華琳と春蘭と秋蘭、雪蓮と冥琳と許婚関係になってから、一刀の日常は一変していた。
北家の家に何かと、曹家や孫家の方々が訪れる様になったのだ。護衛に就く兵士としてはたまった物ではない。
名目は洛陽での仕事としているらしいのだが、明らかに子供達の仲を、もっと進ませる為としか思えない。
気が休まる日が少ない。どうしてこうなってしまったんだろうか。
旦那様も来訪を拒まず、むしろ歓迎している節がある。
……頼むから三当主共、自重して欲しい。切にそう思う。
護衛兵の日記から抜粋。
皇宮での出会いの日から、五年の月日が流れていた。
二年の間、華琳達や雪蓮と、許す限りの時間を共有していた五人。麗羽とは、一刀と華琳の二人が手紙でのやり取りをしている。
華琳達や雪蓮達が北家に来ると、真っ先に一刀の鍛錬を見に行く。
一刀も初めは、連絡をくれれば鍛錬をしないで待っていると言ったのだが、余計な気は使わないでいいと言っていた。
何度も一刀と会い、一刀の優しさと心の強さを知った五人は口に出さないが、一刀を認めていた。
武に置いては春蘭や雪蓮に届かない。知に置いては、華琳にも秋蘭にも。そして冥琳にも届かない。だが、その心は誰にも負けない強さを持っていたから。
それに武は届かなくても、二人と五分で戦う事は出来ていた。
力が無い一刀は、速さに特化していた。そうなる為に、並ならぬ努力をしたからなのだと、五人は峰から聞いて知っていた。
そして武器の特性もあるのだろうが、一刀は巧いのだ。戦う事が。
自分に襲い掛かる攻撃を、時にはいなし、時には捌き、時には避ける。そして、僅かな隙を探る事を続ける。
一刀と初めて手合わせした時に、春蘭と雪蓮はこう言っていた。「まるで、鳥を相手にしている様だった」と。
観戦している者も、一刀は舞を舞っている様にしか見えなかった。
だが、峰は厳しかった。
どれだけ手合わせがいい結果に終わっても、気付いた点を細かに一刀に注意し、次はどうすればいいのかを教える。
峰の助言を、一刀は不満を微塵も感じさせないで聞く姿勢を保っていた。
ああ、これが一刀が強くなれた答えなのかと、全員が納得していた。
どんなに自分に厳しい者でも、今まで上手くいかなかった事が出来れば、少なからず喜んでしまう。それを注意されれば、気分は決してよくはないだろう。
だが一刀は、そうではなかったのだ。今回が上手くいっても、次がそうだとは限らない。本物の戦場ならば、次などないのだから。
一瞬の失敗が身の破滅を呼び、味方にも危険を及ぼす事を峰は徹底して教え込んでいた。
一刀の鍛錬が終われば、洛陽に繰り出して他愛もない会話をする。
華琳や雪蓮が一刀をからかい、春蘭が暴れ、それを秋蘭や冥琳が諌めて、皆で笑う。
そんな日々が続いていた。
一刀達五人は、いつまでもこんな日が続くと思っていた。
そう、あの日までは。
「……して、準備の方は出来たのか?」
「はい。五年かけて、少しずつ進めましたので、気付いていても防ぐ事は出来ません。
皇帝陛下でも、これを防ぐ手立てはありません」
「そうか。……皇帝陛下にも困ったものだ。傀儡ならば傀儡らしく、我々のいう事だけを聞いていればいいのだ。
なのに、北家の言ばかりを重宝する。だから、我々もこの様な事をしなければいけなくなるのだ。
だが、これで一安心だな。皇帝陛下も年に勝てず、そう時を置かずして天に戻られるだろう。そうなれば、私達の思うがまま……」
「ですが、本当によろしいのですか? 民達から不満の声が挙がる事が予想されますが。罪状の確認を言い出す者達もいるかと」
火を落とし、暗い部屋の中で二人の影が何かを話し合っていた。
膝を着いて話している男の言葉に、椅子にもたれ掛かっている男は、つまらなさそうに鼻で笑う。
「それが何だと言うんだ。民? 言わせておけばいい。所詮、我々の奴隷と大差ない存在なのだからな。
確認をしたいと言う者には、金でも握らせろ。大抵の者はそれで黙る。黙らない者は……殺せ」
