…リーン…チリーン…
月の下で鈴の音が鳴り響く。
…リーン…チリーン…
その音は、とても悲しいようで、どこかやさしいく心に響く。
船の上で酒を飲んでいる彼女は、夜空を見上げながらその音を聞いていた。
…「ふぅ、やはりおいしくないな。なぜこんなにも辛いのだ…」
彼女はそう言いながらも酒をやめることができなかった。
「かしらぁそろそろ例の場所に着きますぜぇ」
…「分かった。皆の者戦闘準備だ!!」
オオォーーー…
彼女の名は、姓は甘、名は寧、字を興覇、真名を思春という。
「鈴の甘寧」の二つ名で知られ、呉の武を代表となる人物である。しかしこの時はまだ呉の将ではなく、義賊といわれる錦帆賊の棟梁であった。
「目標確認!いつでもいけまずぜぃ」
思春「そうか…皆の者!民に重税を布私腹を肥やす者を我々は許しはしない!鈴の音とともに黄泉路へと送り届けてやれ!」
思春「全員抜刀!…突撃せよ」
ウオオォォーー…
雄叫びを上げながら兵たちが船に乗り移り、長江を赤く染めていく
思春(一刀…お前は、今の私を見たら悲しむだろうか、それとも笑うか?いずれにしても良い顔はしないだろう。しかし今の私にはこんなことしか思いつかない。だがこの鈴とともに誓った想いにはけして背いてないと誓う。だからどうか赦して欲しい。)
そんなことを思いながら一人、また一人と命を奪っていく。もう一人同じ鈴を持った大切な人、そして心を許せる唯一の人ことを思いながら…
時は黄巾の乱が始まる約一年前のこと。
鈴の音を響かせながら戦場を駆け抜けた二人の人物の物語である。
というわけでついに初投稿となりました秋華です。
思春「とりあえず、おめでとうと言っておこう」
とりあえず、まずはプロローグということでお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
思春「おい!今のところ私しか出ていないが、主役は私なのか?」
いやーそういうわけではないですよ?もちろん一刀君ですよ。
思春「なら、なぜ出てこない?しかも今の感じだと、まるで私があいつの事を…もじもじ…」
いやーやっぱり赤くなっている思春はカワry
思春「コロスゾ?」
ハイそこ、照れ隠しにしてはかなり殺気がこもってますよ。っていうか怖いからヤメテ。
思春「ならさっさと説明しろ」
いやだって
思春(チャキ)←剣を構える
サーイエッサー!このssは一刀君は赤ちゃんに転生したというよく見る設定としています。そして主人公は、先ほど言った一刀君、そして思春の二人となっています。まぁ本編でなぜ思春がこんなことを思っているかは、次かその次ぐらいに書くと思います。
思春「つまり今答えるとネタが無くなるということか?」
それは言わなくてもいいでしょうが。まぁ事実ですが。とにかく次回は一刀君がでてきますので。
思春「ふむ、わかった。…ところでなぜヤツには君がついているのに私は呼び捨てなのだ?」
それでは皆さんあでゅー!!
思春「おい!…まぁその…なんだ…次も見てくれると嬉しい…ぞ?」
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これが初の投稿になります。
タイトルに”鈴”とありますが、これはもちろんあの方のことです。今回はこの人をヒロインとした作品を書いていきたいと思います。
注意
この作品はなるべくならキャラ崩壊をしないよう心がけますが、真・ヒロインである彼女は崩壊すると思われます。
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