黄色い皆さんがトップを失い瓦解したといわれても
その情報が末端まで来るのには時間がかかる
そのため、各地ではいまだに黄色い皆さんに襲われる邑があるほどだった
桃香「それで、ご主人様。どこにいこうか」
一刀「そうだな・・・・」
現在俺たちはとある町の近くで兵たちを休憩させるために
待機していた
愛紗「いくら張三姉妹が打たれたといえ、やはりまだ混迷は続くのでしょうか?」
一刀「そうだね、本体ならまだしも、こんなはずれの隊にまで情報が着てるとも思えないけど・・・」
??「あ・・・あの」
桃香「ん?だれかよんだ?」
愛紗「いえ」
??「あっ!あの!」
愛紗「またですね。声は聞こえど・・・姿なしとは・・・・」
鈴々「お姉ちゃんも愛紗もひどいのだ」
そういって鈴々はみんなの袖を引いて、視線を足元を見るように促す
??「あっ!あの!」
一刀「ん?どうしたの?」
??「えっと、この近くに天の御使いが義勇軍を率いてると聞いて、ここまで来たのですが・・・」
愛紗「その前に名を教えたらどうだ」
??「はっはい、えっと、私は諸葛孔明といいましゅ。」
??「わっわたしはほう・・・とう・・・でしゅ」
一刀「えっと、諸葛孔明ちゃんに龐統士元ちゃんか」
士元「あわわ、言ってもいない字いわれちゃいました~」
愛紗「それで、おぬしら何用か?」
孔明「はい、私たちは水鏡先生のところで学問を習っていたのですが、今の世界の混乱をただしたいと思い、天の御使い様を探してここまできたのです。私たちは政略、軍略などできると自負しております。なにとぞ戦列に加えてください」
孔明の必死の呼びかけに応じるように士元もまた、激しく頭を上下させていた
愛紗「おぬしたちの思いは聴いたが、我らがそのおぬしらの探してる軍だとは限らんのだぞ」
士元「そんなことはありません、そこの桃色の髪をした人が劉備様、そこでつまらなそうにしてる赤毛の人が張飛様、そして、きれいな黒髪の関羽様が天の御使いと共に行動してるのは私たちが得た情報です」
桃香「わぁ、すごいね。そんなことまでわかるんだ。」
孔明・士元「「どうか、お願いします」」
二人の必死な態度で桃香と鈴々は陥落したが、愛紗だけが断固として受け付けていなかった
愛紗「しかしだな、戦うにしても幼すぎないか?」
一刀「なにも、武で戦うだけが戦じゃないだろ?」
愛紗「それは、そうなのですが・・・」
愛紗を説得しているときに偵察に出してる兵が一人俺の元に・・・
兵「・・・様、この先に黄色いやつらが・・・」
一刀「そうか・・・偵察に出たやつは後方で休んでいてくれ」
兵「はっ、ありがとうございます」
愛紗「ご主人様。いまのは・・・」
一刀「そうだよ、愛紗。ねぇ、孔明ちゃん、士元ちゃん」
孔明「はっはい」
士元「ふぁっふぁい」
一刀「この先に黄色い人たちがいるんだが、主戦場になりそうな場所に候補はあるかな?」
孔明「えっと、私たちは水鏡先生のつてで、正確な地図を見ることができたので、おおよその地形は覚えてます」
士元「それでですね、この先に川が干上がった場所があるのでそこに誘い込めば・・・」
愛紗「そんなもの、地図に載っていないぞ」
孔明「その地図は商人用なので道に関係ないものは書いてないのです」
一刀「なるほどな、ならどうやったら被害少なく勝てるのかも教えてくれないか?」
孔明「敵をその場所に誘い込めば・・・」
一刀「っというわけだ、愛紗。武だけでも知だけでも戦はできないよ」
愛紗「そうですね、わかりました。ご主人様」
一刀「なら決まったね。彼女たちを俺たちの軍に入れる」
孔明「はわわ、私の真名は朱里といいましゅ」
士元「あわわ、私は雛里といいます」
一刀「よろしくね、朱里、雛里」
二人「「はい!」」
一刀「なら、あいつらが邑を襲う前にしとめるぞ」
兵『『『おおおおおおおおおおおお!』』』
一刀「愛紗は兵を500連れ、敵に一当てしたのちにここに誘い込んでほしい」
愛紗「はい」
一刀「鈴々は1000を率いて、本陣前方に待機」
鈴々「鈴々も戦いたいのだ」
一刀「その気持ちもわかるけど、愛紗と入れ替わりで敵に当たってほしい。相手は兵が少ないと侮ってくるだろうからその敵を鈴々の武でもって殲滅してほしいんだ」
鈴々「お兄ちゃんがそこまでいうなら・・・わかったのだ」
一刀「桃香「はい」朱里「はい」雛里「はい」残りの兵を率いて本陣構築、後方にて指示を」
桃香「それじゃぁ、ご主人様は?」
一刀「俺は鈴々の隊の後方にて、愛紗たちを助けるために弓兵の指示をする」
桃香「ご主人様、無理しないでね」
一刀「わかってる」
愛紗「ご主人様、準備完了しました。」
鈴々「鈴々のほうもいつでもいいのだ」
一刀「わかった、なら愛紗、たのむ」
愛紗「御意」
愛紗は俺の言葉に答え、兵を率いて敵を誘い込むために出陣した
敵に接触したのか、敵がいる方角から大きな叫び声と罵倒が少しだが、聞こえてきた
