現在の状況説明
天の御使いがこの外史に落ちてきた。
一人は孫堅のもとに題不明の北郷一刀が。
(かなり強化されているが、あの方とすぐ会ったため、……)
一人は公孫賛のもとに公一の一が。
(公孫賛ラブっ子であるが、まだ、こちらの人に慣れていない)
一人は曹操のもとに魏√エンド後の北郷一刀が。
(前の記憶があり、強化はされているが、あの方とすぐ会ったたため、……)
しかし、あの方のせいで天の御使いの噂は一切立っていない。
それは最初の出会い 語り部 呉の御使い
呉の御使い(凌統)、孫堅たちとあの方(太史慈)
俺は知らぬ場所で寝ていた。
周りを見渡してもここがどこか分からない。
カッカッカッ、足音がして、俺はそっちの方をむいた。
そこにいたのは見たことの無い美女であった。
髪は金色に輝き、服装や靴を見れば長旅を
感じさせたが、肌は一切の汚れの無い真っ白な肌、
凛とした瞳は青く、俺を見ていた。
昔新聞かテレビでブロンズ美女を見ると馬鹿になると
いう検証結果が出たが、俺もきっとその状態だった。
その人はこう言った。
「あ、君は起きたんだ、私急ぐから」
その声はとても冷たかく、その人、離れようとした。
……、泣いてもいいですか、ちょっと、と思って瞬間、
あの人は振り返った。
「冗談よ、私はここでは太守孫堅に仕え、太史慈と名乗っている。
君は見た感じ、豪族の子供かな、どこしてこんな所に」
……孫堅って、小覇王孫策や孫権、劉備に嫁いだ孫小香の――。
「ちょっと待ってね、……、君なんで劉備を知っているの」
……え、だって、三国志で、蜀の仁王劉備は有名ですよね、
水魚の交わりと言われた諸葛亮も、……、
あれ、もしかして、これ夢かな。
「残念ながら、夢ではない。 なんなら、一発殴ろうか、君」
あ、いえ、結構です、あの今って――。
「どうやら、君は異世界、それもこの世界に似ている未来から来たんだね、
今は漢王朝、帝は霊帝だよ、どうだい、きっと知っているはずだが」
え、そんな、嘘だろ、……、えっと、そうだ、携帯、携帯と、……、う、県外だ。
「ふむ、このからくりは、映像を出すのか、まあ、この世界にはないな」
あの、俺、どうすれば良いでしょうか。
「ふむ、取り合えず、孫堅に保護して貰えばいい。
あいつは物好きだし、私も口添えしよう。
うーん、取りあいず、この世界で暮らせる程度の力が着くまで保護しよう、
そうだ、そう言えば、君の名前を聞いていなかったね、何と言うんだ」
あ、北郷、北郷一刀です、えっと、あ、太史慈さん、よろしくお願いします。
「……、うーん、えっと、言い難いことだけど、その名前、一時的に捨ててくれないか」
はい?
「この世界で、異世界、それも君の知っているその三国志の未来の国と
君と住んでいた国はどうやら違うようだし、その名前は目立ちすぎる。
取り合えず、文字を含む文化や道具の違いもあるようだし、慣れるまで、
基本記憶喪失しているということにしておいてくれないか。
まあ、その服も行く途中に着替えるとしてな」
……、あ、そういえば、俺、制服だ、……、それが俺を保護する条件ですか。
「いや、ただ、こうした方がこの時代は良いって、大体感付いているんだろ。
今は君のためにも目立たないほうがいいと言っているだけで、
別に君に自殺願望があるなら、どうぞ、北郷一刀って名乗ればいい。
あ、ついでに言っておくと分かっていると思うが、太史慈というのも偽名だ、
まあ、君の場合、偽名は使うべきじゃないと、思うがな」
……、あの、偽名の人でも雇うんですか、孫堅さんは。
「ふぅーん、分かっているじゃないか。
まあ基本か、甘言を言う奴、金に執着心のある奴、
そして、身柄が分からない奴には近づかない方が身のためだからな。
私の場合は一応命の恩人だから、君もきっと知っているだろ、
孫堅や有能な将たちは黄祖に殺されるということを」
……、はい、落石によって。
「私が、その事に気付いて、急いで孫堅に教えてしまったから、
有能な将たちと共に死なずにすんだ、まあ、功を焦った馬鹿が一隊ごと死んだがな。
