お題：ビンテージ

乃千絵（のちえ／ノーチェ）「なに！？　革ゴム製の拘束具風ファッションで着飾った私を鑑賞して楽しむつもりなの？　この変態！」

三郎　「それはボンデージじゃ馬鹿者、てゆーか説明口調すぎるだろ」

乃千絵「ボケてみたのよ、少しおっちょこちょいな女を気取ってね、萌えたでしょ？」

三郎　「自分で萌えとか言うなよ、それ以前にボケの説明すると負けだぞ」

乃千絵「そうね、そうよね………ごめん、ボクシングするとき、手にそれを巻いた上にグローブはめるものよね」

三郎　「それはバンテージじゃ馬鹿者」

乃千絵「バカバカ言われるのは納得いかなーい！」

三郎　「俺ぁどーすりゃいいんだよ」

乃千絵「てゆーかー、なんで三郎のツッコミは『馬鹿者』なのよ！　ツッコミといえば『なんでやねん』じゃない」

三郎　「そんなこと言っても俺は関東スタイルなんだよ、しかもキャラ設定的には上から目線なんだよ」

乃千絵「じゃ、私も上から目線キャラにするー」

三郎　「例えば？」

乃千絵「そうね………這いつくばって靴をお舐めッ！」

三郎　「馬鹿かお前は」

乃千絵「………んもー、ノリがダメ！　ぜんっぜん合わない、もーコンビ解散するしかないわね」

三郎　「なんでやねん！」

乃千絵「それよ！　それを待っていたのよ！　やればできるじゃない」

三郎　「お前は何がしたいんじゃ………さっぱりわからん」

乃千絵「ところで、ビンテージの話をしてたんじゃなくて？」

三郎　「おうそうだった、お前がわけわからんボケツッコミ論などを語っているから残り時間があと７分しかないぞおい」

乃千絵「さぁ、時間は刻刻と過ぎていくわよ～、早く考えなきゃ～」

三郎　「焦らすなっつーの、ビンテージビンテージ、ビンテージギターは高ぇなぁってことくらいしか思いつかないよ」

乃千絵「昔買って三日坊主で飽きたギターがあるじゃない、あれも何年かすればビンテージよ」

三郎　「おお、そうか！」

乃千絵「でも元が安物だから………あんまり期待出来ないわねぇ」

三郎　「くっ、俺はビンテージとは縁がないのか………」

乃千絵「待って、ボケツッコミの練習もビンテージと大いに関係あるわよ」

三郎　「どこらへんが？」

乃千絵「ビンテージとかけて、阿吽の呼吸と解きます」

三郎　「そのココロは？」

乃千絵「時間をかければかけるほど、風合いが出てきます」

三郎　「うーん、まぁ、そこそこ綺麗にまとめたから、番組の最後だったら座布団１枚ってとこかな」