No.124963

恋姫のなにか 6(後)

くらげさん

6の続きです。まんまその後なので7にはしておりません。

2010-02-17 12:02:29 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:18201   閲覧ユーザー数:10471

 

*前回の感想。また一刀が新しいフラグを建てた。

 

 

冥琳が眼を見開き、その瞳から雫が落ちて。それでもすぐさま明命に駆け寄るのを見て一刀は妙に無図痒い気分になった。

 

「ほら、行け」

 

あの時背中を押されたのは自分で、その自分が今後輩の背中を押している。

 

(ま、これも間接的な恩返しになってたらいいなぁ)

 

背中を押された勢いで思わず一歩を踏み出すが、その後明命は己の意思でもう一歩を踏み出した。

 

「あ、あの・・・・・・」

「な、なん、だ?」

 

ギクシャクするのは仕方がないだろう。何せ互いに焦がれた瞬間だ。だからこそ、自分がいるべきじゃない。

そう判断して、一刀は音を立てずに一歩一歩慎重に後退した。

 

「今日は、その・・・お姉ちゃんとお買い物出来るの、とっても楽しみでした!」

「ああ・・・・・・そんなの、私もだ」

 

二人ははにかんで、どちらからともなく手を差し出して。

 

「良い仕事したわね、一刀くん?」

「おわっ!?」

「しーっ!」

 

その光景を自分の記憶とダブらせて(一刀の場合窒息死しかけたという物騒極まりない展開だったが)いただけに、背後からの声に驚いた。

 

「せ、先輩?! ビビらせないで下さいよ・・・」

「あはは、ゴメンね? ま、それは兎も角―――このまま、姉妹水入らずにしたげよ?」

「そうっすね。 あの、それで―――後ろのお二方は?」

 

雪蓮に向き直った一刀は、その背後に見慣れない女性が二人いた事に今気付いた。

片方はニコリと微笑んで一礼。もう片方はシュッと片手を上げての挨拶。

 

「雪蓮ちゃんの言う通り、此処は離れた方が良さそうですね?」

 

知らない女性の内の片方、一礼をしたお嬢様風の女の子が首を傾けて一刀の背後を見、一刀もその視線に続き―――冥琳と明命と視線がぶつかった。

 

「そっすね」

 

一刀は笑って、掌を大きく広げると顔の前に軽く掲げてソレを挨拶として。

冥琳は頭を下げ、明命もそれに続いた。

二人と別れ、仕切りなおしと言わんばかりに雪蓮達に連れられて別の離れた喫茶店に入った一刀は改めて初対面である女性達と向き直ったのだが。

 

「初めまして。私、月と申します。一刀さんの噂は雪蓮ちゃんから良く聞いてます♪」

「やっほー。私華琳ー。雪蓮達とは歳離れてるけど友達やってま~す♪」

「あ、ども・・・一刀です。噂については忘れていただけると・・・」

 

気さくな面の伺える華琳は兎も角、上品な物腰の月は今までの交友関係には無いタイプだった。

そして“パターン入った!”と思わず叫びたくなるほどの美人×2という事も相まって、今更緊張しだす始末。

 

ちなみにこの喫茶店は過去、愛紗が涙を飲んだ場所でもある。蛇足だが。

 

席順は一刀と雪蓮が知り合い同士という事で隣り合わせ。一刀の向かいに華琳が座り、その隣に月という組み合わせだった。

 

「つか、噂って雪蓮先輩何喋ったんですか・・・」

「え~と、お義姉さん思いの可愛い子?」

「勘弁してくださいよ・・・・・・シスコンって言われると否定出来ないですけど」

「一刀さんもお姉さんいらっしゃるんでしょう?私、一人っ子ですからそういうの羨ましくて。良かったら、お話聞かせてくださいませんか?」

「ねー雪蓮ー。パフェ頼んでいい?このギャラクティカナントカってヤツ」

(私に振るな!)「あら、好きなもの頼めばいいじゃないの、変な華琳」

「うぇ?!っと、変な声出ちゃった・・・ねぇ月、雪蓮がなんかぐぼおぉ?!」

 

