~天幕~
白「だいぶ近づいてきたな」
今俺たちは呉の都・建業の近くに天幕を張っていた。
焔「そうですね・・・父上は元気にしているでしょうか?」
白「大丈夫!!おの親父だぜ!?」
焔「そうですね」
微笑みながらいいかえす
千「白にぃ~!」
白「どうしたんだ千里?」
息を切らせながら走ってくる。
千「ねぇねぇ!!近くの森の中に湖があるから行こうよ!!」
白「う~んそうだなぁ」
チラッと焔と千里と一緒に来た蛍を見る
蛍「まぁいいでしょう。」
焔「そうですね・・たまにはいいでしょう」
白「そうと決まった行くぞ!!」
千「わ~い!早く早く~!」
ピョンピョンと跳ねてびながら天幕を出て行く
白「待て今行くから!!」
自分の武器を持って後を追う
焔「大丈夫でしょうか?」
蛍「まぁ白夜様もいるので大丈夫でしょう。それに千里もそこらへんの者に遅れはとりません」
焔「しかし・・・」
蛍「それとも白夜様を千里に取られたのがくやしかったか?」
ニマニマと嫌な笑みを浮かべて言うと
焔「ば・馬鹿なことを言わないでください!!そりゃぁちょっとは羨ましいですけど・・はっ!何を言わせてるんですか!私は兵の訓練に行ってきます!!///」
足早に天幕を出て行く
蛍「くっくく・・・やはり、焔を弄るのは面白い」
声を押し殺して笑う蛍でした。
~森の湖~
白「おぉ~~結構広いなぁ~それに綺麗だ!」
千「でしょ~~たまたま見つけたんだよねぇ~」
白「たまたまって・・・また勝手に遊びに出てたのか??」
千「だって暇だったんだもん」
白「暇だったんだもんて・・・・蛍にばれたら怒られるぞ?それに一人で勝手に出歩くなってこの間怒られたばっかりだろ」
千「うっ・・・・でも私はそんじょそこらの奴に負けるほど弱くはないよ!!」
たしかにそうだ・・・先日の戦もそうだったが、蛍も千里も軍師なのに敵と戦っていた。それなりに強いとは分かっているが
白「だけど駄目だ・・千里にもしもの事が起きたら悲しいだろ・・」
千「白にぃ・・・うん今度からは気をつけるよ!!」
白「あぁ!そうしてくれ(ナデナデ」
そう言って撫でてあげると気持ちよさそうに目を細めた
白「さて遊ぶか!!」
千「うん!!」
俺たちは、魚釣りをしたり、連れてきた蒼狼を水で洗ったりして楽しんだ。
白「結構遊んだなぁ~」
時間的に言うと今は昼ぐらい
千「うん!!」
白「蒼狼も遊んだか?」
蒼「ガウ!」
白「そうか・・・・俺はまだここに残るけど千里はどうする?」
千「うーん・・・私は先に帰ってる」
白「そうか・・・じゃあ蛍と焔に言ってて」
千「わかったよ~」
言い終わると走って陣営へと戻っていく
白「さてと・・・湖もあるし武器の手入れでもするか」
武器を地面に置き手入れを始める。
白「やっぱり刃こぼれもしてないな・・・本当にスゲェなこの武器」
俺が持っている武器はすべて特殊な素材で出来ているらしくて強度・切れ味など最高だ。
白「うん・・・全部手入れ終わったな・・蒼狼!」
蒼「ガウ?」
白「毛並みそろえるからこっちにおいで」
蒼「ガウ!」
蒼狼は寝かせていた体を起こして白夜の元に歩いていって腰を下ろした。
白「よしよし・・・お前って本当にふかふかしてるな」
櫛を蒼狼の毛に通しながら白夜は言う
白「そういえば孫堅・・・とうとう見れなかったなぁ~。この世界に来てもう2ヶ月半くらい経つけど未だに曹操にも孫堅にもましてや劉備にも合えてないし・・・まぁ会えないものは仕方ないなまたどこか出会えるだろうし」