一刀「皆、聞いてくれ。今愛紗たちが敵に一当てしてもどってくる。そこでだ、敵はこの狭い道で身動きが取れない、ならば当てようと思わなくても、勝手に当たってくれる、そう俺は思っている。だから、皆には不慣れなことをしてもらうのだが、異論あるものは今申し出てくれ」
俺の言葉に兵たちは文句も言わず、ただ力強く頷いて答えてくれた
一刀「ならば、通常一本の矢を三本にして敵に降り注いでやれ。当てようと思うな。ただ味方を助けるための矢の雨と化すのだ!」
兵『おおおおおおおおおおおおおおおおお!』
遥か前方に砂塵が見える、ん?今光った・・・ってことは愛紗だな
愛紗たちの後方、着かず離れずに敵を誘い出してる、うまいものだ
朱里「鈴々ちゃ「鈴々!愛紗たちの支援のためにやり兵を!」はわわ」
鈴々「わかったのだ、皆、愛紗たちを援護するのだ」
兵「おおおおおお!」
一刀「残った兵は愛紗たちを通らせたあと再構築、反撃にでる」
兵『はっ!』
愛紗「鈴々!?」
鈴々「愛紗、ここは任せるのだ」
愛紗「たのむ」
鈴々と入れ違いに愛紗がもどってくる
愛紗「ご主人様!」
一刀「愛紗後だ、本陣後方に」
愛紗「はい、皆のものあと少しだ」
兵『おう!』
一刀「鈴々がもどってくる、よし!構え!・・・・てぇ!」
ヒュンヒュンと音が鳴り、敵頭上に矢が雨のように降り注ぐ
敵は狭い道のため逃げることもできずに、その雨を受けていく
愛紗「ご主人様、私も」
一刀「わかった、鈴々がもどってきたら兵を後方に、本陣と残りで敵を殲滅する」
愛紗「はっ」
一刀「さぁ、皆。敵を休ませるな!つらいだろうが、ここでやつらを野放しにすると、力なき民が犠牲になる、なんとしてでもここで討つぞ!」
俺の声で一時的にでも疲労がなくなればいい、そのために兵たちに激を送る
鈴々「お兄ちゃん、愛紗」
一刀「鈴々、まだやれるか?」
鈴々「もちろんなのだ!」
一刀「ならば、愛紗!「はい!」鈴々!「おうなのだ!」その武、俺に、兵に示せ!」
二人「「御意(なのだ)!」」
そこからは一方的な展開に
敵は逃げることもできずに、ただ二人の武神に討たれるだけ
そして今、最後の一人がこの世から去った
こうして朱里・雛里の提案どおりに戦をし、被害はけが人だけに留まった
桃香「皆、お疲れ様」
愛紗「桃香様、なんのこれしき」
鈴々「鈴々はまだまだ動けるのだ」
一刀「皆お疲れ、救護兵はけが人の手当てを、手の空いてるものは手伝ってやってくれ」
兵『はっ』
俺が指示を飛ばしていると朱里と雛里が寄ってきた
朱里「あの、御使い様」
雛里「先ほどの指示は・・・」
一刀「その前にその、御使いってのはやめてくれないか?どうも慣れなくて」
朱里「では、なんとお呼びに?」
一刀「そうだな、北郷とでも一刀とでも」
朱里「では、私もご主人様とお呼びしてもいいでしょうか?」
一刀「かまわないよ」
雛里「あわわ、でっでしたら、私も」
朱里・雛里「改めてお願いします、ごっごしゅじんしゃま」
一刀「よろしくね」
桃香「私は桃香って呼んでね、朱里ちゃん、雛里ちゃん」
愛紗「私は愛紗と」
鈴々「鈴々は鈴々なのだ」
朱雛「「はい、よろしくお願いします、桃香様、愛紗さん、鈴々ちゃん」」
こうして正式に朱里と雛里が仲間になった
おまけ
『侍女2』
北郷様が公孫賛様のところから独立してしまい、私は仕事をする気にもなれず
思い切って、公孫賛様に申し出てみようかと思います
公孫賛「それで、何の用なんだ?」
侍女「はい、このたびは誠に勝手ながら、暇を出していただきたく・・・」
公孫賛「そうか、北郷を追うのか?」
やはり、公孫賛様ですね。私の考えなどすでにお見通しですか
侍女「はい、恩をあだで返すよなまねをしてしまい。申し訳ありません」
公孫賛「いや、いいんだ。私もあいつには惹かれてる、もし太守じゃなければ着いていきたいとまでもな、だからいいんだ」
公孫賛「それで、行くあてはあるのか?」
侍女「はい、前に北郷様からお聞きした、洛陽にでも行ってみようかと思いまして」
公孫賛「洛陽か・・・・荒れてると聞いたが・・・・それで、出立はいつ?」
侍女「三日の内には出ようかと」
公孫賛「そうか、今までありがとうな」
侍女「いえ、こちらこそ、ありがとうございました」
私はこうして、公孫賛様の元から北郷様を求めて、旅に出ました
まずはじめに洛陽ですね
待っていてください、北郷様!
おまけ~
ようやく黄色い人たちが終わります(すっ飛ばしたけど)
次回はなぜか太守になった桃香と仲間たちが街を活性化させようと頑張る話から董卓関連へ
の予定です、気分が乗ってきたら今日中にUPするかもしれません(僕ほらふき)
では、見てくださる方々に感謝を込めて
華琳「べっべちゅに、あにゃたのためじゃにゃいわよ。でっでも、私もうれしいわ」
Tweet |
|
|
55
|
5
|
追加するフォルダを選択
駄文&ノープラン 第八弾
前回農民の乱おわらせちゃったのでおかしいところが多々ありますが気にしない方はどうぞ