何故雪蓮の態度が違うのか根本的に理解してない華琳を、月は肘鉄で黙らせた。

ついでに華琳にギリギリ届くような声量で『邪魔すんな』と耳打ちするのも忘れない。

 

「だ、大丈夫っすか?!なんかすげぇ声出ましたけど?!」

「おうふ・・・だいじょぶだいじょぶ・・・」

(月、ナイス!)(お安い御用♪)

 

アイコンタクトで通じれる辺り、似たもの同士なのだろう。

 

「あ、その前にお礼を。冥琳さん、結構義妹さんの事で悩んでたみたいで・・・何とか解決できないかって私も頭を悩ませてたんです」

「うん。それについては私もお礼言わせてね?ありがと、一刀くん」

「あー、私も相談された。でもどうやって「お姉ちゃん」って言わせたのー?冥琳けっこー色んな手を使ってたみたいなんだけど」

 

興味津々といった眼の輝き具合に、一刀はちょっと困った顔で、「あんま面白くないですよ?」と前置きしてから事の次第を話した。

最初こそ冥琳の画策や明命の微笑ましさにクスクス笑っていた三人だったが、一刀は己の身の上はボカして伝えた為決定打となった事柄は曖昧のまま。

それに業を煮やした華琳が「で、結局どうやったの?」と尋ねると一刀は答えに詰まった。

 

「これ、マジで面白くないですよ?不幸自慢みたいなモンですから」

「あ、そういうことか・・・・・・ごめん、私ったら知ってるのに無神経に」

 

唯一一刀の身の上を知っている雪蓮は今更ながらに一刀と明命の共通点に思い当たり、暗にこの話題を止めようと提案する。

しかし昔からダメと言われている事ほどやりたくなるモノである。

 

「えー!?しーりーたーいー!ねぇ、月も聞きたいっしょ?」

「う、うん・・・差し支えなければ、ですけど・・・」

 

流石に月もこの話題を続けるのは得策ではないと感付いたのだが、一度火がついた好奇心は中々消えてくれない。

結局、一刀をチラチラと見て話の続きを催促する。

 

「アンタ達、いい加減に「いいですよ。俺は気にしてる事でもないですし」でも・・・」

もう一度「マジで面白くないですよ?」と断ってから一刀は身の上話をする。

自分には姉が五人いるが、そのどれとも血が繋がっていない事。一番上の姉以外は中々姉と呼べなかった事。

けれど姉達は皆優しくしてくれた事。今回の明命の様に、自分も何かお礼の気持ちをプレゼントという形で表したかった事。

紆余曲折あって、自分が下手を踏んだ事。けれど、姉と呼んだ時に皆喜んでくれた事。

流石に幼馴染にボコボコにされた話はしなかったが、ただそれだけである。

今日始めて会った、それも年下の男の子の嫌な過去を話させたのは事実。

 

「とりあえず、謝るの無しの方向で」

 

話を聞き終えた華琳と月はすぐさま謝ろうとしたのだが、それを先読みした一刀は先手を打つ。

 

「でも・・・」

「ま、皆同じ反応するんですけどね、この話すると。 まぁでも俺は気にしてないですし、ねーさん達だってそうですから。

 俺的には『お前何処の主人公だよww』って笑ってくれた方が気が楽になるもんで。それでお願いします」

 

そう言って気負わずに笑う一刀を見て、胸がキュンとなる雪蓮。と月。

 

「あ、あの・・・一刀さん。宜しければ、連絡先教えて頂けませんか?」

「はぁ?!」

「あ、月ずるーい。私にも教えてよ」

「え?そりゃ構いませんけど・・・なんでまた」

「赤外線でいける?無理なら手打ちするからケータイ貸してー」

 

