これは乱世といわれる時代が来る・・・遥か昔・・・
一人の少年と少女が・・・
??「ここはどこだ?」
少年は首をかしげながら当たりを見回す
そこは右手には荒野が左手には森が目の前には大きな河が流れていた
??「・・・・俺、帰れるのかなぁ」
少年が一人つぶやいていると・・・
??「そこで何をしている!?」
河の方から声を掛けられた・・・・
??「何も・・・ない?よな・・・まさか・・・・」
??「ドコを見ている・・・こっちだ」
その声に誘導されて恐る恐る崖したを見てみると・・・・船が一隻停泊していた
??「キサマそこで何をしている!?」
??「何をって言われましても・・・・途方にくれてるとしか・・・」
??「途方にくれてる?何を言ってる?」
??「あ、申し送れました・・・俺、月光鋼と申します・・・ソレで貴方は?」
??「ん?私か・・・私は甘興覇だ「甘寧!?」きさま・・・どこで私の名を知った!?答えろ!」
鋼「いえ・・・どこでと申しましても・・・・知っていた・・・としか」
甘寧「知っていただと・・・・きさま!私を愚弄するのか!?」
鋼「そんなつもりはないですよ・・・・だからその剣仕舞ってくださいよ・・・」
甘寧「・・・・嘘を言ったら・・・・どうなるか判っているのだろうな・・・・「はい」ならばいい・・・それで何をしている」
鋼「ですから・・・途方にくれているんですってば・・・・気がついたらこんなところにいるなんて・・・はぁ・・・」
甘寧「・・・・・キサマ、行くあてがないと?」
鋼「そうですよ・・・ついでに金もないですからね・・・それがどうかしました?」
甘寧「・・・・よかったらだが・・・私の手伝いをしないか?」
鋼「手伝い・・・ですか?」
甘寧「そうだ・・・・私は数日後ある屋敷に入る・・・・お前には陽動になってもらいたい」
鋼「ええ・・・盗みは犯罪ですよ?」
甘寧「それくらい判っている・・・・だがな、民を苦しめてるものを許しては置けん」
鋼「はぁ・・・・でも、人手不足なら他に腕の立つ人に・・・・・『私を侮るなよ・・・月光』」
甘寧「キサマのその腰にあるのは・・・・ただの飾りか?」
鋼「ええ、そうですけど?何か?」
甘寧「なん・・・だと!?私が・・・見誤っただと・・・・」
鋼「そんな落ち込まないでくださいよ・・・・確かにコレは飾りですよ・・・・必要があるとき以外はね」
甘寧「必要がある?」
鋼「これも使いますが・・・・俺は基本無手ですから・・・・その証拠にほら・・・手甲つけてるでしょ」
甘寧「確かにそうだが・・・・しかし、目立つところにぶら下げておれば・・・・「相手は武器だと思い込む」!」
鋼「アレを封じたら勝てる・・・・アレを手の届かないところに投げれば何もできない・・・・そんな相手の勝手な思い込みを利用するのは・・・・結構楽しいですよ・・・」
甘寧「・・・・面白い男だな・・・・私も武には並ならぬ誇りを持っている・・・・どうだ?実力を見ることも兼ねて一戦交えんか?」
鋼「いいですけど・・・・どこでやるんです?」
甘寧「少し待ってろ・・・・よいしょ・・・・さぁはじめようか」
鋼「・・・ちょっと待ってください・・・・」
甘寧「どうした?怖気づいたか?」
鋼「いえ・・・そうではなくて・・・ですね・・・・その言いにくいことなのですが・・・・」
甘寧「なんだ?言ってみろ」
鋼「・・・その・・・胸元が・・・」
甘寧「胸元?・・・・(カァーーーー!)・・・みっみっみたな」
鋼「・・・・・」
甘寧「見たんだな!・・・・殺す!」
鋼「・・・俺もまだ死にたくないですからね・・・・どうぞ」
