No.136616 異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 11話RYOさん 2010-04-16 00:58:30 投稿 / 全6ページ 総閲覧数:3620 閲覧ユーザー数:3338 |
良心がない人間なんて、親が子に対して愛情が1かけらも無いなんて、
そんな人間はいないと俺は願っている、
だから、俺は願っている、プレシアにフェイトへの愛情があることを・・・・
魔法少女リリカルなのは月・・・・・・はじまります。
???side
時空管理局
時空航行艦船
『アースラ』
暗い次元の狭間、ここはそこを移動する船のブリッチのようだ。
同じ制服を着た大人たちが、モニターに向かって仕事をしている。
ウィーン
どうやら新しく人が来たようだ。女性、緑色の長い髪、そして額に何かの印のような物がかいてある。
その女性は艦長席に手を乗せ、下にいる職員たちに話しかける。
「みんなどう?今回の旅は順調?」
「はい。現在第3船速にて航行中です。目標次元には、今からおよそ160ベクサ後に到達の予定です。」
「前回の小規模次元震以来、目立った動きは無いようですが・・・3組の捜索者が再度衝突する危険性は非常に高いですね。」
「そう。」
その女性は艦長席に座る。この人が、この艦の艦長らしい。
「失礼します。リンディ艦長。」
若い女の子の職員が紅茶を持ってくる。
「ありがとね、エイミィ」
リンディと呼ばれた艦長はそう言い、カップを口に運ぶ。
「そうね。小規模とはいえ次元震の発生は・・・コクッ・・・ちょっと厄介だものね。」
リンディは紅茶を飲みながらそう言った。
「危なくなったら急いで現場に向かって貰わないと。ね?クロノ。」
そうリンディに言われた少年は、上にいるリンディに向かって
「大丈夫。解ってますよ艦長。・・・僕はそのために居るんですから。」
そう何かのカードを取り出して言った。
side out
???side
高時空間内
『時の庭園』
くっ!なんてこと!ジュエルシードが1週間でたった4個ですって!?
遅い、遅い遅い遅い遅すぎるわ。私は早くアリシアと一緒に暮らしたいのに。あの人形はまったく使えない。
しかも、お土産ですって!?ふざけるのも大概にしろ!使えないツカエナイ本当に使エなイ!
私が物にあたっていると、誰も居ないはずの部屋から声が響いてきた。
「おや?どうしたプレシア・テスタロッサ?ずいぶんとご機嫌斜めだな。」
「なっ!?」
どこから!?それにここには誰も入れないはず!
そう思い声の主を探していると。
「こちらだよ。」
そうアリシアが入ったポットの後ろからガキが出てきた。・・・・何なの?・・・このガキ。何処かおかしい。目の前に居るはずなのに、なぜか雷が目の前に居るような。
「ふむ・・・・それにしても。娘の死体を何年かは知らないが保存しているとは、なかなかの執念だ。」
・・・・・・・死体ですって?違うわ。アリシアはもう少しで生き返るもの。だから、アリシアを死体なんて言ったこのガキを殺ス。
「・・・アリシアから・・・・離れなさい!」
私は、アリシアに当たらないように、ガキに向かって魔法を放つ。
ドオン!
当たった・・・煙で見えないけど、私の雷の魔力変換を使った魔法に当たったのだから、焼け死んでいるでしょう。早速死体の処理を・・・
「ふ~やれやれ、いきなり攻撃してくるとは・・・なかなか過激な歓迎の仕方だな?」
「何ですって!?」
バカな!?確かに直撃した!死んでないなんてありえない!
そう思い私はもう一度子供に魔法を放つ。
バチバチィ!
「無駄だ・・・私に電撃は効かん。」
その子供は私の放った魔法を手で握りつぶす。
そんな・・・でもこれなら!
私は魔力変換していない魔法を準備する・・・
「まあ待ちたまえ。争いに来たわけではない。」
前に目の前の子供が話しかけてきた。
「何ですって?」
「この子はアリシア・テスタロッサといったな。」
「・・・・・ええ。」
「あなたの目的はこのアリシア・テスタロッサを生き返らせること、そうだな?」
「なぜその事を・・・・」
「知っている?と言いたいのかね?理由は噂で聞いた・・・という事にしておいてくれ。」
「・・・・・・・・・まあ良いわ。それで?あなたは何をしにここへ来たのかしら?」
「大魔導師プレシア・テスタロッサと取引に来た、と言うところだな。」
「取引?」
「ああ、取引だ。私の提示した条件を飲んでくれれば・・・・」
そう言って目の前の子供は、いったん言葉をとぎり。次の瞬間信じられないことを言った。
「アリシア・テスタロッサを生き返らせよう。」
side out
FATE side
海鳴町 市街地
「バルディッシュどう?」
「Rcovery complete.」
「そう。頑張ったね。えらいよ。」
私はバルディッシュをほめた。
「感じるね。あたしにもわかる。」
「うん。もうすぐ発動する子が、近くにいる。」
早くたくさん手に入れて、母さんに喜んでもらわなきゃ。
・・・・・きた!