そう言って一刀のケータイを奪うと、華琳はスイスイと互いの情報を交換する。その姿をただ見守るしかない一刀。

 

(ゆーえー?)「ついでに着メロちぇ~っく!」

(雪蓮、この子頂戴?)「ちょ!勘弁してくださいって!」

(ふざけてんのかしら?もう入札済みだっつったでしょーが!)「・・・ね、一刀くん。今彼女いんの?」

(いや、ちょっと今のは反則だわ・・・鼻血出てない?ダイジョブ?)「いないですけど!つかそれとこれとは関係ないでしょ?!」

(アンタマジ一回ケリつけとかないとダメみたいね?)「私と付き合わない?結構マジで!」

(眼をつけた獲物は権力を敵に回しても引くな。がウチの家訓です♪)「何かすげぇ色々工程すっ飛ばしてますから!」

(アンタ一目惚れする人間なんて滅べばいいっつってたでしょーが!)「やー私付き合うなら趣味合う年下って決めてたのよねぇ♪」

(いやー実際冥琳と分かれる時のでちょっとヤバかったのよねー)「は?! いや、全然意味が分かんないっすから」

(で、そろそろ華琳ぶん殴ってくんない?)「『密命』DLしてるとかマジハンパないわ!それに結構好みの顔だし!」

(おうさ!)「いや、別にそんなのいくらでもいるでしょ?俺よりイケメンなんて履いて捨てるほど!言ってて泣きそうですけど!」

「いやいや!まさかライブアらぶっ?!」

 

確実に既視感を覚える、本日二度目の華琳の奇声だったが、その苦しみ方は尋常ではなかった。

 

「ま、まくのうちぃ~・・・!」

「大丈夫、華琳ちゃん?」

「華琳、今日はもう帰ってゆっくり休んだ方がいいんじゃない?」

 

己で打ち込んだ打撃である事を微塵も見せず、心配そうに眉を顰める月。

己が下した指示である事を微塵も後悔した様子は無く、華琳を気遣う雪蓮。

 

「そうするわ・・・此処にいると肝臓100個あってもたんない・・・」

「あ、大丈夫ですか?」

「あー、慣れてるから平気・・・んじゃ一刀くん・・・メールするねぇ?」

 

右のアバラを抑えながら、華琳は眉を顰めて「今日収録なのになぁ・・・」と呟きながら店を出た。

「あ、あの・・・誰か付き添った方がいいんじゃ?」

「華琳ちゃんは強い子ですから♪」

「そうね。 それより一刀くん、私、あと三人お義姉さんいたって聞いた事無いんだけど?」

「へ? そりゃ、聞かれませんでしたし・・・」

「あのね?そりゃあ聞かない私に責任があるのかもしれないけどね?いくら気にしてないっていっても、簡単に聞ける内容じゃないと思うの」

 

まぁそりゃあ・・・と一刀が呟くが、一瞬引いた姿を見せたのは良くない、非常に良くない。

雪蓮の眼が煌き、月が軽く顎を引く。

 

「差し支えなければ、お姉さんの事色々伺ってみたいです♪」

「まぁ、そりゃ構いませんけど・・・」

「えっと、私が会った事あるのって霞さんと恋さんで良いのよね?霞さんの方が年長だと思ったんだけど、間違ってる?」

「合ってますよ。霞ねーさんが一番上で、二番目に稟ってのがいて、三番目が恋ねーちゃんです」

「じゃあ、あと下に二人いらっしゃるんですか?」

「そっすね。四番目が凪ねぇで五番目に桃香姉さんで、最後に俺の六人姉弟です」

 

成る程。懐柔すべき姉は五人か。月と雪蓮はそうはじき出した。雪蓮の場合五人の部分が三人になっていたが、厳密には懐柔してなどいない。

その辺りの抜けている部分を指摘されての冥琳の「諦めろ」発言なのだが、本人に気付いた様子はない。

 

