No.135215 異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 9話RYOさん 2010-04-08 23:13:10 投稿 / 全9ページ 総閲覧数:3748 閲覧ユーザー数:3461 |
2人の魔法少女に出会った俺、
高科雪人は、ようやく原作に介入した。
運命はここから変わる。変えてみせる。
それは大切な人のために・・・これから大切になるかもしれない人のために・・・・
魔法少女リリカルなのは月・・・・・・はじまります。
yukito side
あの温泉の一件の後、なのはちゃんは目に見えてふさぎこんでいる。たぶんフェイトと話し合えなかったことが堪えているんだろう。
でもそろそろ何とかしないと、アリサの堪忍袋が・・・・
「いい加減にしなさい!」
あ・・・破裂した・・・・
「こないだから、何話しても上の空でボーっとして!」
「ご・・・ごめんね。アリサちゃん。」
「ごめんじゃない!わたし達と話してるのがそんなに退屈なら、一人でいくらでもボーっとしてなさいよ!いくよすずか。ユキト!」
「ア・・・アリサちゃん。・・・・・あっ、なのはちゃん・・・。」
「いいよ、すずかちゃん。今のはなのはが悪かったから。」
「そんな事無いと思うけど。とりあえずアリサちゃんも言いすぎだよ。少し話してくるね?」
そう言ってすずかはアリサを追っていった。
「ユキくんは・・・・行かないの?」
「俺はいいよ。それでなのはちゃん。この前も聞いたけど、それは話せないことなのか?」
「うん・・・ごめんね。隠し事なんかしちゃって・・・。ユキくんも嫌な気分になっちゃうよね・・・。」
すごいオーラだ。なのはちゃんの周りだけ暗くなっている。
「そんなことないよ。」
「でも・・・友達に隠し事なんて・・・」
「なのはちゃん。友達だからって言いたくないことや、思い出したくないこと、悲しかったこと、失敗したこと、それを全て話さなければならない・・・なんてことは無いんだ。だから、君が話せないんだったら話さなくても良いし、話せるんだったら話せば良い。真実をぼかしながらでも、たとえ話でもね?」
「ユキくん・・・・でも、ごめんなさい。」
「そっか。話せないか・・・。これだけは覚えておいて、アリサはなのはちゃんが心配だから、悩みを相談してほしかったから、あんなことを言ったんだ。」
「・・・・うん。」
俺はなのはちゃんのそばに居た。アリサには、すずかがついている。だからなのはちゃんには、俺がついていようと思ったんだ。
夜
「さて、確か今日だったよな、フェイトとなのはちゃんの3回戦目は。」
あまり記憶力に自信は無いけど、アリサとなのはちゃんのケンカがあったから今日だと思う。
「っ!?」
ジュエルシードの魔力を感じた後、それを他の魔力で覆うのを感じた。
「そろそろ行くか。」
俺は髪と服をユエモードにして、仮面を装備する。そのまま俺は夜の闇の中へと飛び込んでいった。
side out
nanoha side
わたしは学校から帰った後、ユーノくんとジュエルシード探索に出かけました。
「あ~・・・タイムアウトかも。そろそろ帰らないと・・・。」
ジュエルシードを探していましたが一向に見つからなくて、もう夜の7時になっちゃいました。
「大丈夫だよ。僕が残ってもう少し探していくから。」
「うん・・・。ユーノくん1人で平気?」
「平気。だから晩御飯取っといてね?」
「うん。」
わたしはユーノくんに「じゃあね」と手を振りながら。家への道を走りました。
(アリサちゃんとすずかちゃんそろそろお稽古が終わって、帰る頃かな?)