「……御意」
答えると同時に、音もなく膝を着いていた影は部屋から消えた。言われた事を実行する為に。
机の上にある酒を杯に注ぎ、口に運びながらもう一つの影は静かに笑い出す。
「クックック……お前はやりすぎたのだよ、北狼。民の事を考えろなどと、我からすればどうでもいいのだ。
皇帝陛下の幼馴染だからと、好き勝手しおって。まあ、これで消えるのだから、少しは余生を楽しむがいい」
場所は変わり、北家の執務室で北狼が一つの書状を読んでいた。
その顔には、苦渋の色がありありと浮かんでいた。
読み終えると同時に重々しいため息を一つ吐いてから、静かに書状を机の置き、峰を呼んだ。
「何でしょうか、旦那様」
「……もう無理らしい」
「そう、ですか……。では、あの指示通りに?」
「いや、それも既に無理の様だ。もう少しすれば、軍がここに来る。そうなれば、もう無理だろうな」
「……旦那様」
「峰、お前に頼みたい。一刀だけでも、逃がしてくれまいか? ……軍が押し入ってきた混乱に乗じて、逃げて欲しい。
幸い、一刀の顔は民には知られているが、腐った官僚達には知られていない。逃げ切れば、安全だろう」
「若様だけですか? 旦那様や奥方様も一緒では」
「いや、それはダメだ。私達も一緒に行けば、追っ手は無くならない。ならば……椿には悪いが、私と一緒に――」
「あら、悪くなんてありませんよ」
この部屋にはいないはずの、凛とした声が返事をする。
夫から聞かされていたから、何時かはこの日が来るのを覚悟していた北燕。
「一刀を助ける為なのでしょう? でしたら、私は何も言いません。あの子の成長を十四年も見れたのです。
私はそれだけで満足です。本来なら、生まれたその日に消えていたかもしれない命ですから」
「そう、だな……」
一刀が生まれる前に、大陸に広まった予言。一刀は、まさにその通りに産まれてきたのだ。
報告では、月の光と共に産まれたとされてきた。だが、それだけではなかった。
氣なのかどうか分からないが、事実、『光に包まれて』産まれたのだ。
だが、それも遂に知られてしまった。
十四年間もの長い間、知られなかった事の方が驚きなのだ。
北狼も北燕も、そして峰も一刀との日々を思い返していた。
しかし、もう時間がない。ならば、最後に――。
「椿……すまんないが、一刀を起こして連れてきてくれ」
「分かりました」
それから程なくして、一刀が部屋に入ってきた。
燕に言われたのか、両の腰に干将莫耶を下げ、丈夫な服を着て。
「何、父上。母上に言われて、準備はしてきたけど」
「……すまないな、一刀。父の力が及ばず、お前には苦難な道しか用意出来なかった」
「どういう事?」
「既に北家は存在しない。しない事になる。……そしてお前と私達は、今日で別れる。本当にすまない、一刀……」
「俺……父上が何を言ってるのか、分からないんだけど。存在しなくなるって、どういう事?」
「今は何も言えないんです。……誰も恨んではいけませんよ、一刀。これから何が起きても。いいですね?」
「恨む? 恨むって、どういう事だよ母上! 皇宮の誰かが、原因なのか!?」
声を荒げて訊ねる一刀だったが、二人共それに答える事が出来なかった。
皇宮の誰かの陰謀だという事は分かっていても、それが誰なのか、調べきる事が出来なかったのだ。
だからこそ、恨む事なく、一刀は一刀のまま過ごして欲しい。
人に好かれる一刀のままで。優しく、強い一刀のままでいて欲しい。そう願い、北燕は恨むなと言ったのだ。
「峰さん。峰さんは、何か知ってるよな? お願いだから、教えてくれよ!」
「若様。誰が企んだ事なのか、本当に分からないのです。だからこそ、旦那様も奥方様も言えないのです。
ですが、危険が直ぐそこまで来ています。今は旦那様達とお話を……」
「何だよ、それ……」
峰の言葉に、一刀は何も言えなくなってしまった。
誰かも分からない人の所為で、大好きな人達と別れなきゃはいけないのか?