「雪蓮さんはご存知の様ですから二度手間ですけど・・・霞さんってどんな方なんですか?」

 

その言葉を皮切りに、五人の姉を順番に語る羽目になった一刀だったが、その顔は満更でもなさそうだった。

しかし、その顔を見せたのはいけなかった。淡々と語るべきだった。

 

(成る程・・・つまり)「へぇ、そうなんですか♪」

(一番手ごわそうなのは聞いた感じ凪さんだけど・・・)「ご、ごめんね笑っちゃって・・・でも・・・フフッ」

(裏を掻いて霞さんと見た!)「わぁ、そういうの良いですね♪」

(歳の近い桃香さんとは仲が悪いわけでもない、と)「少しはウチの妹達にも見習って欲しいわぁ」

(一番気にかけてるのは稟さんかな?)「だ、大丈夫だったんですか?」

(意外ね・・・前の感じじゃ恋さんだと思ったんだけど・・・)「あー、恋さんはそんな感じね、確かに」

 

雪蓮と月、二人のデーターベースは着実に更新されていく。

何より恐るべきは傾向と対策ととりつつ、適切な返答を忘れない二人の脳味噌の使い方だった。

女は怖い。特にこういう事柄に関しては。

狐に包まれたような一日だったなぁ。と一刀は家についてから思った。

 

「なーんか、久々に話したくなっちゃったなぁ・・・ホームシックか?」

 

姉の話をあそこまでしたのは、こっちに着てから初めての事だった。

無意識に避けてたのかもしんないなぁ。と何となく申し訳ない気分になった一刀は、姉達に電話をする事にした。

 

「あれ・・・華琳さんホントにメールくれたんだ、あ、月さんからも着てる」

 

雪蓮からも着ていたので三人にポチポチと返信をして、さぁ誰に電話しようかなぁと思いを馳せていると、ケータイが鳴った。

着信主は冥琳で、今度礼をするから予定を空けておくように。というものだった。断ったが押し切られた。

 

「えーと、先ずは恋ねーちゃんからかなぁ・・・いや、まずは当たり障りのない稟お姉ちゃんからにしよう」

 

多分淡々と会話をしてくれて、それでコッチの感覚もつかめるだろう。そう踏んだのだが―――

 

「か、一刀?!元気ですか?!」

「う、うん。お姉ちゃんは?転んでない?」

「今日は十五回で済みました、お姉ちゃんだって日々進化してるんですから!」

「おお、すげぇ進歩だ」

「そ、それで「一刀!元気か?」ちょっと、私のケータイに掛かって「ちゃんとご飯食べてるか?迷子になっ「一刀!!どないしたんや?!」

 

声の主が次々に入れ替わり、ドスンバタンと暴れる音が響き―――

 

「一刀、寂しくない?恋は寂しい・・・」

「俺は平気だよ。ごめんね、今度そっち帰るよ」

「♪」

「それで・・・・・・他のねーさん達は?」

「・・・・・・寝てる?」

「うん、そっか・・・・・・毛布とか、掛けてあげてね?」

「わかった」

 

 

 

一方その頃。

 

「ちょっとーグレン○ガンのDVD用意してー」

「不当取引も良いトコだわ・・・」

 

電話の受話器を耳に挟み、メモを取りながら喋るお嬢様が一人。ケータイを使わないのは一刀とメールしているからだろう。

まぁ相手の雪蓮も似たような状況ではあるが。

 

「まぁまぁ♪困った時はお互い様じゃないですか♪」

「一方的に搾取されてばっかよ今日!」

「ちゃ~んとお礼はしますって。プ○ズマテレビとかいる~?」

「頂戴。ついでにB○レコーダーもセットで」

「はいは~い♪」

 