……、あ、そういえば、君の近くにこんなものが落ちていたのだが、――」
あ、爺ちゃんの名刀『村正』(銘は本当か知らないけど)、
あ、いや、昨日、貰ったんだ、免許皆伝祝いとして、――。
「ほう、君の世界の武器か、見た様子、軽く斬る事に特化しているようだが、
すぐに折れそうだな、これは」
いえ、俺、いえ、『北郷』の剣術は刀で斬り合いませんから、基本。
「ふーん、中々、面白そうな話だな、まあ、この刀を見て、大体予想はつくがな。
いろんな話を多少しながら、行こうではないか、孫堅の元へ。」
そして、俺は太史慈という人物と出会い、制服からこの世界の服に着替えた後に
孫堅や凌操、韓当、程普と出会い、俺はほぼ強制的に凌統という名を得えた。
その後一ヶ月太史慈たちは忙しい合間をぬって会いに来て、
文字を含む勉強をした(まあ、妨害もあったが)。
数多くの人と出会い、初めは警戒されていた(一部例外あり)が、
付き合っていくうちに真名(一部例外あり)を許してくれるようになるまで、
仲良くなり、太史慈が旅に出るまでには張紹、魯粛と言った名文官と共に
仕事ができるようになった。
しかし、結局、太史慈の真名が何なのかは分からなかった。
ある日の行動 語り部 袁術
袁術、張勲とあの方(紀霊)
七乃、あの人はそろそろ来るじゃろうか。
「はい、この日のためにお嬢様がやってきた悪事をまとめた
書類を作り上げましたから」
七乃、そちこそ、わらわが見た、もとより、お主の部下から聞いた単純な失敗を
まとめた文を作り上げたのじょ、あと、悪事とはなんじゃ、悪事とは。
……、単なる悪戯じゃよ、うん、あ、でも、お仕置きされるじゃろうか。
「えー、そんな、私だってお仕置きされたくありませんよ。
お嬢様、どうでしょうか、お互いの持ち札を処分するとか
(ふふ、私はこの他にも持ち札ありますけどね)」
だめじゃ、七乃、あの人はわらら達の兵士や文官たちには人望高いじゃろ、
処分したところで、そっちから漏れてしまう、うーん、なぜじゃ、なぜ、
そこまで忠実なのじゃ、わらわたちは雇い主なのに納得できん。
「あはは、あの人が来るまで、『こいつら、駄目だ、早くなんとかしないと』って
愚痴っていた人たちが、私達が変わろうとするのを協力しているんですよ。
全く酷いですよね、お嬢様。(本当はあの武を見て、ビビッているだけかも、
あ、でも、鍛錬で錬度がちゃんと上がるようになりましたし、
一部の文官は真面目にしてくれるから、お嬢様の蜂蜜代も軍費から
横領するもの苦労するようになったな、……、でも、まあ、いっか)」
そうじゃ、そうじゃ、酷いのじゃ、こうなったら、あの人に仕返しするのじゃ。
あの人が帰ってくる前に仕掛けをたくさん作るのじゃ、七乃、手伝え。
「はい、お嬢様(あ、でも、ばれたら、余計お仕置きが辛くなるんじゃ)」
結局、あの人はわらわたちの仕掛けはすべて見透かされ、いつもよりお仕置きされた。
何も知らないアホ文官たちが引っかかることとなり、それを理由とし、
あの人はそのアホ文官たちに激(興味はあったのじゃが、恐ろしかったので、
覗かなかったのじゃが)をいれたら、逃げるように国を急ぎ出た、なんでじゃろ。
そやつらの残した財産をわらわの蜂蜜代(最近は控えるようになったのじゃが)と
怠ってきた施しに長期的に使うこととなったとそうじゃ。
ある日の仕事風景 語り部 劉焉
劉焉たちとあの方(法正) *オリジナル設定
久しいの、えっと法正じゃったかの
「さっさとくたばれ、ボケ糞爺」
ほぉー、年老いを敬えと教えられなかったかの
「ほぉー、ここの年老いは人と話すとき、胸をガン見するのか、
知らなかったよ、この会話何回目ですか、そろそろ劉表さんにでも聞いてみるか」
すまん、論にはいわんでくれ、ただせさえ、口うるさいんじゃから。
それに娘の部下は皆良い胸してんじゃから、避けられることだけはやじゃ。
「あ、後ろに」
「この糞太守、仕事中に何話してやがる、真面目に仕事をしていると思ったら。