わたしはそう思って、携帯を開いてメールが来ているか確かめたの。・・・・新しいメールは無かったの。
side out
FATE side
「大体このあたりにあると思うんだけど、大まかな位置しかわからないんだ。」
「はあ~。確かにこれだけゴミゴミしてると探すのにも一苦労だ~ね。」
仕方ない・・・か
「ちょっと乱暴だけど、周辺に魔力流を打ち込んで強制発動させるよ。」
私はそう言って魔力を・・・
「あー待った。それあたしがやる。」
準備をしようとした時、アルフがそう言ってきた。
「大丈夫?結構疲れるよ?」
「このあたしをいったい誰の使い魔だと?」
「じゃあ、お願い。」
「そんじゃあ!」
そういってアルフは周辺に魔力を打ち込んだ。
ジュエルシードが発動する気配がする。じゃあ早く封印しようか。お母さんのためにも。
side out
nanoha side
「ッ!?」
辺りに魔力が流れるのを感じた次の瞬間、ジュエルシードの魔力を感じた。
わたしはその魔力を出している場所に向かう。もしかしたら、あの子がいるかもしれない。
「レイジングハート!お願い。」
「セットアップ。」
レイジングハートがそう言うとわたしはバリアジャケットを纏って、杖を持っていた。
レイジングハートをセットアップすると、ユーノくんから念話が来た。
(なのは、発動したジュエルシードが見える?)
(うん。すぐ近くだよ。)
(あの子達も近くにいるんだ。あの子達より先に封印して!)
(わかった!)
そう言うとわたしはレイジングハートをシーリングモードにして封印する準備をはじめた。
ドォン!
という音とともにわたし達はジュエルシードに封印の魔法を撃ったの。
ジュエルシードにわたし達の魔法が当たって、宙に浮く。
「リリカル!マジカル!」
「ジュエルシードシリアルⅩⅨ!」
「「封印!」」
封印魔法が放たれ、それを受けたジュエルシードは沈黙する。
ジュエルシードに近づいていく。
わたしはそのときアリサちゃん達との出会いを思い出していた。
私がアリサちゃんを叩いちゃって、アリサちゃんとケンカになっちゃって、すずかちゃんが止めてくれた。あのときを。
アリサちゃんやすずかちゃんとも初めて会ったときは、友達じゃなかった。話をできなかったから、分かり合えなかったから。
アリサちゃんを心配させたってユキくんが言ってたけど、それもわたしが本当の気持ちを、思っていることを言えなかったから。
「やった!なのは!早く確保を!」
「そうはさせるかい!」
そう言って狼さんがわたし目掛けて落ちてきた。
ユーノ君がとっさに守ってくれて、助かったけど。
プロテクションが割れると、そこにはフェイトちゃんが居た。
「この間は自己紹介できなかったけど。わたしなのは、高町なのは。私立聖祥大附属小学校3年生。」
わたしが自己紹介すると、
「サイズフォーム。」
フェイトちゃんのデバイスがが鎌の形になった。
「あっ!?」
わたしはレイジングハートを構える。どうしてあなたはそんなに寂しそうな目をしているの?
わたしがそう思っているとフェイトちゃんが距離を開ける。
やっぱり戦わなきゃダメなの?
フェイトちゃんが仕掛けてこようとしたとき、彼の声がした。
「やれやれ、また会ったね。魔法少女、そして使い魔の諸君?」
わたしに仕掛けてこようとしたフェイトちゃんが止まって、声のしたほうを見る。そこには・・・・
side out
yukito side
「あなたは・・・・・」
「ユエさん!」
フェイトとなのはちゃんは突然の俺の登場に驚いている。
どうしたものか・・・とりあえず俺がジュエルシードを狙っている。という印象でもつけますか。
「さて、それを渡してもらおうか。」
「っ!?」
「ユエさん!?」
俺はジュエルシードを指差しながら言った。
「それをよく調べてみたら、それは『持ち主の願いを叶える』という、厄介な性質であることが分かったのでね。悪人の手に渡って世界征服がしたい、などという願いでもされたら面倒だ。私が厳重に処分しようと思ってね。」
俺がそう言うと、フェイトがサイズフォームで切りかかってきた。
「そんな事、させない!」
「写輪眼!白眼!そしてトレース・オン。」
創造の理念を製作し、基本となる骨子を偽造し、
構成された材質を創造し、製作に及ぶ技術を抽出し、
成長に至る経験を偽装し、蓄積された年月を想像し、
あらゆる工程を幻想と成し、
ここに、幻想により創造される剣を成す!
「是、万死ヲ刻ム影。」
そう.hack//G.Uの主人公ハセヲが使った。死の恐怖を宿す大鎌。それでフェイトの攻撃を受け止める。
ガキン!