ジュエルシードの魔力の発動を感じ取る。
「アルフ、行くよ!」
「OK!フェイト!」
side out
yukito side
「・・・・来たな。」
俺はプレシアとの交渉の後、急いで海鳴町に戻ってきて、ジュエルシード戦の準備をはじめていた。
さて行くか。そうして俺は自分の部屋の窓から飛行魔法を使って飛んで行く。
いた!なのはちゃんが砲撃の準備をしている。俺も滞空しながら、魔法を使う。
その呪文は転生する前にもっとも口にしていた呪文。ちなみに日本語の方じゃない。
「ラステルマスキルマギステル。来たれ雷精、風の精。」
俺が詠唱している間になのはちゃんはチャージを済ませたようだ。
「うちぬいて!ディバイン!」
「Buster.」
なのはちゃんの砲撃が木のジュエルシード暴走体に当たる。
「雷を纏いて吹きすさべ南洋の風。」
うわ・・・地面に沈んでるよ。
なのはちゃんの砲撃が当たると同時に、フェイトも砲撃の準備が終わり、魔法を放つ。
「貫け轟雷!」
「Thunder Smasher.」
フェイトの魔法が放たれ、俺の魔法もちょうど完成する。
「・・・・雷の暴風!」
2つの雷は互いに絡み合い、さらに威力を増す。
グヲォォォ・・・
ジュエルシードの暴走体は、シールドを張って、防御するが1秒とかからずに破られ、雷をその身に受ける。
グヲォォォォォォォォ!
一段と大きな叫び声を上げ、ジュエルシードの暴走体は消し飛ぶ。
そして後にはジュエルシードが。
「Sealing mode.Set up.」
「Sealing form.Set up.」
「ジュエルシード!シリアル7!」
「封印!」
封印すると同時に、辺りが光に包まれる。・・・・・・今回はジュエルシードは安全に封印されたようだ。
光が収まり、なのはちゃんとフェイトが同時に相手に杖を向ける。
それを見た俺は、下にいる2匹の近くに降り立つ。
「ユエ!体の方はもう良いのかい?」
「アルフか。ああ。もう大丈夫だ。」
「あの!」
アルフと俺が話しているとユーノが話しかけてきた。
「あなたは、ジュエルシードを取りに行かないんですか?」
どうやら俺がジュエルシードを取りに行かないのを疑問に思ったらしい。
「行ってほしいのかね?」
「い、いいえ!そうではなくて。」
「ふ・・・冗談だ。私が取りに行かない理由の1つはあれは2人の戦いだからだ。」
「2人の・・・戦い。」
「それに私が取りに行って乱戦になったら、昨夜の様になるかもしれんからな。」
「そ、そうですね。」
話をしている間になのはちゃんがフェイトに『勝負に勝ったら話を聞いてくれる?』と言う。フェイトは沈黙でそれを了承する。
そして2人は同時に相手に向かって飛び、杖をぶつけ・・・・・・・・
「ストップだ!」
ようとしたが、それはなのはちゃんとフェイトの間に現れた男子に阻まれた。レイジングハートは左手で、バルデッシュは右手に持った杖で、それぞれ止めている。
出てきたな。ちょっと空気読めない子no.1のクロノ・ハラオウン君。つか、よく自分よりランクが高い魔導師の戦いに飛び込んでこられるな。
「ここでの戦闘は危険すぎる!・・・・時空管理局、執務官クロノ・ハラオウンだ。詳しい事情を聞かせてもらおうか。」
あとがき
やっと書き終わりました11話。思うように書けなかったり、書く気が起きなかったり、そもそも時間がない!などがありまして、やっと投稿できました。
さて今回は、プレシアさんと雪人君が会いました。プレシアさんの狂気じみた考え方ですが、ちゃんと頭がちょっとおかしくなりかけている、見たいな感じに仕上がったでしょうか?心配です。
雪人君が雷が効かなかったのは、某ひとつなぎの大秘宝を探す海賊マンガのあの能力です。
「私に〇〇は効かん。」こんなセリフ言ってみたいですね。
クロノも出ましたね。あとリンディさんも。
リンディさんといえばリンディ茶でしたが、アニメを見ると紅茶みたいなのを飲んでるんですが、これ紅茶です・・・よね?
まあそれはともかく、とりあえず週2位のペースで出して行きたいと思ってます。
感想等バンバンコメントしちゃってください。作者が喜びます。ええ。
それではこれからも異世界冒険譚をよろしくお願いしま~~~~す!
Tweet |
|
|
12
|
2
|
追加するフォルダを選択
交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。