凪の忠告から数週間たったある日・・・・
華琳「皆、よく聞きなさい・・・・今、朝廷より黄巾党の討伐令が正式にきたわ・・・・コレより我が軍は彼らの殲滅に全力を挙げることになる・・・・各自、準備を怠るなよ!」
『御意』
一刀「それにしても・・・・ほんと、いまさらって感じだな・・・・遅すぎる」
華琳「しかたがないじゃない・・・・現に力が衰えてるのは事実なんだし・・・・・それと一刀」
一刀「なんだ?」
華琳「これから討伐で忙しくなる・・・・アナタにも出てもらうことになるけど、いいわよね?」
一刀「俺はかまわんが・・・・」
華琳「何?何か言いたいことでもあるのかしら?」
一刀「いや・・・・やっぱりやめておく・・・」
華琳「そう・・・・では、解散!」
解散と聞き皆がぞろぞろと部屋の外に出る中・・・・
凪「隊長・・・今日の警邏はどのように?」
真桜「たいちょ~、今日はうちと一緒にいこうや~」
沙和「ああー、真桜ちゃんずるいの~、私も~」
流琉「あの・・・兄様・・・私も・・・・」
一刀「おいおい、お前ら華琳の前だぞ・・・・」
華琳「・・・・流琉すこしいいかしら?」
流琉「はい・・・・なんでしょうか?」
華琳「アナタは今この時を持って・・・・親衛隊隊長とする・・・・いいわね?」
流琉「え!?・・・でも、私・・・・」
華琳「無理しない程度なら警邏もしてもいいわよ・・・・くれぐれも無理をしないなら・・・ね」
流琉「はい!」
一刀「よかったな、流琉。親衛隊隊長なんて・・・・おめでとう」
流琉「はい・・・・うれしいけど・・・・私は兄様と一緒にいたいのです!」
一刀「華琳にも言われただろ?無理はするな・・・・俺からの忠告だ・・・」
一刀「もし、無理をして警邏を続けたら・・・キット華琳はそれを禁止する・・・だから、無理はするな・・・俺も流琉と一緒に仕事できる機会が減るのは悲しい・・・」
流琉「兄様・・・・」
彼と彼女らが街へ向かうために廊下を歩いていると・・・・
秋蘭「あ・・・北郷・・・ちょうどよかった」
一刀「何かあったの?秋蘭」
秋蘭「ああ・・・・今、報告があったのだ・・・・近くに大規模な賊が出たと・・・・」
一刀「そうか・・・・ちょうどよかったってことは・・・・まさか・・・・」
秋蘭「ああ、そのまさかだ・・・・私と一緒に討伐に出てくれ・・・・」
一刀「わかった・・・・凪たちはこのまま警邏をしてくれ・・・・・流琉・・・ついてきてくれ」
流琉「はい!」
凪「隊長・・・・ご武運を・・・」
一刀「ああ・・・ありがとう・・・」
秋蘭「いくぞ・・・北郷、流琉」
一刀「まってくれ・・・・!」
凪「いってしまったな・・・・」
真桜「そうやね・・・・しっかし」
沙和「タイミングが悪いの~」
凪「仕方あるまい・・・・では、私の隊は西地区を・・・・」
真桜「なら、うちは南と東を担当するわ・・・・」
沙和「なら、北をやるの~、あっあと間謀の取り締まりもするの~」
凪「では、各自持ち場に移動!」
『はっ!』
・・・・
春蘭「おお・・・・凪ではないか・・・・・すこしいいか?」
凪「はい・・・なんでしょうか?」
春蘭「実はな秋蘭の姿が見えんのだ・・・・何かしらないか?」
凪「秋蘭様なら先ほど隊長と流琉をつれて賊の討伐に向かわれましたが・・・・」
春蘭「賊の討伐・・・・?おかしいな・・・そんな報告は受けてないのだが・・・・わかった・・・」
凪「では・・・私は失礼します・・・・」
真桜「ひまや~」
??「あら、そんなに暇なのかしら?」
真桜「ひまや~って華琳様!?どうしてここへ?」
華琳「少し一刀に用があって・・・・ところで一刀は?」
真桜「あ~、隊長なら秋蘭様と一緒に賊討伐に行きましたが・・・・」
華琳「そう・・・・わかったわ・・・・仕事頑張りなさい」
真桜「は~い」
沙和「せっかく今日オープンの新しい茶屋、隊長と一緒に行こうと思ったのになぁ~」
桂花「あんな男と行くなんて・・・アナタ頭おかしいのではないの?」
沙和「そんなことないの~、桂花様はなんでそんなこというの~?」
桂花「ふん・・・・そんなことどうでもいいじゃない・・・・それより華琳様を見かけなかった?」
沙和「ソンナヒトシラナイノ~」
桂花「そう・・・・ああ、華琳様一体どこに~」
沙和「隊長の悪口言うやつなんて・・・・死んで地獄に落ちればいいの~」