はぁー、部下には貴方は気をつけるように言っておこう」
すまん、真面目にやるから、黙っておいてくれないかの。
「そろそろ、あの話題のこと聞いてもいいですか、太守さん、劉表さん」
なんで、ワシが太守で、論は名前ってこの差はなんじゃ、答えんか、法正。
「あ、名前やっと覚えてくれましたか、それで太守の跡継ぎ問題は」
……、泣いても良いかの、……、ふぅ、ワシまで死ぬ気ないし。
「はぁ、秀お父さん、人は誰でもいつかは死が来ます。
太守のような権力者は何時いかなる時に死んでも良いように準備をしておくべきだと、
前から、言っているではありませんか」
……、でも、私の息子たちには馬鹿しかいないし、論、お前には断られるし、
もうどうにもできん、法正、お主がワシの後を――。
「お断りします、私は太守は不向きですから」
うう、ワシより先ほどから休みなしで仕事をするほど真面目で、
部下から人望の厚い奴が、……、やはり、論、お主しか――。
「前から言っているように私もお断りします。
私は女性ですよ、そのようなものが太守にはなれませんよ」
うう、二人してワシを虐め、なにか楽しいのか、うう、爺を虐めるよ。
「我ら二人は決して虐めているわけではなく、部下として言っているのです」
「そうですよ、虐めるなら、もっと違う話題でいきますから、
例えば、劉表さんの部下を呼んで、セクハラ発言しているのを見せ、忠義度を下げるとか」
「そうですぞ、私の部下は秀お父さんのことを名君と称えているのですから、
死後のことぐらいはっきりさせないと、本当のことを部下に話しますよ」
ぐぁ、ふ、めげんぞ、ワシはめげん。
結局、この話は平行へとなり、両者が折れ、跡継ぎは息子、後見人として、
論、法正となった、ついでに、後見人となると必ず言われる言葉を言ったのじゃが。
「もし、ワシの子がこの太守の座に継げるものではなかったら、
お主らが太守となってくれんかの」
答えは、「お断りします、私は女性なんで、こんな男尊の国なんて継ぎたくないです」
「そこまで責任取りたくありません」であった。
……、忠義のかけらも無いの
ある日のお見舞い風景(一ページのみ、TRPG風) 語り部 馬騰
馬騰たちとあの方(ホウ徳) *オリジナル設定
久しぶりですね、ホウ徳、とうとう病死する私の後釜になることを――。
入ってきた人物は出ようとした(「逃げる」)。
ちょっと、待とうね、パンパン
(「仲間を呼ぶ」 コロコロ 成功 韓遂登場)、
黒、逃げないように監視しろ(効果 逃げれなくなる)。
「はぁ、何かと思ったら、義妹の私も仕事あるのだが」
「くぅ、げ、元気そうですね、馬騰さん、てっきり、まだ動けないものだと、――。
いえ、冗談ですよ、韓遂さん、名医と名高き、張魯でもある私がそんなこと
思えているはず無いでしょ、睨まないでくださいよ」
(逃げれなかった 「弁明」 コロコロ う、低い)
へえ、そうだよね、ホウ徳は私のこと嫌いじゃないもんね、だよね。
(「重圧」 コロコロ 不成功 く、グララン並みの精神力め)
「ははは、もちろんじゃないですか、で、調子はどうですか」
(「会話」 コロコロ 成功 ふぅ)
そうだね、病状面は回復してきたんだけどね、仕事のほうが韓遂、丁原や
目利きで選んだ子達に任せっぱなしだから、心配かな
(「反撃」 コロコロ まあ、高め)
「心配要りませんよ、少し仕事場覗きましたけど頑張っているようでしたし、
一ヶ月程度は私もいますからね」
(「会話」 コロコロ 成功 危ぶな、油断するこれだ)
あ、そうですよね、では、(「ずっと私の番」 コロコロ よし、高め 省略)を
頼みましょうか。
「まあ、それくらいなら、では、診察しますから、脱いじゃってください、
あ、韓遂さんは出てってくださいね」
(「スーパーカウンター(専門分野)」 自動成功 韓遂を追い出した)
「あ、はい、では、俺も仕事に戻るからな、蒼しっかりと見てもらえよ」
はぁ、ばれてましたか、黒や慎にもばれていないのですが。