恨むなって、そんなの無理だ。
その人の所為で、大好きな人達と別れるんだから。
一刀の心は、少しずつ暗い感情に塗りつぶされていく。
優しくても聖人君子じゃないのだから、そうなるのも仕方のない事。
「何、心配するな。ひとまず、お前には洛陽から脱出してもらう。それだけだ。陛下も、俺達の安全を保障してくれる。
知ってるだろ? 私と陛下が親友なのを。だから大丈夫だ。それに、そう易々と私が負けるものか。私の実力も知っているだろ?」
「私も、死ぬつもりはありませんよ。一刀が選んだ人と結ばれ、結婚式を見るまでは死ねませんからね」
「父上……母上……。本当だね? 絶対に死なないんだね?」
北燕は一刀を抱きしめ、北狼は一刀の頭を撫でながら言う。
一刀が安心出来る様に微笑みながら。
二人は一刀の問いに、一つ頷く事で答える。
「……分かった。じゃあ、俺は洛陽を出るよ」
「ああ。一刀は色々な場所を見たいと言ってたな。ゆっくりと見聞を広げてこい。これは少ないが路銀だ」
「後の事は、峰さんに頼んでありますからね。峰さんのいう事を聞くのですよ?」
「もちろん。じゃあ、行ってくるよ、父上、母上」
『いってらっしゃい』
別れの挨拶を済ませ、一刀は峰と一緒に屋敷から出て行った。
一刀が屋敷を出て程なくして、大きな声が屋敷を包み込んだ。
「謀反人、北狼に告ぐ! 屋敷は既に取り囲んだ! 抵抗せずに出てくれば、罪も軽くなろう!
だが、抵抗するならば、その命は無い物だと思え! 返答は如何に!」
それから数分して、北狼と北燕が手勢を引き連れて門を開ける。
その手には、剣が握られていた。
「黙れ! 私が謀反などと、笑わせるな! だが、申し開きはせぬ! 無駄だからな!
何が真実かも考えず、命令を聞くだけの犬めが! そう容易く、この命奪えると思うな!」
「飽く迄も、抵抗すると言うのだな? ならば、その命はない! 皆の者、謀反人を殺せぇぇぇぇ!」
そして、北家の屋敷は剣戟と怒声に包み込まれた。
屋敷を出て、城門に向かって走っている一刀は、静かに涙を流していた。
「ありがとう、峰さん。ここまで来ればもう大丈夫だろうから、父上達を助けてあげて欲しい」
「……いえ、若様。間違いなく、若様にも追っ手が来ます。それを止めるのが、私の役目。
旦那様と奥方様にも頼まれていますので」
「そっか。でも、父上も母上も嘘が下手だね。あんなばればれの嘘じゃ、誰も引っかからないって」
「それは若様も同じですよ。血は争えないと言う事ですね」
「それもそうだね」
他愛も無い会話をしながら城門に向かっていた二人の耳に、何十人もの足音が入った。
二人は互いに頷くと、更に加速して城門に向かう。
「これは峰様! こんな時間にどうされたのですか?」
「これから北郷様が見聞の旅に出るのだ。申し訳ないが、門を開いてくれないか?」
「こんな夜分の時間にですか? まあ、峰様と北郷様ですから、特に問題はないでしょうね。
おい! 城門を少しだけ開け! 北家の若様が旅に出られるそうだ!