季衣「あ、沙和ちゃん」
沙和「あれ?季衣ちゃんなの~。どうしたの?」
季衣「うんとね・・・兄ちゃんに教えてほしいことあったから探してるんだけど・・・・しらない?」
沙和「隊長は~今秋蘭様と一緒に討伐中なの~」
季衣「そっか・・・・帰ってきたらおしえてね」
沙和「わかったの~」
凪(隊長はどこに行っても人気物ですねぇ)
真桜(隊長・・・・はよ帰ってきてな~)
沙和(ほんと隊長はモテモテなの~・・・・あのあほ軍師は死ねばいいの)
桂花「ハックション!何なのこの感じは・・・・そうか、この私を褒め称えているのね・・・・ふふふ」
秋蘭「すまなかったな・・・北郷」
一刀「仲間じゃないか・・・それに、流琉の実力も見れたし」
流琉「もう・・・兄様ったら・・・・」
秋蘭「では私は華琳様に報告をしてこよう・・・・今日はありがとう」
一刀「ああ、行っておいで」
・・・・
一刀「さて・・・・凪たちの様子でも見てこようかな・・・・・」
季衣「あっ!兄ちゃんおかえり!」
一刀「ああ、ただいま。季衣」
季衣「ねぇ、兄ちゃん・・・・今時間ある?」
一刀「ああ・・・・大丈夫だが・・・どうした?」
季衣「うんとね・・・僕に勉強教えて」
一刀「いいけど・・・・・流琉も一緒にどうだ?」
季衣「うん・・・・ねぇ、流琉一緒にやろうよ」
流琉「いいのですか?兄様」
一刀「いいよ・・・・それじゃぁ俺の部屋に行こうか」
二人「はい!」
秋蘭「華琳様・・・報告が送れて申し訳ありません」
華琳「べつにかまわないわ・・・・それで、賊はどうしたかしら?」
秋蘭「はい、北郷と流琉の活躍により我が軍はほとんど無傷で勝利を収めることができました」
華琳「・・・・流琉の力はどうだったかしら?」
秋蘭「はい・・・・力だけは季衣と同等かと・・・・それと・・・・」
華琳「それと?」
秋蘭「はい・・・それと・・・・北郷の言うことはちゃんと判るようでして・・・・」
華琳「一刀の言葉ならどんなものかわかると?」
秋蘭「おそらく・・・・」
華琳「ありがとう。報告は以上でいいわ」
秋蘭「はい・・・・失礼します」
華琳(一刀・・・・アナタはどんな力を持っているのかしら・・・・?)
春蘭「北郷~!北郷ー!」
一刀「どうしたの?春蘭」
春蘭「おお、戻ってきていたか・・・・北郷、私と仕合をしてくれ」
一刀「仕合?今から?」
春蘭「ああ・・・・何をしているのだ?」
一刀「季衣と流琉に勉強を教えているんだよ・・・・」
流琉「兄様・・・ここはなんと読むのでしょうか?」
一刀「ああ・・・ここは・・・・」
季衣「兄ちゃん・・・・わかんないよ」
一刀「ここは・・・こう・・・・急がなくていいよ・・・・ゆっくりやっていこう」
二人「はい」
一刀「春蘭・・・仕合だったね・・・・明日じゃだめかな?」
春蘭「かまわんが・・・・わかった、では明日な」
一刀「明日演習場に顔だすよ」
春蘭「ああ・・・・そうしてくれ・・・では」
一刀「明日二人は非番だっけ?」
二人「はい」
一刀「それじゃぁ、武器化してくれないか?」
季衣「いいよ」
流琉「はい。兄様」
春蘭「ほんとうにそれでやるのか?」
一刀「そのつもりだけど・・・・だめ?」
春蘭「だめとはいわんが・・・・扱いきれるのか?」
一刀「大丈夫だよ・・・・たぶん」
春蘭「ならば・・・・いくぞ!」
一刀「こい!」
彼女は剣を構え突進してくるが・・・・彼は左手に持った流琉の武器を彼女に向けて打ち出す
春蘭「甘い!」
彼女があっさり叩き落とすが・・・・
一刀「それは・・・・・どうかな!」
右手にもった季衣の武器が彼女の左側からなぎ払うように襲う
春蘭「そんなもの・・・・・効かぬ!」
最低限の動きでその攻撃を避けるころには叩き落したはずのヨーヨーが目の前に迫っていた
春蘭「くっ!うわぁぁぁ!」
剣でガードするもののその速度、重量によりかなり後ろに下げられてしまった
そんな彼女の前には・・・・右手はトゲ付き鉄球と左手には巨大な円盤を持った青年が立っており
一刀「たのしいな!春蘭!」
春蘭「ああ、楽しいな北郷!」
一刀「だけど!」
春蘭「だが!」
『勝利するのは俺(私)だぁぁぁぁぁ!』
あとがき
やっぱり戦闘シーンは苦手だ!
眠気で頭がぼーとしますが・・・・ついでに呉書いておこう
Tweet |
|
|
51
|
4
|
追加するフォルダを選択
眠い