No.122829

クロニクル

刹那さん

あらゆる場所、世界で戦争が起こっていた。
その原因である魔法を使う者たち、魔物、魔獣など様々だ。
ある出来事をきっかけに戦争は終局した。
戦争を裏で操っていたゲイル・ゼファリスを封印したかだ。
その後は平穏な状態が続くと思われていたが・・・・

2010-02-06 23:06:56 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:383   閲覧ユーザー数:379

 
 

プロローグ

あの日の出来事は今でも覚えている。

忘れることの出来ないこと。

私がまだ城に住んでいたころに起きた。

いつものように部屋で魔術等の修行をしていた。

そのときだった。何者かの気配を感じたのは、普段この城に人が訪ねてくる事は殆どなく奇妙な気配だった。

誰かがこの城に来る場合はこの部屋に連絡が入る。

奇妙に思い希美は修行を途中で中断し気配のする場所に向かった。

ガタ

近くで物音がした。

(誰かが近くにいる。)

希美は思う。

何者かが姿を現した。

「貴様の命貰い受ける」

『お前、誰』

希美は相手を睨みつけながら言う。

「ここで死ぬ奴に名を言う・・・・・・価値が・・・」

その男は最後まで喋ることすら出来なかった。

希美の投擲したナイフが男の心臓を貫いたから。

希美の前に敵の死骸(骸)ガ転がっていた。

『哀れだな、私を襲わなければまだ生きれたかもしれないのに。』

希美は独り言を言うかのように喋った。

そしてその場の処理を済ませ部屋に戻った。

敵にはもう聞こえてなどいなかった。

それが一夜の出来事だった。

それから希美はこの城を後にした。

それ以来、この城に住むものや訪れるものは誰一人としていなかった。

その後も道中私の命を狙うものが次々と襲撃してきた。

そのような輩との戦闘が耐えなかった。

ある時は近隣の国を一晩で壊滅させた。

襲ってくるものは皆殺した。

時には依頼で武力勢力のある国を壊滅させるなど多くの奴らの命を奪った。

そんな日々が何年も続きそれでも殺すことでしか生きられなかった。

時が過ぎ私の命を狙うものはいなくなり、平穏な日々をすごしていた。

『・・・・・・』

またあのときの夢

夢で見るようになったのは最近のこと。

 
 

 
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