……では、道中お気をつけて。私達は、あなた様の帰りをずっと待ってますよ」
「ありがとう。じゃあ、行ってくるね」
「外套と食料をお忘れですよ。持って行って下さい。それと表に雲耀がいるので、お使い下さい。飽く迄も、貸すだけですからね?」
「――分かった。ありがたく使わせてもらうよ。じゃあ、また何時か……」
「はい、また何時か……雲耀!」
放し飼いにしている雲耀を峰が呼ぶと、嘶きと共に一頭の馬が走ってくる。
峰と苦楽を共にした馬である。
「雲耀。若様を頼むぞ」
言葉が分からなくても、想いは通じるのだろう。雲耀は峰の言葉に一つ頷くと、一刀が乗り易い体制をとる。
「よし、行くぞ雲耀!」
一刀を背に乗せ、雲耀は平原を走り出す。
その後ろ姿を見ながら、峰は静かな笑みを浮かべていた。
「若様。若様と過ごした七年間、本当楽しかった。天に戻った弟と過ごしている様でした。
本当にありがとうございました」
言い終わると同時に、峰は振り返る。
そこには、追いついた百人ばかりの軍兵士が、武器を構えていた。
「おい、貴様! 謀反人の息子はどうした!」
「謀反人の息子? 知らんな、そんな者」
「嘘を吐くな! 貴様が一緒に逃げているのを、この目でしかと見たのだぞ!」
「黙れ下郎! 例え知っていても、貴様らのような輩に教える筈がなかろう!」
「き、貴様……! 我々に陛下の軍に楯突いて、無事で済むと思っているのか!?」
「ふっ……。腐った軍の間違いだろ?」
「皇帝陛下直属の我々を愚弄するかぁ! もういい、こいつを殺せ! まだ遠くへは行っていないはずだ。こいつを殺し、追うぞ!
最悪、謀反人の息子は、民と親しかったらしいからな。民に聞けばいいだろう。どんな手を使ってもな」
「この屑がぁぁぁぁ!」
「なっ!」
隊長と思わしき者の一言で、堪忍袋の緒が切れた峰は、その者を持ってきた槍で刺し殺す。
避ける間もない、まさに神速の一刺しだった。
「追えるものならば、追ってみせろ! だが、この峰至弦の命、貴様らにくれてやる程安くはないぞ!」
門兵は、突然の出来事に唖然としてしまい、僅かに開いた門を開く事も閉じる事も出来ないでいた。
それ幸いと、峰はその門の前に陣取って槍を構え、通れない様にするのだった。
場所は、北家の屋敷へと戻る。
「ここまでか……」
そう呟く北狼の剣は既に折れ、体中に切り傷と刺し傷が出来ていた。
その腕の中には、身動き一つしない北燕の姿があった。
炎に包まれた屋敷の執務室で、腕の中にいる燕へと語りかける。
「一刀は逃げ切れただろうか……。一刀か……何故、読みが違う真名を……。何を考えていたんだろうな。
だが、つけるのが当たり前って思ったんだよなぁ。曹嵩達に教えた時も驚いてたもんなぁ。
……なあ、椿? この十四年間、本当に楽しかったな……。
華琳ちゃん達や、雪蓮ちゃん達が来る様になってから、もっと楽しかったよな……。
また、全員で平原に出かけような。絶対に……――」
そして、屋敷は炎と共に崩れ落ちていった――。
時を同じくして城門の前では、軍の命令で門は全開になっていた。
しかし、一人としてその門を通る事は出来ないでいた。
「貴様ら! たった一人に、何をもたついておる! ええい、早く殺さぬか!」
「で、ですが副隊長! あの者の武は、我々では……」
「黙れ! あの者を見てみよ! 既に満身創痍ではないか! ちまちまと行かず、掛かれるだけ全員で一気に行けぇ!」
「はっ! 行くぞ!」
北狼と同じ様に、峰も全身から血を流していた。
その左腕は既に無い。だが、その武は何者も寄せ付けない強さがあった。
片腕で振るっている筈の槍で、何人もの男を吹き飛ばす。
まさに、万夫不当の豪傑の姿がそこにはあった。しかし――。
(血を流しすぎたな……。まさか、その所為で腕を斬られるとは……。若様に笑われてしまうな。
だが、まだ闘える! 若様が遠くに行くまで、誰もここを通さぬ!)