追加ーと可愛く声を上げる月だったが、御付の人々の苦労は並大抵の物ではなかった。

あのお嬢に惚れた男が!と噂は瞬く間に広がり、けれど漫画やアニメで良くある「よくもウチのお嬢を!」だとか「ヤキいれてやらぁ!」だのは一つもなかった。

月の両親、祖父母ですら「あのジャジャ馬を乗りこなしてくれるなら・・・」と祝勝会を兼ねて呑みに出てしまった。

一刀が遊びに来たらその日の内に紋付袴を用意して式を挙げそうな程の喜びっぷりだった。

 

「で、一刀くんの住んでる場所ってどの辺り~?」

「言っとくけど、その土地買い占めるとかだったら教えないわよ」

「そんな事するわけないじゃないですか~。雪蓮は私を悪く見すぎです~!」

「『昔粉掛けて来た男の実家その日の内に更地に変えた』なんて武勇伝聞かされてなきゃこんな事言わないわよ」

「殿方から強引に迫られるっていうのが私の理想ですよ?」

「突っ込まないわ、キリがないから」

 

 

またまた所変って、今度は一刀の実家。

 

「うー、恋ちゃん変わってぇ~!」

 

顔を掴まれて猶手を前に出してケータイを奪おうとする桃香。眼を回して気絶している稟の屍を踏ん付けている辺り、中々いい根性である。

 

「恋ズルイ、恋ズルイ、恋ズルイ、恋ズルイ・・・・・・」

 

部屋の隅で掛け布団に包まってブツブツと文句を溢す凪。

 

「♪」

 

そんな事など知ったこっちゃないとばかりにケータイを離さないばかりか、充電器を繋げて不測の事態に備える恋。

 

「これウチが片付けるんかいな・・・」

 

色々ぶちまけられた妹の部屋を、ウンザリした顔で見る霞。

とりあえず恋は弟に叱って貰おうと、もはや自分で文句を付ける事は諦めた霞だった。

 

まぁこの後恋が通話を終えてから霞に電話が掛かってきて「多分霞ねーさんが後始末してくれてると思った」と言われ、思わず愚痴を溢したら「じゃあねーさんが暇な日に遊びにきて。俺エスコートするから」と上手い具合にデートに繋がった辺りで自分の役も満更じゃあないなと思った霞だった。

 

が、次の日にその事がバレて妹一同から恨みがましい眼で見られ皆から「つれてけ!」と強請られ「しばくぞおのれら!!」と流石にブチ切れたのは別の話。

あとがきというなの私物化コーナー。

 

あ、ありのまま起こった事を話すぜ・・・

俺は“雪蓮ルート”を書こうと思ったらいつの間にか“冥琳+明命の姉妹丼ルート”に替わっていた!

何を言ってるかわからねぇと思うが、俺も何が起こったのかわからねぇ・・・

ただ、『腹黒い月は意外と可愛い』とか、『能天気な華琳って最高じゃね?』とか、そんなチャチな妄想じゃねぇ、もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ・・・

 

沢山いる雪蓮ファンの皆様、申し訳ないです。何故か今回は明命に喰われてしまいました。あと月。

前回の思春もそうですが、月も崩壊させたかったキャラです。

強かなトコがある月とか、最高だと思うんだ!

 

で、今回は雪蓮・冥琳・月・華琳の“セレブ組”でしたが、華琳のキャラ崩壊に意外と難儀しました。

当たり障りのない豪快なねーちゃんキャラだと色々と被るんで、能天気な『鶴○さんっぽい』を合言葉に。

声優とかやってますよ、きっと。アイドルでもいいですね、胸ないけど。

 

月ですが、実家は【ヤ】の付く自営業です。腹黒い、だがそれがいい!!

あの手この手搦め手を駆使して一刀を狙う事になるでしょう。一刀逃げて!!

 

で、冥琳ですがコンセプトは『素直クール』美人にされると破壊力満点だよね!