「ばればれですよ、さあ、ちょっと見ましょうね」
……数分後
はぁ、本当に脱がすなんて酷い。
「まぎわらしい事いわないでね、うーん、大体分かった。
一応回復へは向かってはいるけど、油断して政務しないように、
間違いなくしたでしょ、貴方は」
えー、だって、しないと。
「ははは、そんなこと言うと絶対安静期間延ばしますよ。
うん、正直でよろしい、まあ、一応針打っておきますね。
ふーん、は、病魔退散、元気にな、あ、れっと」
あのさ、えっと華陀だっけ前来た子に針打って貰った時、
もっと長い台詞だったと思うだけど。
「ああ、あれ、あの子、基本あまり気が無いから、
それを練りだすための時間稼ぎだよ。
私はこれ位じゃないと針壊れちゃうから、
どう体の調子はあの子が打ったより良いでしょ」
ねえ、これで政務――。
「駄目だよ、なんなら、安眠のツボに気をこめた針打とうか、
一ヶ月は目が覚めないけど、多分体治るよ。
筋力はおそろしく落ちて、食事や排便も人にしてもらうことになるけど」
すまん、それだけは辞めてください。
「まあ、この分だと、半月後ぐらいには体をすこしは
動かしても良いかな、まぁ、無理したら、私知らんけど」
え、本当、やった、仕事ができる。
「それじゃあ、私、仕事するからじゃあね」
結局、私は三日間寝ることになり、
(体の調子が良いので槍をちょっと振ろうとしたら、抜け出したのを
見つかり、安眠のツボを軽く気をこめられた針で打たれた)
その間に私のやる予定だった政務を取って代わられ、
私は何もすることができなかった、
まあ、体の調子良くなったし、いいか。
追記
オリジナル設定について
ここはキャラの殆どが設定が変わっていること、
または、オリキャラが多いということ示しています。
取り合えず、益州の劉焉、西涼の馬騰、幽州の公孫賛は
完全にゲーム版とは完全に違うことを意味しています。
まあ、孫家も孫堅や凌操などオリキャラはいますし、
袁術もゲーム版よりかなりマシになっています。
まあ、『馬鹿には直る馬鹿と直らない馬鹿がいる』というこで。
それにもし、袁紹が馬鹿でなかったら、一切話が動きませんから、
しかたありませんよね(笑
最後にこんな所に追記して、すいません。
私の役目 語り部 一
一、公孫賛たちとあの方(馬良)
今日は皆、ざわつくが多いなんでだろう、
そう朝の会議で思った。
公孫賛様や関羽さんに関平さん、田豊さん、高覧さんは緊張と
興奮しているようで、いつも、騎馬隊の鍛錬に集中し、参加しない公孫賛の
従妹の公孫越さん(今日始めて会ったのだが、気さくでいい人だった)までいる。
「報告は以上ですよね」
報告後行われると関羽さんとその姉、関平さんの昨日の駄目出しや
田豊さんと高覧さんの富国か強兵か討論はなく、公孫賛様もいつもより
報告が少なく、ぽっとしているようだ。
しかし、こういうときに残念な、いえ、残酷な知らせが来る。
「た、大変ですぅ、南東の村が賊に」
知らせてくれた警備の周倉ちゃん、ありがとう、君は空気を読むより、
仕事をちゃんと優先したね、君のその勇気はきっと忘れないよ。
「どうするよ、姉貴、今日、あの日だろ、皆動きたがらないぜ」
あの、すいません、あの日とは何ですか。
「ああ、一タンはまだここに来て短いから、知らなかったのか。
簡単に言うと、姉貴と静タンと鋼タン、愛タンの憧れる人が来て、
数週間滞在して、内政軍事となんでもやってくれるだよ。
まあ、俺も会いたくて、こう参上した訳だが、どうするよ」
……静は田豊さんの、鋼は高覧さんの真名です。
でも、皆さんの憧れの人って。
「う、そんなじゃないって、ホントって、おい、静、鋼、
喧嘩するなって、愛紗、弁、隼は、……、無理か。
飛花も一も止めるの手伝ってくれよ」
あ、弁は関平さんの、隼は周倉ちゃんの、飛花は公孫越さんの真名ですよ。
「あの方は武こそ輝けるんですよね、だろ、白蓮さん」
「いえ、あの方は内政でこそ輝けるんです。ですよね、白蓮さん」