「どうした! まだ誰一人としてここを抜けておらぬぞ! 貴様らの言う軍の力とは、この程度の物なのか!
ならば、片腹痛いわ! どうした、こな――ぐふっ!」
内臓にも損傷があったのか、思わず吐血してしまう峰。
その隙に兵が一斉に襲い掛かり、峰の体に槍を刺し貫く。
「そ、その様な攻撃効かぬわぁ! この門を通りたくば、私を殺してみせよ!」
自らを刺し貫いた者達を槍で飛ばし、振り切ったままの姿で声を挙げる峰。
その姿に兵士達が恐怖を覚える。
槍に刺し貫かれても死なない者などいるのか。こいつには勝てない。無理だ、逃げたい。
そんな思いが恐怖となって、既に半数になった兵士達に広まっていく。
しかし、そんな恐怖の中、一人の兵士がある事に気付き、恐る恐る峰に近付いていく。
近付いて峰の顔を見たその兵士は、驚愕の余り腰が抜けてしまった。
「ふ、副隊長!」
「な、何だ!」
「この者……既に死んでます!」
「バカな! 殺気を放つ死体など、あるものか!」
「ですが、事実息をしておりません!」
「……この様な者が、この世にはいるのか。しかも、兵の半数と隊長を失ってしまった。
おい、そこのお前! 城に戻り、この事を報告してこい! 俺はこのまま、謀反人の息子を追う!」
「御意!」
「行くぞ、皆の者!」
副隊長は兵士達を連れて、洛陽の門を抜けていく。
しかし、一刀を見つける事は出来なかった。
道中の門を通る事なく、山道を越えていたからなのだが、兵士達にはそんな事が分かる筈も無く。
一刀は無事に洛陽を脱出する事が出来たのであった。
それから数日して、大陸に北家が謀反を企てたとして、処刑された事が報せられた。
華琳達や雪蓮達。麗羽はその事が信じられず、父達に問い詰めるが、黙して語る事はなかった。
そしてそれからの洛陽は、十常侍達宦官や何進達の暴政によって民達は安全な暮らしが出来ない様になっていった。
暴政を行えない様に、抑え続けた北狼がいなくなったからである。
麗羽は一刀が行方不明と知り、更に父を病気で亡くしてからは、一刀と出会う前の姿に戻ってしまった。
華琳と春蘭、秋蘭は昔以上に男や、腐った官僚を嫌う様になっていく。
その中でも、雪蓮と冥琳が一番酷い状況だった。
一刀は死んでいないと、雪蓮が勘を働かせて信じていたので大丈夫だったのだが、父孫堅の死である。
命令で劉表に攻め込んでいる時に、黄祖の部下の弓により死んでしまう。
それによって孫堅軍は瓦解してしまい、それに乗じた袁術によって呉の地は吸収されてしまった。
運命の歯車は噛み合わず、少しずつズレを生じさせながら回り続ける。
乙女達の想いは、どこに行くのだろうか――。
第一章・完
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一日、間が空いてしまい、申し訳ありません。
次に働くゲーム会社の派遣が決まり、準備に追われていたのと、ちょっと今回の話は難産だったもので。
では、今回で一章が終わります。
ちょっと駆け足気味ですが、この展開は初めから決めていたので、ご了承下さい。
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