No.115964 真恋姫無双外伝 外史をかける一刀 11話2010-01-02 04:17:04 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:8138 閲覧ユーザー数:6413 |
宴を終えた翌日の朝、俺たちは孫堅さんがいる玉座の前に集まった。
「さて北郷殿、改めて今回の賊討伐に協力してくれたのを礼をする。ありがとう」
「いえ、当然の事をしたまでです」
「そう言っていただけると有難い。さて葉錬から話は聞いているが、兄らは我の元で客将として働きたいとは真か?」
孫堅さんからの問いに俺は一度黄権さんの方を向き頷いて確認をした。
「はい。俺たちは訳あって前に仕えていた主の下を離れ自らを鍛えなおすための旅をしています。
この長沙の町に着いたぐらいに路銀のほうが心もとなくなりまして、さらに縁あってお世話になっている葉錬殿が気の使い手と聞きましたので」
「成る程な。確かに気を学ぼうと思えば将として一緒に働くほうが時間がとりやすいか・・・。
よし、兄らの実力は賊討伐時に我自身がこの眼で見ているし兵からの評判も良い。ぜひ我が元でその腕をふるってほしい」
「有難うございます。必ずやお役に立ちましょう」
孫堅さんから了承を得て俺たちは表情を緩めた。
「さて、我が元で働いてもらう事になったからには兄らには昨日あてがった部屋をそのまま使ってくれ。配属とかに関しては文官などと話し合って決まり次第伝えよう。それまではゆっくりとしていてくれて構わない。城内の施設も自由に使ってくれ」
話が終わった俺たちは葉錬さん親子と一緒に調練場に来ていた。
調練場には既に一人の少女が来ていた。
「あ、みなさん。おはようございます」
「おはよう徐栄さん。徐栄さんもここで働かせてもらえるようになったの?」
「はい、昨日の宴の後にたまたま孫堅様とお話出来まして理由を話した所了承して頂けました」
「その理由を聞いてもいいかな?」
そう聞くと徐栄は顔をしかめながら
「実は私には双子の妹がいるんです。私たちは元々、劉表様が治めている地域にある村で暮らしてました。北郷さんはご覧になったでしょうが私達姉妹は特殊な力を持ってます。その力に劉表様配下の黄祖に目を付けられまして自分たちの下で働くよう言われました。父が私たちはまだ幼いからと断ると黄祖はそれに激怒して村を軍で襲いました」
「なんじゃと!!なんという酷いことを」
それを聞いたマツリは激怒し、ほかのみなも顔をしかめた。
「私はその時たまたま隣村に使いに出ていたので難を逃れました。私が村に戻るとそこは焼け野原になってました。慌ててあたり探してみるとまだ息のあった村長さんを見つけました。話を聞くと両親は殺され妹は連れ去られたと・・・。その事を聞いて私は自分のせいだと思って必死に謝っていると「いいんじゃよ。お主は悪くない。せめてお主だけでも元気で生きてくれ」と言って息をひきとりました」
「そうか。いやな事を聞いてしまったね。ゴメン」
「いいえ、いつか皆さんにも話さないといけなかったので。それでその後、私はあの村まで逃れて来ました。そこで孫堅様と劉表様が争ってると聞いて妹の安否を知るためにもここで働かしてほしいと孫堅様にお話したしだいです」
そう話終えた徐栄は表情を元に戻した。
「そういう事だったのか。分かった、私達も協力しよう。それと徐栄殿の力だが北郷殿から聞いた限りだとひょっとすると気の一種かもしれんな」
「!!それは、本当ですか?」
「ああ、おそらくわな。よしいい機会だしまずは気についての講習をするとするか」
そういって葉錬さんによる気講座がはじまった。
あとがきです
やっと復活できました。
前回に仕事も見つかって書けるようになったと言ってたのにいざ仕事をし出すと「必要な資格が多すぎる!!!」て事になりまして必要最小限の資格を取っていると気付けば前回から一ヶ月以上たってしまいました。
何とか資格も取れましたので今度こそ復活いたします。
所でよく相談に乗ってもらってる友人に第二章となる次の外史のプロットみたいのを話すと
「原作キャラ死にすぎじゃない?読んでもらってる人に受け入れてもらえるか?」と言われました
確かにそうなってしまってますが、皆さんどうでしょうか?
作ってる私自身もあんまり原作キャラが死ぬのは好きではないので話を練り直そうか悩んでます。
率直な意見を頂ければと思います。
さて今度こそ復活できましたのでこれからは週一で更新出来るぐらいでがんばっていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします。
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やっと投稿出来るようになりました。
言い訳はあとがきでします。
それでは本編のほうをお楽しみください。