「鎌!?」
「驚いている暇はないぞ!」
「くっ!?」
俺は、大鎌の重さを使って、円を描くように、フェイトに攻撃する。がフェイトは俺の範囲の外に離れてしまう。俺は言った。
「・・・・いいのかね?わたしに構っていてはあの子があれを捕っていってしまうぞ。」
「くっ!?アルフ!」
「OKフェイトこいつは任せて、早くその子を伸しちゃいな!」
まずは、ジュエルシードのすぐ近くにいる彼女から、とでも思ったんだろう。そう言ってアルフは俺に、フェイトはなのはに向かっていく。
「フェイトの邪魔をするな!」
そう言いながら、アルフが人型になって襲い掛かってくる。
「そらそらそらそら!」
目にも止まらないコブシの連打。俺も負けじと大鎌の柄でコブシをそらす。
「そらぁっ!」
「くっ!?」
アルフからの1撃に俺はたまらず武器を取り落とした。
「・・・・なかなかやるようだな?」
「当然!あたしはフェイトの使い魔だからね!あんたもなかなかだけど、武器が無くちゃ戦えないだろう?」
「ふっ・・・残念ながら・・・・私は武器より素手のほうが強い。」
嘘です。普通、人は武器を持っている時より素手の方が強いとか無いです。
「言うねぇ~。じゃあこっちも本気で行くよ!」
「来たまえ。」
「はぁぁぁ・・・・おりゃぁ!」
「くっ!・・正拳突き!」
アルフが攻撃をしてくる。俺はそれを写輪眼の動体視力で避け、アルフに正拳突きを放つ。
「甘いよ!」
「何ッ!?」
その攻撃は予測されていたようだ。俺の攻撃はアルフのプロテクションに阻まれ、アルフに届かない。
「そりゃぁ!!」
アルフが大振りの一撃を放つ。大振りだったため、何とか避けて距離をとる。
「どうだい?武器が無いんじゃ、この防御は貫けないよ!大人しくしてな!」
「甘いな・・・・私が君たちに対して有効な手が無い・・・・とでも思ったのかね?」
「何ッ!?」
そう俺は魔導師対策として、影分身たちと協力しながら案を練っていたのだ。
俺はアルフへ向かっていく、対するアルフはプロテクションを張り俺を迎え撃とうとしている。
「これが答えだよ。2重の極み!」
俺はアルフのプロテクションにすばやく2撃を叩き込む。
パキィン!
「くぅぅ!?」
2重の極みをプロテクションに受けたことにより、アルフの腕に衝撃が走る。あの腕は少しの期間使えなくなるだろう。
アルフが腕の痛みで大きくのけぞる。そこに俺は追撃を仕掛ける。
「食らいたまえ。某元いじめられっ子の必殺技を・・・・。手刀横顔面打ち!連続ティーカオ!単把!背負い投げ!最強コンボ2号!」
アルフの側頭部への手刀、腹部への連続の飛び膝蹴り、両手を重ねてアルフに叩き込み、背負い投げで背中から落とす!
「カハッ!!」
「・・・・私の勝ちのようだな。」
アルフは今のコンボのダメージで動けない。俺はなのはちゃん達の方へ向かおうとした瞬間。
ガキィ!
「へ?」
なのはちゃんとフェイトが、レイジングハートとバルディッシュでジュエルシードをはさんでいた。
マズイ!
俺がそう思った瞬間には、レイジングハートとバルディッシュにはひびが入り、そしてジュエルシードからは白い魔力が放たれる・・・・・・・
あとがき
はい。雪人君がアルフをふるぼっこです。
この作品ですが、本当はフェイトと戦わせてみたかったのですが、なぜか書いているうちにアルフとのバトルに……orz
2重の極みですが、有名なフタエノキワミアー!とどっちにするか迷いましたが、エミヤシロウみたいな奴がいきなりそんなことをしたら敵の腹筋が崩壊して戦いにならないと思いこちらにしました。
万死ヲ刻ム影はネタです。出してみたかったんです。ハセヲはカッコよすぎます。
感想等などがありましたらコメントや応援をください。
それではこれからも異世界冒険譚をよろしくお願いします。
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交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。