蒼狼の毛並みをそろえ終えた白夜は武器とは別に持ってきたバイオリンを手に持った。このバイオリンは、親父の家で作ったものだった。もともと楽器などを作るのが上手くまた、弾くこともできたので出来上がった時一度弾いてみたらみんなに好評だった。
白「久々に弾くな・・・」
立ち上がりバイオリンを弾きだす。」
~湖に向かう一団~
?「まってよ~お母さん!」
?「急ぎすぎですぞ幸蓮(こうれん)殿」
幸「なにいってるんだい!皆が遅いのよ!ほら祭(さい)も小蓮(しゃおれん)もしゃきしゃきあるきなさい!」
小「ぶ~~お母さんが早いんだよ!」
?「そうです!お母様はもうちょっと回りに会わせるべきです!」
?「確かに蓮華(れんふぁ)様の言うとおりです。」
?「はぅ~つかれました~」
?「明命(みんめい)!頑張って!」
?「ふん・・・このくらいで情けない」
?「そう言いますけど・これはきついですよ~思春ちゃん」
?「蓮華様~待ってくださいよ~」
?「しっかりしなさいよ!!もうすぐなのよ?ほら明命も亜沙(あーしぇ)も!」
幸「雪蓮(しぇれん)の言うとおりだ!冥琳(めいりん)も蓮華も愚痴をこぼすな」
蓮「はぁ・・・もうこうなって仕方ないわね羽咲(はさき)早くきなさい」
冥「まったく・・・穏(のん)!そんなとこで座ってないではやくきなさい!」
説明しよう。幸蓮は孫堅 雪蓮は孫策 蓮華は孫権 小蓮は孫尚香 冥琳は周喩 祭は黄蓋 思春は甘寧 明命は周泰 亜沙は呂蒙 羽咲は凌統 穏は陸遜である。
幸「おっ見えてきたようだねぇ・・・・うん?なんだこの音は」
雪「本当だわ・・・なにかしら凄くいい音だわ」
祭「どうやら湖のほうから聞こえますなぁ」
蓮「たしかにいい音だわ」
明「何を弾いてるのでしょうか?」
冥「ふむ・・・気になるな」
穏「はぁはぁ興味津々ですぅ~~」
幸「とにかく行って見なくては分かるものも分からない!行くわよ!」
~再び湖~
白「ふぅ~久しぶりに弾いたけど上手く弾けたな」
すると突然、蒼狼立ち上がりじっと近くの林を見つめている
白「っ!何人かこっちに近づいてくるな・・・」
武器を装備する。ついでに今日は太刀の‘碧天龍王’と防具の‘銀夜叉’しかもって来ていない。
一応いつでも抜けるようにはしておく。すると林の中から
幸「ついたぞ~!」
雪「今さっきの音はどこら辺から聞こえてきたのかな?」
蓮「はぁはぁ・・・やっと着いた」
とぞろぞろと美少女達が出てきた。
白「(うわ~マジ可愛いなおい!!)」
呆然としていると一人の少女がこちらに気づいた
小「っ!お母さん!!人がでかい狼に襲われてる!」
幸「なに!?」
白「あれ?(なにか勘違いされてない?)ちょっとまっt」
言い終わる前に切りかかってくる女性
白「チッ!!!」
ガキン!!!
幸「なっ!!」
俺が受け止めたことに驚いたのだろう一旦距離を置く
白「すみませんが・・・あなたは多分勘違いしていますよ?この狼は俺の相棒です」
すると後ろに控えていた美少女達が前に出てきた
思「お下がりください!危険です!」
祭「堅殿の一撃を受け止めるか・・久々に楽しめそうじゃのぅ」
明「・・・・・」
蓮「お母様!!」
雪「下がって!」
明「・・・・・・」
亜「ご無事ですか?」
白「あ・あの??俺のはなs」
思「はぁ!!」
最初の子が攻撃を仕掛けてきた
白「とっとと・・・・ちょっと待って!!俺の話をっ!」
ヒュンヒュン!
