一刀「何者か････前に言ったろ？前の記憶を持ってる･･･ただそれだけだ」

華琳「またはぐらかすのね･･･まぁいいわ、アナタは復興を手伝って着なさい」

一刀「わかった･･･協、またな」

協「うん、またね。一刀」

一刀「･･･沙和いるんだろ？劉備はどうしてる？」

沙和「ばれたの～･･･劉備は凪ちゃんたちと一緒に復興の手伝いをしてるの～」

一刀「そうか･･･俺も復興を手伝う･･･何もないと思うが･･･華琳を頼むぞ」

沙和「わかったの～」

一刀「凪･･･手伝いにきた･･･何をすればいい？」

凪「あ、隊長･･･ちょうどよかった････一緒に来てください」

一刀「揉め事か？」

凪「そんなところです････真桜」

真桜「あ、たいちょう～ちょうど良かったわ～」

一刀「何があった？」

真桜「律と劉備軍でちょいとなぁ～」

劉備「ねぇ、律ちゃん、もどっておいでよ。皆心配してるよ」

律「いえ、私は戻りません。」

劉備「そんなこと言わないで････ね」

律「私はすでに死んだ身････そんな私をほしいのですか？」

劉備「うん･･･だって律ちゃんは私の大切な「ならなぜあのようなことを？」それは･･･」

律「結局あなたは愛紗や鈴々のことしか思ってない･･･だからあんな「律！｣っ！はい････一刀様」

劉備「北郷さん、律ちゃんを返して！私の大切な仲間を！」

一刀「それはできない「なんで！？」律は既に死んでいる「うそ！」うそでは････」

劉備「だって、今でもちゃんと歩いてる話してるそれでどこが死んでるというの！？」

一刀「････心だ『一刀様』」

劉備「心？」

一刀「信頼してるものにだまされ利用され･･･彼女の心には余裕がない･･･そんな状態でお前の元に行ったらどうなる？･･･最悪壊れてしまうだろ」

劉備「そんなことない！「なぜそう言い切れる！？」それは･･･」

一刀「皆のものきけ！ここにいる劉備は律･･･徐晃を使い俺の暗殺を企て実行した･･･失敗に終わったがな･･･それだけに飽き足らず軍師の一人だった鳳雛を偽者に仕立て上げ殺そうとした！なぜか！？それは彼女が俺に危機を知らせようとしたからだ！そのため彼女は親友から引き離され命を危険に晒された････律も同じだ、死ななかったらこの世の果てまで追い回されるところだったろう･･･それは曹操軍と劉備軍によってな！」

劉備「わっわたしはそんなこと････ぜっぜんぶ朱里ちゃんが････」

朱里「とッ桃香様！？」

劉備「私はやってない！指示してない！全部彼女の独断です！」

一刀「見苦しいな････それが嘘か誠かはしらん･･･なら、お前はそのものの主としてどうする？」

劉備「私は････朱里ちゃんを差し出します」

朱里「そんな！桃香様！どうして！？」

劉備(大丈夫、北郷さんは女の子に弱いって噂だから･･･キットコレも演技だよ)

朱里(桃香様)

