No.133226

健気な決意 ~真・恋姫†無双 恋の気持ちⅡ~

Chillyさん

つい浮かんでしまった妄想を……。とっても短いです。

前回日常の恋を書いてみたのですが、戦いの場の恋というもの浮かんでは消え、浮かんでは消えとなっていたので書いてみました。

日常が恋の可愛らしさを出せるとしたら、戦場は凛々しさを出せると思っておりますが、この文で出せたかどうか……orz

2010-03-30 12:59:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3600   閲覧ユーザー数:3188

 ご主人様といるといつも思う。

 

 ご主人様はとても“不思議”。

 

 胸の奥をフワッとさせたり、チクンとさせたりいろいろさせる。

 

 これから恋は戦いにいく。ご主人様と、皆と戦いに行く。大事な戦い……。

 

「ご主人様も……戦う……」

 

 背中がゾクッと冷たくなった。

 

 ご主人様、強い……。

 

 ご主人様はねねにも詠にも、愛紗や恋とも違うおっきな力を持ってる……けど、とっても弱い。

 

 ……ご主人様がいなくなる……。

 

 背中のゾクゾクが強くなる。

 

 セキトとねねがいたらいいとずっと思ってた。

 

 ずっとずっと前に。セキトとねねと三人いて、ちゃんとご飯を食べられたらそれでいいと思ってた。

 

 でも……ご主人様がいなくなるのは好きじゃない。

 

 でも……ご主人様がいなくなるのは寂しい。

 

「もう、寂しいのは嫌……」

 

 ご主人様、遠くに行っちゃダメ……。恋を置いていなくなっちゃダメ……いなくなっちゃったら、恋には見つけられないから……。胸の奥がとっても冷たくなるから……。

 

 だから恋は、ご主人様の傍にいる。ずっとずっとご主人様に必ずついてく。

 

「ご主人様を守る……」

 

 恋の出来ること、恋のやらなくちゃいけないこと。

 

 恋がやりたいこと。

 

 ご主人様のおっきくて不思議な力。

 

 ご主人様といると感じる不思議な気持ち。

 

 いつもより戟が軽く感じる。いつもより速く動ける。

 

 ご主人様の隣だと、恋は天下無双。

 

 握った戟を高々と掲げる。周りの人にもみえるように。

 

「……ご主人様は、恋が守る……」

 


 
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