やっぱり、いつも通りであった。
「はぁ、久しぶりに、会えるのか、……、今度こそここと永住の約束を」
いや、違った、……、でも、待てよ。
あの、すいません、その人って困っている人、見捨てるのは嫌いなんですよね、
ここで金星あげれば、褒めてくれるのでは。
私は失敗を犯した、皆さんの顔色が変わった。
「たしかにそうかも知れないな、飛花、騎馬隊で出るぞ」
「あいよ、でも、騎射隊は俺が指揮するからな」
そういうと仲良し従姉妹は飛び出した。
「く、こうしちゃいられない、俺も槍兵隊で出るわ」
「あ、私も、弓兵隊で行きます、一さん、留守番とできる仕事やっていてください」
続いて、仲が良いのか、悪いかわからない二人も続いた。
「はぁ、そうですね、愛紗ちゃん、私たちも行きましょうか、四人が暴走すると、
いけませんしね、一さん、留守番よろしくお願いしますね」
「お姉さん、ちょっと、はぁ、それじゃ、私も同行いたしましょう。
一さん、留守番のことよろしくお願いします。
ふふ、今度こそ、しっかりと、――」
「二人も酷い、私もついて行く」
最後に関姉妹と周倉ちゃんが恐ろしい速さで四人を追いかけた。
って、関羽さん、絶対、功績挙げようと必死になってるでしょ。
……こうして、わたしは残された、しくしくしく。
ああ、今度こそ、戦場に出ても大丈夫なぐらい馬に上手乗れるようにならなきゃ、
ああ、それだと、公孫賛さんの白馬に一緒に乗れないか、あ、でも、迷惑かかかるし、
やっぱり、公孫越さんに頼んで、馬芸の稽古も計画的にやらなきょ、
よし、今後の志、決まったし、まだ未熟な漢文読解力で頑張るぞ。
…(仕事中)…、でも、さびしいな、しっかりしなきゃ、うん、留守番も任せられるほど、
信用されたんだし、……、はぁ、私ってまだ、子供だって見られているのかな。
「おい、君、公孫賛とか、ここの子達、知らないか」
……、言葉を失った、綺麗過ぎる、まさか、この人が、……。
「……、うん、どうしましたか、大丈夫、君」
はい、大丈夫です、公孫賛様、公孫越さん、関平さん、関羽さん、
高覧さん、田豊さん、周倉ちゃ、いえ、さんは皆揃って、
賊退治へ向かってしまって、あ、なんですか、笑い始めて。
「いや、君のような綺麗で可愛い子が公孫賛にもできたと、嬉しくってね。
あの子、私塾時代、仲の良い子ができなくて、優秀だからつい私も忘れちゃって、
今思っても悪いことしちゃったなと思ったんだけどね、うんうん」
「いや、全くですな、お主、後で私のお酌してくれないか」
「趙雲、初めての方に何ということ言うんだ、ごめんね、君」
あ、いえ、あのすいません、三人もいらしゃるとは思ってもせず、
いますぐ、客間にでも、長旅だったのでしょ、とても疲れてらしゃるようですし。
「あわわ、ありがとうございます」
さあ、皆さん、こちらへ
……
粗茶でございます。
「ありがとうございます、うん、中々美味しいですね」
「そうですね、美女の入れた茶を上手いですな、
ホウ統のお茶も美味しかったですし」
「あわわ、ありがとうございます、趙雲さん。
あ、十分美味しいですよ」
……、趙雲、ホウ統ですか、劉備に仕えた武将と軍師と記憶していますが。
「君たち、やめないか、もてなす側が無視するのは、
君もはっきり言っていいよ、えっと」
あ、一でございます、少し前から公孫賛様の侍女を務めされていただいています。
若輩ものゆえ、指導のほどよろしくお願いします。
「……、うむ、分かった、私もきちんと自己紹介をしておこう。
公孫賛の通っていた私塾の教師、盧植と名乗る時もあれば」
「あははは、私たちの憧れであり、賊退治の第一人者、徐晃ととも名乗ってますな」
「あわわ、それを言うなら、私や朱里ちゃんの先生を務めたときは司馬徽と名乗ってますよ」
「まあ、ここでは馬良と名乗っているがな」
……、有名武将や軍師の名前がバンバンと出たな。
「一ちゃん、帰ってきたぞ、って、盧植先生、いらしゃったのですか」
「おい、ここでは馬良だろ、白馬長子、わた――」