一刀「ならば･･･諸葛孔明、天の御使いを暗殺、実行した罪で連行する！異議申し立てはあるか！？」

朱里「ありません････」

一刀「真桜･･･つれていけ」

真桜「了解や････ほな、来てもらおうか」

一刀「お前らなにぼさっとしている！？復興はどうした！？やることはまだまだあるんだ！止まってる暇はないぞ！」

兵『はっはい！直ちに！』

一刀「凪、律抵抗するものに対しては力を使っていい･･･但し住民に怪我させないようにな」

凪・律『はい！』

一刀「春蘭！霞！周辺の警戒を！」

二人『わかった』

一刀「季衣、流琉、恋近くの街、村に行き食料などを買ってきてくれ、流琉これで間に合うようにな」

流琉「はい！」

季衣・恋『はい(わかった』

一刀「雛里！関で警戒任務に当たってる兵を呼び戻して来い！」

雛里「はっはい！」

一刀「元気な者や軽い怪我の者は復興を手伝え！いいか！？」

全員『はい！了解です！』

男「じゃまだ！じゃまだ！そこをあけろ！」

兵「おい！そこよりこっちを手伝ってくれ！」

男の子「はい！」

男「おう、ぼうずありがとうよ････おい！そこ！危ないぞ！」

兵「北郷様、復興に時間のかかる家屋はいかがいたしましょう？」

一刀「そうだな････今は手をつけなくていい･･･真桜、調べてきてくれないか？」

真桜「了解や･･･お前らいくでぇ！」

華琳「これなら早く復興しそうね」

一刀「ああ･･･おい！そこの兵とまれ！」

兵「はっはい！」ピタッ『ガラガラガラガラ』

一刀「こら！けが人が出たらどうする！？もっと気をつけろ！」

男「はっはい！すいやせん」

真桜「隊長調べてきたでぇ～･･･こことここは数軒やけれど･･･ここはあかん、ほとんどが新しく作ったほうが早いものばかりや」

一刀「わかった･･･試験的に一軒造る･･･真桜、材木はいくら必要だ？」

真桜「そうやね････大木3本程度かなぁ～」

一刀「わかった････なら、華琳。少しの間復興の指揮を･･･俺は森に行ってくる」

華琳「ええ、わかったわ･･･いってきなさい」

一刀「このくらいのでいいか？真桜」

真桜「十分や････ほんなら離れるで～」

一刀「ああ････えええい」

真桜「コレをこうして････ほな、もっていこか」

協「一刀、私も何か手伝えないか？」

一刀「なら、城にいる兵を全部こっちに回してくれ････いいか？」

協「そんなこと････しばしまっててくれ」

真桜「隊長？いまの劉協様では？」

一刀「ああ、そうだが」

真桜「帝を呼び捨てって････」

その後協が城中の兵や文官をつれ戻ってきて、一刀立会いの下新たな家が立ち

その間にも華琳の指示や、各勢力の支持のもと復興は思いのほか早く済んだ････

ただその中で劉備は何もできずにただただいただけだった

一刀「皆おつかれ、今日はここまでだ！空腹の中よくやってくれた････少ないが夕食を用意した食ってくれ」

『おおおおおおおおおおおおおお！』

流琉「そんなにあわてなくてもありますから！」

雛里「あわわ･･･おちついてください」

俺たち曹操軍と孫策軍には人々が並び、楽しそうに話合いながら食事をしていたが･･･

劉備軍いや･･･劉備の周りには誰も近寄らず･･･少し前まで大徳と言われていた劉備は見る影もなかった

愛紗「桃香様･･･」

鈴々「おねぇちゃん」

星「桃香様」

劉備「皆心配しないで･･･さぁ食べよう」

そんな時に最悪ともいえることがおきた････それは････

義勇軍の長「劉備様･･･すこし話よろしいか？」

劉備「はい、なんでしょうか？」

義勇軍の長「言いにくい話ですが･･･俺たちはもうアナタについていけません･･･今までありがとうございました」

劉備「え！？どうゆうこと！？」

長「俺たちはこんな時代にも関わらず優しい劉備様を慕ってここまで着ましたが、昼間のあの話を聞いたものが降りまして････」

劉備「そんな････」

長「俺たちも残念です････では失礼します」

愛紗「桃香様？昼間のとは？」

劉備「ううん･･･なんでもなよ」

星「隠し事ですか？」

劉備「本当になんでもないってば････」

長「北郷様････我らはアナタ様についていきたいのですが････よろしいでしょうか？」

一刀「俺は華琳･･･曹操の客将の身だ、まずは曹操に話を通せ。それからだ」

長「はい･･･わかりました」

劉備「どうして？どうして、北郷さんばかり････」

愛紗「まて！星！」

星「ふふふ、愛紗はいつもまじめだなぁ」

愛紗「それが何が悪い！？」

星「そんな視野が狭いといつかつまずきますぞ････私を止めたいのでしたら、一戦交えますかな？」

