No.130433

青少年育成条例改正案断固反対

青少年育成条例改正案......利根川! 貴様!
その2→http://www.tinami.com/view/132398

2010-03-16 21:36:43 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:6104   閲覧ユーザー数:5876

「ん、なんだこれ?」

ユウヤは適当にWEBサーフィンをしていると、見覚えのない漢字の羅列に目が止まった。

 

『青少年育成条例改正案』

 

ふーん。

よく判らないけど、適当に子どもを守る法律なんだろうね。

「まぁオレには関係ないか」

その日、そのままWEBサーフィンをして一日を終えた。

 

翌日。

「......お!」

ゲームやアニメの話しでよく盛り上がる友人のカズヤから、Skypeで連絡あった。

「おおー、久しぶり〜。最近変わったことあった?」

「あああ、聞こえるかい? 相変わらず元気そうだね」

カズヤとは定期的に話しをするが、カズヤから連絡が入るのは珍しかった。

「早速なんだけど、ユウヤは、『青少年育成条例改正案』って知ってる?」

「うわ......長いぞ。もう一度お願い」

「青少年育成朝礼改正案」

「......なんか違くね?」

「細かいことはいいんだよ」

そういうもんなのか。

「そういえば昨日見た記憶はあるけど、それって実際どういうやつ?」

「え〜っと、簡単に言うと、アニメと漫画とギャルゲーと......あと小説もかな? それらの媒体が、

 

終わる

 

「......は?」

「あれ? 聞こえなかった?」

「う、うん。今なんて言ったんだ?」

「アニメと漫画とギャルゲーと小説が崩壊するんだよ」

「は、はあああああああぁぁぁぁぁぁ!?」

今までのカズヤとは思えない発言だった。

「だってアニメやゲームとかのコンテンツ産業は日本が誇る産業の一つだぜ? そんな法律なんて作れるはずないし、作ったところでまず法案も通らないじゃん! そもそも崩壊ってなんだよ!」

「ああ、ごめん。ちょっとオーバーな表現だったね。正しくは規制されるんだ」

また規制か。

何年か前にもこういうのあったな。

「じゃあ十八歳以上だお((´^ω^))ゥ,、ゥ,、 って言えば済む話しじゃないか」

「......だおは知らないけど、今回はそれに対しての規制なんだよ」

「規制ぐらいなんとかなるだろ。簡単な規制なら誰かが裏道見つけたり、逆に厳しすぎる規制なら流通させることができなくなるに決まってる」

「う〜ん、その気持ちも十分判るけど......」

「大体前もこういうやつあったじゃんか。ギャルゲの中古販売を禁止するとか言って、結局何も変わらなかったじゃん」

「う......それは痛いところを」

「で、結局規制って言っても何を規制するんだよ。どうせ児童ポルノみたいに案だけ出て通らないよ」

「規制内容は外見が18歳以下に見えるキャラの下着姿・裸体姿・性描写が含まれた作品だよ」

「......は?」

「ちなみに今言った児童ポルノ法案も一緒に通すと思うよ」

「いやいやいや、18歳以下って......誰が決めるんだよ?」

「都当局」

「どうやって?」

「いや......その、多数決でもするんじゃないかな?」

ここは本当に日本か?

「ラブひなとかコードギアスは?」

「うーん、18歳は無理じゃないかな」

「プリキュアとかジャンプの漫画とかは?」

「当然アウト」

「お前が好きな『はじめての』シリーズは?」

「どう見ても18歳以上です。本当にありがとうございました」

ダメだこいつ...早く、なんとかしないと......!

いやいや、そうじゃなくて!

「ダメじゃないか!」

「うん。ダメだね」

「でもこれって、罰則とか所持違反とか、詳しい内容は明記されてないんだろ?」

「うん」

「なら大丈夫じゃね? 結局法律を変えても流通しなけりゃ意味ないじゃん!」

「そうだね。ただこれには色々な説があるよ」

「例えば?」

「保守の人たちは日本弱体化計画と唱えているし、『真剣で私に恋しなさいっ!』みたいな政治関連の作品を封鎖したいっていうのもあるし、都知事とか上の人が功績が欲しいだけにこの法案を作ったとか」

「......」

「何がまずいかっていうと、こういった作品の著作権や放映・権利が作者やソフトウェア倫理機構といった今まで既存していた場所じゃなくて、政府に移行するっていうのがまずいんだよ」

「......なんでこんなことをするんだ?」

「あくまで個人的な見解だけど、政治家・もとい上の組織にとって都合が悪いモノを簡単に弾圧することなんだと思う」

「う、上の組織?」

「う〜ん、まだちょっとソースが足りていないんだけど、少なくともこの改正案を提案したのは『警察関係団体幹部』『キリスト教団体顧問』『大学教授』『PTA会長』とか委員ばっかで構成されてるみたい」

「......それで、どうしたらいいんだ?」

「ボクはメールばっかりだけど、できれば直接陳情>電話>手紙・葉書>電子メールの順でいいんだって」

「おまえダメダメじゃないか!」

「ちょっとまだソースが足りてないからね。色々調べてもちょっと確信ついてから動こうと思うよ」

「............」

「カズヤが言う通り、ただの過剰反応かもしれないし、ボクもそれは嫌だから色々なところからソースを持ってきて、それから行動したいんだ」

「......まぁ、その通りだな」

「明日の今ぐらいにまた連絡するよ。変わった情報とかあるかもしれないし」

「ああ、またな」

通話を終了して、少しこの件について考えた。

 

『青少年育成条例改正案』

 

「......」

そういえば、メールするってどこにメールするんだよ。

「自分で......調べてみるか」

ん?

カズヤからSkypeでのチャットがきた。

『ニコニコ動画の政治ランキング1位に詳しく書いてあるだお!』

......だおパクんなよ。

 

ボクはその日、ニコニコ動画で始めて政治カテゴリを利用してみた。

 

 

ーー作者からーー

すみませんが、自分自身がまずソース不足なんで、色々勉強していきながら書いて行こうと思います。

tinamiのニュースにもありますので、ユーザさんはメールで確認してみてはいかがでしょうか?

私自身、アニメやゲーム・小説と人に感動を与える作品というのは非常に素晴らしいと思っています。

法案が可決され、青少年育成条例改正案が適応されれば作品に対して感情移入しにくくなったり、作品の殆どが類似してしまう可能性が高いです。

私は人に感動を与えられる職業を目指している身なので、皆さんに一つの危険性として知ってもらえれば幸いです。

この法案に、賛成なら賛成でもいいです。

ただ、何も知らずに法案が通ってしまうというのはあまりにも悔しいです。

皆様にこの法案を考えるきっかけを作れればと思います。

 

ルッキーニにも規制が!

釘宮さんにも規制が!

子安様に......手を出したらオレがつぶす!

 

......すみません、書いてて少し興奮しました。

ソースが揃い次第、明日にでもまた投稿しようと思います。


 
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