白「うお!?」
祭「ほう・・・あれを避けるか」
白「だから俺の話を・・」
明「はぁぁぁぁぁ!!」
亜「せや!!」
白「チッ!」
ガキン!!キンキン
‘碧天龍王’と‘銀夜叉’を使って防ぐ
白「誤解だって!俺はただ・・」
羽「シッ!!」
背後から槍が突き出される
白「っ!!!」
とっさに氣を足に集め回避する
白「貴様等・・・・・大概にしろよ・・・」
思「死ね!!」
白「・・・・雑魚が!」
ガギン!!!!
思「かはっ!!」
白夜が‘碧天龍王’に氣を送り思春の間合いに一瞬で入り込み振るう。思春は何とか防御できたものの完璧に力を殺せずそのまま吹っ飛んで受身も取れにまま地面に落ちた
雪「思春!!!貴様ー!」
仲間が一瞬でやられて怒り狂う雪蓮
白「黙れよ・・・・貴様等から先にしかけて来たんだろ?人の話も聞かないで」
雪「っ!!!!」
周りの空気が変わった・・・・
祭「(なんという殺気じゃ・・・このワシでもうまく動けん他のものはワシより強く感じているじゃろうな)」
雪「(なにこの殺気・・・母さんを遥かに超えている!)」
白「どうしたの?掛かって来ないの?君達から仕掛けておいてこれはないんじゃないかな」
ゆっくりと近づいてくる白夜
明「(体が・体が動きません!!!)」
亜「(ふらっ)」
ドサ!!殺気に当てられ気絶してしまう亜沙
羽「(グッ!!やばいこれじゃあみんな殺されてしまう!!)」
白「これでお終い??・・・・じゃぁ」
幸「待ちなさい!!!」
白「なに??」
雪「っ!(母さん!!)」
幸「仲間の無礼は謝るわ・・・だから殺さないで!!」
白「・・・・・・チッ!!」
殺気を消し`碧天龍王’を鞘に戻す。
幸「ありがとう」
白「別にいいよ・・・俺も血が頭に上ってたみたいだったし」
幸「本当に申し訳ない・・・・ほらお前達も謝れ!」
雪「ごめんなさい」
祭「すまなかった」
明「すみませんでした!!」
羽「ごめんなさい」
などと次々と謝られてしまった・・・一番最初に倒した女の子の視線が妙に熱かったけど
白「と・ところでさ君たちはいったい誰?」
幸「私か?私は孫堅だ」
白「・・・・・・えっ?」
幸「だから私は孫堅!そこの建業を拠点に治めてる呉の王だよ」
白「えええええ!!君があの孫堅文台!?」
幸「そうだが・・・」
白「じゃぁそこにいるのは、孫策伯符に孫権仲謀、周喩公謹、黄蓋公覆、陸遜伯言、甘寧興覇、周泰幼平、呂蒙子明、凌統公積、孫尚香!?」
幸「なぜ知っている!!!」
白「あっ・・・自己紹介が遅れたね。俺の名前は神龍白夜だ。世の中で天の御遣いって呼ばれてるついでに字も真名もないから神龍でも白夜でも好きに読んでくれ。」
冥「お前があの‘白銀の龍’か?」
白「‘白銀の龍’?」
雪「あなた知らないの??天の御使いは別名白銀の龍って呼ばれてるの・・・まぁ確かにあの強さとこの容姿じゃ言われるわよね~」
そう言ってジロジロと見てくる
祭「ふむ・・・あの武と殺気には勝てる気がしなかたのぅ」
明「凄かったです!!」
蓮「確かに凄かったわ」
白「あははは・・・・ごめん」
幸「なぁに気にすることはない・・・・ふむお前ならいいだろう」
白「なにが??」
幸「私の真名は幸蓮だ受け取ってくれ」
白「なんでいきなり!?」
周りにいる人達も驚いている
幸「なぁに・・私がお前に真名を預けてもいいと思ったから預けただけさ・・それとも嫌か?」