愛紗「望むところだ！覚悟しろ！星！」

星「おやおや･･･そんなっこうげきっあたりっませんぞっ」

愛紗「このっ！ちょこまかと！」

星「これで･･･終わりです」

愛紗「なんのまだまだ！『ゴスッ！』くっ！せッ星･･･きさま･･･」

星「だから言ったのですよ････つまずくと････」

劉備「愛紗ちゃん！星ちゃん、愛紗ちゃんをどうするつもりかな？」

星「さぁ、どうするつもりでしょうかな･･･劉備殿」

劉備「星ちゃん････まさか！？」

星「存外楽しかったですよ････ですが道を外れたあなたに付き合うほど私は落ちていないのでな！さらば！」

劉備「待って！星ちゃん！愛紗ちゃん！」

鈴々「星！まつのだ！」

星「ふふふ、鈴々よ････そなたも一緒にくるか？我が主の下へ････ふふふ、記憶を持たぬおぬしにはわからぬことだろうがな････」

鈴々「記憶？記憶ってなんなのだ！？」

劉備「愛紗ちゃん･･･」

鈴々「おねぇちゃん、星の言ってた記憶ってなんなのだ？」

劉備「そんなの････わからないよ････」

星「北郷殿････」

一刀「星･･･どうした？こんな時間に」

星「はい･･･北郷殿、私はアナタ様にくだりにきました」

一刀「下りに？義を重んじる星がか？」

星「はい･･･やはり、私の居場所はここなのだと････」

一刀「そうか････ところでそれって･･･」

星「ええ、愛紗です」

一刀「愛紗も･･･てことはないかな････気絶させてつれてきただろ」

星「はい･･･愛紗も私と同じくらいアナタ様をお慕いしておるのは知っています････ですが、あのまま劉備の元にいたとて･･･誰にも知らぬ間に死ぬのが･･･見えていましたから」

一刀「だから連れてきたと････そうか･･･」

愛紗「ん･･･んん････ここは････？」

星「起きたか。愛紗」

愛紗「星！よくも････ご主人様？」

一刀「お帰り愛紗」

愛紗「あ、ああ････ただいまです！ご主人様！」

鈴々「記憶･･･記憶ってなんなのだ？」

季衣「流琉はやく！兄ちゃん寝ちゃうよ」

流琉「待ってよ、季衣。そんなに早く行かなくても兄様はまた起きてるって････」

季衣「ワカラナイだろ！？そんなこと！」

季衣「あっ」

鈴々「にゃ･･･お前はつるぺたはるまき」

季衣「つるぺたはるまきいうな！っとそんなこと言ってるときじゃなかった･･･おきててね兄ちゃん」

鈴々「お兄ちゃん？って誰のことなのだ？」

季衣「兄ちゃんは兄ちゃんだよ」

流琉「季衣それじゃわからないでしょ･･･えっと、私たちが兄と慕ってるのは天の御使いの北郷一刀さんのことですよ、張飛さん」

季衣「もう、そんなこと言わなくていいよ････流琉いくよ」

流琉「まってよ!季衣」

鈴々「お兄ちゃん･･･天の御使い････北郷････一刀････！お兄ちゃん！思い出したのだ！お兄ちゃんは鈴々のお兄ちゃんなのだ～！」

おまけ

雛里「朱里ちゃん！」

朱里「雛里ちゃん･･･よかった･･･生きていたんだね」

雛里「え？それってどうゆう？」

朱里「え？桃香様が雛里ちゃんはもう････って」

雛里「えええ！私死んでないよ･･･ご主人様にたすけてもらったし････」

朱里「ご主人様って北郷さん？」

雛里「そうだよ････私も朱里ちゃんも愛してくれた、ご主人様」

朱里「えぇぇぇ！わっわたし、そんなこと・・・・」

雛里「ああ、ごめんね。今言ったのは前の記憶のことで･･･」

朱里「前の記憶？」

雛里「うん･･･私の持ってる前の記憶、そこにはね、ご主人様と朱里ちゃんと私が楽しくお茶してるの。私と朱里ちゃんが人ごみにまぎれないように手をつないで････」

朱里「新しいお菓子がおいしいっていったら『もう少し頼もうか？』って聞いてくれて････」

雛里「うん、あるときは私たちの無理なお願いを････」

朱里「笑顔で『うん、いいよ』って･･･」

雛里「うん、うん！･･･朱里ちゃん････記憶が････」

朱里「はっはれ･･･私････そんな大切な人を････」

雛里「朱里ちゃんにも記憶が残っていたのね････」

朱里「うん！私にもご主人様と一緒にいた記憶があるよ･･･雛里ちゃん！」

雛里「朱里ちゃん」

二人は･･･泣いた･･･一人はうれし涙を････もう一人は････

その夜二人は牢屋の中で抱き合いながら････涙を流しながら眠った

凪「････よかったですね････二人とも････」

二人「「････はい･･･(寝言)」」

あとがき

さて一日あけの更新

満足していただけましたか？