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No.1155980
だぶまんさん
G.0(2/2)「ヘンシン」 「夢だったのか。」 キュービーの手はしっかりとピンク色に染まっていて今までの出来事はすべ て本物だったということを再認識させられた。
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とはいえ見慣れた風景に戸惑いながらも現実世界に戻ってきたと感じ安堵した。建物の看板が変わっていることに気付いた。 いよいよ本当に現実世界なのかと疑心暗鬼になってきたキュービーによぎったのは質屋を営んでいたゼン・ニン弟を見つけなくてはならないという考えだった。 この無料案内所、どこか怪しい。直感がキュービーにそう思わせた。 「ここにゼン・ニン弟がいるのか・・・」 自分に何が起こっているのかわからないキュービーは”今はともかく直感に 従うしかない”と考えた。 果たしてゼン・ニン弟は今何をしているのかその謎を追求すべくアマゾン(無料案内所)の奥地へと向かった。 というキュービーの言葉ですべての事情をゼン・ニン弟は察した。 恐る恐る暖簾をくぐり中を確かめた。カウンターにいたのは確かにゼン・ニン 弟だった。 そして目が合う二人。 ゼン・ニン弟は悲鳴を上げた。 「バケモノヨォッ!」 怯えるゼン・ニン弟にキュービーは小さな羽をバタつかせて近寄った。 「あの時、 質屋で変身セットのヘルメットを買わせていただいた元人間です。」 ゼン・ニン弟は( ゚д゚)。 しばらく考えてから我に返るとなるほど察したというよ うな表情でゼン・ニン弟は言った。 「じ、 事情は分かった。 異世界を救ったんだな。」 キュービーは事の経緯とヘルニア国だけは救ったということを説明した。 そしてゼン・ニン弟は人口減少を守るために用を忍ぶの姿として何かの無料案内所に経営方針を転換していたとのことだった。 それを聞いたキュービーはどうすればそれを阻止できるのかゼン・ニン弟に 聞いた。ゼン・ニン弟が口を開こうとした時、お客さんが現れた。 ゼン・ニン弟は険しい表情をしてまたもやなるほど分かったという表情で キュービーに話しかけた。 「やはりな、 今こちらの世界では町の人口が急激に減っている。 これは異世界の影響じゃったのじゃな。」 キュービーはそれは単純に少子化のせいだろうと反論したが、 とあるニュー スをゼン・ニン弟から見せられて納得がいった。 ニュースの記事には「急激な街の人口減少10万人→5000人へ」と書かれた見出しで行方不明者を含む人口の減少が問題視されている旨の説明が記事に書かれていた。 確かに減少がすごい。 というか異次元じゃん。そしてゼン・ニン弟はこの人口減少の原因の調査と人口減少を食い止めるために用を忍ぶ仮の姿として経営方針を変えて 何かの無料案内所を営んでいるという。 キュービーは原因について何かわかることがないかゼン・ニン弟尋ねようとした時、お客さんが現れた。 「いらっしゃいませ」 ゼン・ニン弟は愛想よく接客をするが返事がない。客はもごもごと何かをつぶ やいているがよくわからなかった。 「安心してください。 あなたのようなお客さんもよく来るので。」 ゼン・ニン弟はまたも愛想よく接客をした。しかし客はゼン・ニン弟を見るなり 「お前が欲しい」と今度ははっきりと聞こえる声で言った。 突然のカミングアウトに頬を赤らめるゼン・ニン弟だったが客の挙動は怪しく その気配を感じ取ったキュービーは客の前に立ちはだかった。 「この店員さんは非売品です。」 キュービーが言った。 客はキュービーを見ると彼を摘み上げると思いっきり壁にびたーんした。 キュービーは壁にぶつけられてた衝撃で身動きが取れなくなっていた。余りの力の差に意気消沈した。 クイックボーグのように変身して戦う力だ有れば・・・ 「変身」 キュービーは無意識につぶやいた。 その時不思議なことが起こった。 ゼン・ニン弟に光のカーテンが現れ包まれ た。 数秒してカーテンが消えると魔法少女になったゼン・ニン弟が姿を現した。 「俺はコ・イカゲ様のペットだ、強くなっても無駄だ」 客は自身がコ・イカゲ様のペットであるということを明かすと同時にゼン・ニン 弟に襲い掛かった。 ゼン・ニン弟の手には魔法のステッキ(バール)が握られていた。 何かを感じ 取ったゼン・ニン弟はコ・イカゲのペットに向かって呪文を唱えた。 「キューティクルキュア」 技はコ・イカゲのペットに直撃した。 「俺を倒しても、 他のペットたちがお前らを倒しに来る。震えているがいい。」 コイカゲのペットはそういうと一瞬固まり花の咲くような姿になって最後には 灰になって消えてなくなった。 ゼン・ニン弟は自身が使った技が闇のじゅじゅちゅしの力であったことに驚い た。 「やはりこの町は異世界に浸食され始めておるようじゃ。」 ゼン・ニン弟はすべてを理解したようにキュービーを見つめながら言った。 しばらくするとゼン・ニン弟の変身が元に戻り魔法の効力が時限制なもので あるということも判明した。 「キュービー、 お前さんの能力は味方の潜在的な魔法の能力を着衣の変身と同時に付与できる力じゃ。」 しばらくするとゼン・ニン弟の変身が元に戻り魔法の効力が時限制なもので あるということも判明した。 「有効時間は大体10分コースだ。」 ゼン・ニン弟がメニュー表を指さしながら魔法のおおよその有効時間をキュー ビーに教えた。 「これを女の子に使うとどうなるんだ」 食い気味にキュービーは聞いたが、 「私にもわからんがとりあえずは何か変化はあるだろう」 とゼン・ニン弟が答えた。 こうしてキュービーは町にはびこるコ・イカゲのペットを退治するために完璧で 究極の無敵な美少女戦士 (アイドル)を探す物語が始まった。 前回 https://www.tinami.com/view/1155978 次回 ☆ノ兄妹の話 関連 illust/115320410
2024-11-10 10:00:06 投稿 / 1000×1000ピクセル
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G.0(2/2)「ヘンシン」
「夢だったのか。」
キュービーの手はしっかりとピンク色に染まっていて今までの出来事はすべ て本物だったということを再認識させられた。
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