No.1155941

【サイバ】雪天仲見世にて【交流】

Dr.Nさん

2024-11-09 20:33:09 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:71   閲覧ユーザー数:55

天空稲荷神社から稲荷坂を降りて電車通りを渡ると、昭和レトロ感あふれる小さなアーケード街が見えてくる。

その名を「雪天仲見世」。

 

暑さもすっかりやわらいだ小春日和のある日。

大きな和傘のある和スイーツの店の店先のベンチに並んで座り、出来たてのあんみつをいただく二柱の白狐がいた。

 

天空稲荷神社現祭神の天洸と、初代祭神の陽光である。

 

陽光「美味いのう。和スイーツなんて何百年ぶりじゃろ?」

天洸「フフフ、そうかい姉さん?」

 

この二人、見た目こそ大学生かOLの姉と中学生の妹の姉妹だが、実は中学生の方が年上、しかもその差約1000歳である。

 

とそこへ。

 

マオ、真緒「「こんにちはー!」」

陽光「おや、マオに真緒ではないか」

 

やって来たのは、中学の制服姿のマオ・スペアと六浦真緒の二人。

学校こそ違えど、従姉妹同士のウサギ型セリアンスロゥピィである。

 

マオ「いい気候になりましたねー」

天洸「だねえ。本当に心地いい日だよ今日は」

陽光「しかし、こうやって見ると二人ともそっくりじゃの」

天洸「だね。毛並みの色こそ違えど、顔は本当にそっくりだ」

マオ「よく言われますw」

真緒「従姉妹じゃなくて本当は姉妹なんじゃないかってw」

陽光、天洸「「ふふふふふw」」

 

『待て待て、待ちやがれー!!』

『待てって言ってんだろこの野郎ー!!』

『誰が待つか! 誰が女なんかに捕まるかよ! バーカバーカwww』

 

4人「!?」

走ってこちらに向かってくるモモンガ男と、その後ろからは佐和子とサンドラの二人の刑事。

 

佐和子「ハアハアハア…職務質問をぶっちぎったと思ったら、あいつ指名手配犯じゃねえか!」

サンドラ「ハアハアハア…あたしたちとしたことが気付かなかったとはね!」

 

陽光「どうやらわらわたちの出番のようじゃの」

天洸「だね、姉さん」

マオ、真緒「「わたしたちも手伝います!」」

ズンッ!!×4

 

モモンガ男の前に立ち塞がる二柱+二人。

 

陽光「これお主待たぬか。刑事さんたちが待てと言っておるのじゃ」

モモンガ男「なんだぁてめえら! 女の分際で俺様に楯突こうってのかぁ?」

天洸「フフフ、その女にやられて後悔しないことだね。行くよみんな!」

陽光、マオ、真緒「「「おう!(はいっ!)」」」

4人「「「「テールフラーッシュ!!」」」」

 

ドカッ! バキッ! グシャッ!

 

モモンガ男「ぎゃああーっ!!」

 

・・・・・・

佐和子「手間取らせやがってコイツ!」

 

ガチャッ! ガチャッ!

 

手錠をかけられるモモンガ男。

 

モモンガ男「クソーッ、女のくせにー! この俺が女なんかにいぃぃー!!」

佐和子「さっきから女女うるせえんだよ!」

 

.44マグナムのグリップを振り下ろして、モモンガ男の頭頂部にドカッ!

 

モモンガ男「ギャッ!!」

 

サンドラ「残念な男だね全く!」

 

軍用フレームパーンチ!!

 

モモンガ男「ンギャアッ!!」

 

佐和子「市民の方のご協力に心より感謝いたします!」(敬礼!)

サンドラ「では失礼します!」(敬礼!)

 

モモンガ男は連行されていった。

 

陽光「あのモモンガ男、どうなるのかのう」

天洸「ま、あの二人を怒らせたんだ。今のうちに祈っておこうか」

マオ、真緒「「あはははははは;;;;」」

陽光「さて、暴れたらお腹が減ったのう。あんみつお代わりするとするかの」

天洸「だね、姉さん。あんたたちもどうだい? もちろんあたしたちのおごりだよ」

陽光「うむ。お主たち、甘いものは好きかの?」

マオ「もちろんです!」

真緒「おごちそうになりまーす!」

 

暑さもすっかりやわらいだ、小春日和のある日の出来事である。

 

 

=END=

 

 

 


 
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