学園の前にある喫茶店に来て」
「・・・わかった。何時ごろだ?」
行きたくない。なのについOKしてしまう。何時になってもこの癖は直らないな。
奈々奈「ん~。じゃあ、二時ぐらいに」
「わかった。それじゃあ」
p!
「・・・ふぅ・・・」
電話が終り、溜め息が漏れた。
「クッ・・・ハハッ」
奈々奈の声に流されてしまった自分に、嘲りの笑みを浮かべてしまう。
そんな自分が、あまりに滑稽に思えて。
「・・・クソッ」
涙が、溢れた。
あとがき
えーと、随分半端な終わり方を・・・コホン
「彼と君と恋の終り 失恋vj」をよんでいただき、ありがとうございました!
どうでしょうか。「失恋した」と思うあまり堕ちてしまった少年の心境、上手に書けていましたでしょうか?
この作品は、二話まであります。すぐにupできるとおもいます。
「リリカルコンタクト」のほうも、頑張って執筆中ですので、もう少し待っててください。
・・・ではっノシ
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・・・つい、勢いで投稿してしまいました。
って、いつの間にか見習い卒業してたΣ( ̄□ ̄)