明命が義妹になったのは「周泰と周瑜って、同じ周だし纏めたら出すの一回で済むな」という実も蓋もない考えからです。

 

そして一刀のブラコン姉’s 最終的に五人に落ち着きました。此処からは増えません。書き直すの大変なので。

長姉の霞と三姉の恋は過去作の通り。

次姉の稟ですが、コンセプトは“ドジっ娘”お姉ちゃんぶりたいという隠しエッセンスを出したかったのですが、それはいずれ。

四姉の凪は完全に趣味です。凪可愛いよ凪。多分恋とは仲悪いです。

末姉の桃香はtomi様の案を採用させていただきました。まだキャラ固まってませんが。

 

新キャラ大量投下したので、キャラ説明大変です。でも半分も出てきてないという事実。おおこわ。

 

猶、時間軸的には一番新しい時代の話です。話のつながり的に可笑しくなるので、「恋姫のなにか 4」を修正しました。微々たる物ですが。

 

説明まで過去最長になってしまいました。シリアスな部分も見え隠れしました。

ああ、サクサクかけた思春がいとおしい。シリアスな部分はもう書きたくないですね、面倒です。

 

では、ここからは毎度おなじみのお礼返信です。

 

詩様  「「覚悟」とは!! 暗闇の荒野に!! 進むべき道を切り開く事だッ!」

    きっとこんな馬鹿SS書いてるの私だけです。なので独占商売です。やめられまへんなぁ。

 

tyoromoko様 君が恋姫キャラに幻想を持っているのなら!まずはそげぶ!!

       中々グレンネタ仕込めなくて申し訳ないです。

 

kurei様  裏コンセプトとしては「このバカップルがっ!」というのがあったりします。

      きっと告白は一刀から。慌てふためきつつもニヤニヤする思春萌え。

 

ロード様  回によってはパロネタを仕込むのが難しい時もあります。

      今回は書いてて本気で幼馴染組がいとおしかったです。

 

shun様   出しましたぜ、原型なんて欠片も残っちゃいないがね!!ごらんのありさまだよ!!

      や、元々セレブ組は出すつもりでしたので、無理したわけではないですよ?

 

jackry様  フハハ!もう原作思春を見てもときめけまい!!

      どうも作風的にネタに走ってくれるキャラは贔屓しちゃいますね。

 

一刀様   原作と見比べると水と油な気もするんだぜ?

      楽しんでいただけたなら幸いです。

 

Night様  朱里は大手BL同人作家という設定です。出てくるのかは微妙なトコですが。

      また今回も雪蓮が喰われてしまいました。どうしよう。

 

南華老仙様 キミのハートにらぶずっきゅん。何故思春と蓮華様を纏めたべ○スオン・・・

      思春は今までで一番書きやすかったですが、絡ませ難いという困ったキャラでもあります。

 

よーぜふ様 「勝てないのならうんたらかんたら」って赤い外套の人が言ってました。

      思春は実は人見知りなので、知らない人と会うと一刀の服を掴んで離さないという可愛いトコもあります。

 

自由人様  走ってるんじゃない、止まれないんだ・・・

      こういうのは有耶無耶で終わるのが多いので、逆に一人に絞るエンドとか妄想してます。

 

MiTi様   口悪くしたのが意外に良かったかもしれません。

      性質悪くないよ!悪かったとしても妄想の産物だからきっと平気だよ!!

 

truth様  反動が今回一気にきました。書いては書き直しの繰り返しです。

      思春は良い子ですが、そういう所が困ったちゃんです。

 

ハイドラ様  や、コレは申し訳ない。アレに関してはアニメで見た程度の知識でして。

       ネタ仕込む時は用法・容量を守らないとだめですね。

 

今過去作を読んで感想下さる方、お返事書けずに申し訳ありません。

なるべく全てにお返事したいのですが、コメント欄に書き込めないヘタレ作者です。

 

見放さず、広い心でこれからもしばらくお付き合いください。

 

感想下さる方、読んで下さった方に感謝しております。


 
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