「すいませんでした、馬良さん、皆集めますから、少しお待ちを」
あ、公孫賛様、……、もういちゃった。
「せっかちだな、ゆっくりしていけばいいのに。
竜雲、元気にしてる様子だし」
「そうですな、からかうと楽しそうな、もとより、人の良いお方のようだ、
うん、これから、厄介になるかもしれぬ人だからな」
あの、すいません、趙雲さんは仕官されにいらしゃったのですか。
「ああ、正確にはまだ客将としでな、ホウ統は実地試験であったかな」
「あわわ、そうです、司馬徽先生、いや、馬良さんが最も私たちに向いていると
勧められた領主である公孫賛に監視、いや、観察下に置かれながら、
内政軍事の仕事をして、向いてあるのなら、正式に仕官しようと思っていましゅ」
「まあ、私も同じくだな」
「君たち、そういうことはいくらの侍女の前でも言うべきではないぞ」
「馬良さん、皆集めました、さあ、さあ、いきましょう」
その後、皆さん、集まっている朝の会議をした場所に集まった。
「張コウさん、聞いてくださいよ、静のやつ、文官を仕事しろっていうんですよ、
酷いと思いませんか、兵士の鍛錬や賊退治で忙しいのに」
「張コウさん、この馬鹿鋼、兵士を動かした際の報告書を書いてくれません、
叱ってやってください」
「お前らな、ここでは馬良と言っているだろ。
それにその偽名、あの馬鹿の所で使ったやつだから、二度と使うなよ。
それと高覧、報告書は文官の仕事じゃないから、しっかりやりなさい」
と一部脱線もあったが、自己紹介タイムと今後の予定作成などをして、
今日は日もかけれてたため、解散した。
後で聞いた話だが、馬良さんは数年ほどに関平さんや関羽さん、
周倉ちゃんの住む村を賊に襲われ、村の防壁が破られるほどの
被害を受け、危なく、関平さんも殺されかけたところで、
徐晃として登場し、賊を全員倒したらしい。
また、どうやら袁紹の所で、張コウと名乗り、仕官したが、
肌が一切合わず、すぐに辞め、共に辞めた高覧さんと田豊さんと共に
新米太守だった公孫賛に客将となったらしい。
しかし、凄い人だな、馬良さんは、公孫賛様や田豊さんが頭を悩ます問題を
すぐに解決させて、……、それに引き換え私は、……。
「う~ん、頑張って上達していくから、心配しなくていいのに」
という思いもしない高評価されていることは、この時、私は知らなかった。
俺の進む道 語り部 魏の御使い
魏の御遣い、曹操たちとあの方(司馬懿)
……、ここは何処だ、……、え、どう言う事だ、戻ってきたのか、俺。
「おい、君、いきなり立ち上がって、大丈夫か」
……、綺麗な人だな、でも、――、
あ、はい、えっと、ここは何処ですか。
「陳留だけど、君は――」
あ、あの、華淋は、ぐぁ。
「一国の太守の真名をなぜ、見知らぬお前が知り、なぜ口にした。
親しき者以外がその名を知っていても、口はせぬはずだが、……、答えよ」
ごほごほ、いきなり、首捕まれて持ち上げられ、言い終えたら、
すぐ手を離して、強引じゃ、……、あ、しまった、どうしよう。
「答えられないか、……、私は君に関して二つのことを予想した。
一つは曹操が新しく雇った者で、何か事情があり、こんな所で行き倒れになりかけ、
気が動転している所に私がやってきて、つい、口に出してしまった。
もう一つは、まあ、こっちだろうと、私は思っているのだが、
君は異世界人ではないか、日本人という」
な、……、どうして、そう思うのですか。
「君と似ている服装、制服を着た者と会ったことが会ってな、そいつは北郷一刀と――」
は、え、嘘だろ、えっと、本当に北郷一刀と名乗ったのですか
<>
「ああ、そうだが、知り合いか」
いえ、俺も北郷一刀と言います。
「……、君は予想の上を行くね、異国人を見ると少しの間は同じ顔に見えるというが、
同じ人物だからか、……、しかし、『北郷』の剣術は向こうの方が上かな。
祖父から免許皆伝とかなりの名刀、えっと何といったか、あ、そうだ、『村正』だ」
……、え、『北郷』の剣術?、『村正』、あれって爺さんの冗談だろ。