甘寧「その余裕・・・いつまで続くかな?」
甘寧「はぁぁぁぁ!」
鋼「よっと」
甘寧「くっ!ならば・・・せぇぇい!」
『ガァイイイイイイン』
鋼「強いですね・・・・」
甘寧「まだその余裕か・・・・はぁ!」
鋼「ぐふっ!あの体制からケリとは・・・・」
甘寧「まだだ!まだ、まだ、まだ!」
猛烈に攻めてくる攻撃をすべて手甲で受けきり・・・・数十合打ち合ってようやく甘寧は距離をとった
甘寧「お前がここまで持ちこたえるとはな・・・・正直関心したぞ」
鋼「それは・・・どうもです・・・・ですが」
甘寧「だが!」
『次で終わりだ(です)』
甘寧「鈴の音を黄泉路を歩む道しるべと知れ!」
鋼「鋼音を闇へと誘うものと知れ!」
『チリーーーーーーン』
『キィーーーーーーン』
鋼「この勝負・・・俺の勝ちだな」
甘寧「この私が・・・・負けるとは」
鋼「甘寧・・・俺を雇ってくれるのか?」
甘寧「お前と戦場で敵対するのは・・・ごめん被りたいからな」
甘寧「私の真名は思春だ・・・お前はなんというのだ?」
鋼「真名?なんだそれは」
思春「真名を知らないというのか?真名とは己が持つ本当の名・・・神聖な名だから親兄妹ですら本人の許可のく呼ぶことは許されぬ名のことだ・・・・」
鋼「・・・重い名だな・・・けど、俺にはその真名はない・・・ただ親にもらった名は鋼それだけだ」
思春「では・・・会ったばかりの私に真名を預けていたというのか!?」
鋼「そうかもな・・・・」
鋼「でも、俺がいたところでは真名という風習はない・・・・だからそんなに重く感じないでくれ」
思春「そうか・・・・さぁ船に・・・・」
鋼「流されたな・・・・それか奪われた」
思春「くそ!鋼行くぞ!」
鋼「わかったよ・・・思春」
彼らは走る・・・・船を追って
今運命の出会いがあったことは彼らは知らない・・・・
彼女の名は甘寧、真名を思春といい
彼の名は月光鋼、真名に当たる名は鋼
この話は義賊甘寧とそれを支えた彼、鋼の物語
思春・鋼『双鈴音を闇路を誘う道しるべと知れ!』
あとがき
護衛「おつかれさまでーす、思春。鋼。」
思春「何がお疲れ様でーすだ!」
護衛「おや?ご機嫌斜め?」
思春「当たり前だ!呉の将として名を残す私が無名の男に負けるなどと・・・」
鋼「まだ引きづってるのですか?思春」
思春「私とて武将だ・・・武将でもないお前に負けるなど・・・・」
護衛「夫婦喧嘩ですか・・・・まったく」
思春「ちがう!」
鋼「え?違うの?俺、思春のことスキなのに・・・・」
思春「いや・・・だから・・・その・・・・・」
鋼「思春は俺のこと・・・ただの部下としてみてたのか(泣き)」
思春「なっ!?わっわたしは・・・・私も・・・お前のこと・・・・その・・・・す・・・好き・・・だぞ(ごにょごにょ)」
鋼「うれしいよ!思春!」
思春「わぁ、やめっ・・・こらっ離れ・・・やめ・・・そこ弱い・・・・こら!見てないでたすけろ」
護衛「・・・・・さて、夫婦喧嘩は狗も食わぬといいますし・・・・それでは今回はこのあたりでお開きとします」
思春「まて・・・たったのむ・・・鋼をなんとかしてくれ・・・・・こら!いい加減にしろ・・・・ネコミミ!」
鋼「照れてる思春もかわいいですよ(笑顔)」
思春「(////////)まったく・・・・今回だけだぞ・・・・」
鋼「はい!早く子供ほしいですね、思春」
思春「ばっばか・・・そんなこと・・・・・そうだな、鋼」
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ごめんなさい・・・・パクリデス