月見が大変な事になっているのに未だ動かない古神、雪紐。
新酒が出来上がるのが11月だとかで、向こう２カ月はあのままなんだとか。食堂が潰れるぞ。

月見を救うのは、本州最西端の木端神妖達が毎年精魂込めて作り上げる神便鬼毒酒。
雪紐の白龍形態時の抜け殻がその成分の１つとなっているが、

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これが酒の効能の大部分を占めているようである。
妖力を中和したり弱めたりする効果が報告されているが、その作用機序は解明されていない。
人間社会には流通しておらず、一部の好事家が謎の流通経路から入手する程度。