「……、分かった、武人としての才も無さそうだな」
な、……、その通りですけど。
「純粋に受け取れるなら、君はやはりこの世界と似た世界にも
行ったことがあるみたいだな、それも、曹操の傍に長くいた」
な、どうして、それを。
「頭はそれほど悪くは無いか。
まず、陳留という所や真名をもう一人の北郷一刀は知らなかった。
次に君はすぐ曹操を浮かび、真名を口にした、自然とね、でだ、君は次どうするつもりだ。
私は曹操に会いに行こうと思うが、……、この世界は君の行った世界とは
違うから、一からやり直すつもりなら、どうするか、分かっているだろ」
……、分かりました、ついて行かせて下さい、お願いします。
「よろしい、それも君にも服を――」
結構です。
「君、その意味、分かっているのか」
俺はこの世界に慣れていまし、名前を捨てるつもりありません。
「……、はぁ、もう一人の君には名を隠すように言ったのだけどな、
まぁ、いい、そっちには私が話をつけておこう。
君の行った世界のこと、教えてもらいながら、曹操の元へ行きますか」
そして、俺は出会いがしらにあんなことをされたためか、
名前を教えてもらっていない人にほいほいついて行ってしまった。
あの人は俺との会話に集中したため、歩く速度が遅く、あまり距離は無かったが、
陳留の町についたのは、日も暮れそうになる所で、門も閉まりかけていた。
……、当然。
「やあ、遅くなってしまったね、諸君」
「「遅い」」
「ふふふ、司馬懿さん、貴方にやってほしい仕事は山ほど、
いえ、例の部屋に入らないほどあるわよ」
……、ざわ、凄い寒気が。
「ああ、そうなんだ、だったら、それ終わったら、
孫堅の所すぐに行くから、追加で持ってくるなよ。
……、あ、こいつ、ここで文官として働きたいという奴だから、
試験として手伝わせるから、よろしくな」
「へぇ、貴方が人連れてくるなんて初めてじゃない。
ふーん、まあ、頑張りなさい、倒れるぐらいに」
……、死刑宣告だよな、これ、まあ、初めはこうだったけ。
「よし、今回は一週間でいくぞ、という訳で、倒れるまで頑張ろうか、北郷一刀くん。
そして、正式仕官したら、あの部屋に書類を入れないように頑張りたまえ」
……、容認、しかも、なにげに何か期待している。
「さあ、行こう、魔境へ」
その時、その場にいた人は言う華淋の微笑みよりも恐ろしい微笑みであったと。
その後、一週間、二人を見たものはいなかく、
文官からは『書類の墓場』と呼ばれる場所が綺麗となり、
そこに俺が倒れていることと『じゃあね、華淋ちゃん、また今度』と
書かれた文が見つかり、華淋は俺の仕官を正式に決めたという。
その他の動き
劉備が張飛と諸葛瑾(亮であるが、あの方が怖いため、偽名)が
義勇軍を立ち上げました。
袁紹は贅沢三昧中。
華佗は人を助け中。
都は霊帝に力は無く、宦官が政治を行っています、国力がかなり落ちます。
後書き
皆さん、すいません、再度登場の作者です。
一時期、ヤル気がなくなり、自分の作品が見るに値しないものだと思い、
全て消し去り、違うことに費やしていました、すいません。
今回の作品は、自分の書こうとしたものをまとめたものです。
はっきり言って、自己満足です、書き直した一切しません、
この物語は出会い、黄巾党の乱、反華雄連合の三部作を予定しています。
そこで、あの方や北郷、一の設定をすべて書きたいと思います。
パソコンを取り上げられたため、書くのは先になりそうですが・・・・・・。
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すいません、再び再開しました。
前々作の題不明、前作の公一の設定が多少使われていますが、新しい設定や強化(退化?)もあり、(作者すら)混乱します。
要するに、書きたかったものを深く考え、このような形となりました。
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