白「そんなことない!!!喜んでもらうよ!」
満開の笑顔で言う
呉「「「「「っ!!//////」」」」」
白「どうしたの?皆顔赤いよ??」
呉「「「「「はぁ~」」」」」
白「なに!?なんで一斉にため息つくのさ!?」
皆から真名を貰った後、呉に来ないかと誘われたど仲間が待っているからと断った。その時思春が本当に残念そうにしてたのが雪蓮にばれてからかわれていた。
白「そろそろ俺は帰るね・・・」
幸「もう行くの?」
白「あまり遅くなったら怒られちゃうから」
幸「そう・・・また会えるといいな」
白「そうだね(また会うと思うけど)あっそうだこれを・・」
幸「なにこれ?綺麗な珠・・」
白「それわ俺の氣で作ったやつだから本当に命の危険にさらされた時壊すんだ!いいね」
幸「わかったわ・・・ありがとう」
思「あっあの!白夜様・・///」
雪「白夜様~??」
ニマニマと笑う雪蓮
白「雪蓮!あまり思春をいじめるな(ぶ~)ったく・・・どうした思春??」
思「いっいえその手に持っているものが気になりまして・・///」
白「これ?(そうかこの時代にバイオリンはなかったんだよな~)これは、バイオリンって言ってねこう弓で弾くんだよ」
そういってちょっと弾いてみる
明「はぅあ!すごいです!!」
亜「綺麗な音です」
羽「うん??この音どこかで聞いたことがあるような・・・・」
穏「あっここに来る前に聞こえてきたおとですね~」
幸「あの音か!」
冥「ふむ・・・良かったら一曲弾いてくれないか??」
蓮「私からもお願いする」
小「シャオも聞きたいなぁ~」
祭「ほれここまで頼まれてるのじゃから弾かんと男がすたるぞい」
白「はぁ~わかったよ一曲だけ」
そういうとバイオリンを持ちなおし弾いていく曲は‘情熱大陸’
~演奏中~
幸「(聞いたことのない曲だが悪くはないな)」
雪「(弾いてる白夜もいいわね♪)」
蓮「(いい曲だな・・・弾いている白夜・・・・///)」
小「(白夜かっこいい!むふふ絶対落としてみせる!!)」
冥「(ふむ・・・今度あった時教えてもらおう)」
祭「(おもしろい曲じゃのぅ)」
穏「(はぁはぁこれが天界の曲なのでしょうか?はぁはぁ)」
思「(白夜様///)」
明「(かっこいいです!!白夜様!)」
亜「(ふみゅ~~)」
羽「(心躍る曲ですね)」
~演奏終了~
白「ありがとうございました」
と言い執事のように頭を下げると拍手をして貰った。その後俺は皆と別れた。
白「結構遅くなったな~」
ついでに、天幕に戻った白夜は蛍と焔に2時間ほど説教された。
その後白夜は
白「あれはまさに地獄だった。生きた心地がしなかった」
と語っていたそうだ。
あとがき
どうでしたか?次回から黄巾の乱に入っていこうと思います。
オリキャラ設定
凌統ー公積 真名:羽咲(はさき)
髪型:ショート
髪色:うすいオレンジ色
目色:青
身長:160cm
武器:蒼銀聖虎槍(そうぎんせいこそう)(十文字槍)
総合能力10がMAX 5が平均
武力:7 知力:4 政治力:2 魅力:7 統率力:6
毎日更新できるように頑張ります!!!
応援よろしくお願いします!!!
再見!!!!!!
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チートです。
文章が下手なのですみません。
自己満足で書いてます。