No.1152083

ナベヅルは美味しいらしいぞ

新人さん

武士の時代、鶴は 朝廷への献上品や振る舞い料理の食材として人気があったそうだ。身分の高い人の鷹狩りのターゲットとしても人気は高かったようだ。だから 鶴の恩返しの鶴は 食料にするために捕獲されたと考るのが順当だろう。僕は子供の頃に 教科書に載っていた鶴の恩返しの鶴が 人に食われる運命だったとは夢にもおもわなかった。当時 それを知っていたら、なぜ鶴が自分の命を削ってまで礼を尽くしたのかが もっとよく理解できたと思う。明治時代になるとそれまで大切にされてきた多くの鳥が一般人の狩猟の対象になってしまい 大きな鶴は絶好のターゲットになったことは想像に難くない。鶴などの野生動物は明治の早い段階でその数を減らしていったそうだ。(蝦夷オオカミと日本オオカミは絶滅した) 山口県の10羽程度のツルが渡来するある地区では、村人はけっしてツルをとらず、ツルを捕獲しようとする猟師がいればこれを諭してツルを守っていたそうだ。ところが明治20年1月、他の村からやってきた猟師により、ツルが撃たれる事件が起きてしまった。村人はこの猟師を責めたが、ツル捕獲の禁止を定めた法がないため 猟師は堂々とツルを持って帰ったそうだ。この事件をきっかけに、山口県令によって八代村内でのツル捕獲が禁止されることとなったそうだ。まだこの頃は 保護鳥という概念がなかったため、明治政府は1892年(明治25年)に『狩猟規則』を公布し、捕獲を禁止する鳥類として 鶴を含む12種を保護鳥として指定した。そしてそれは今日まで続いている。 現在は北海道の釧路にしか生息しない特別天然記念物の丹頂鶴は 江戸時代は関東地方でも見られたそうだ。しかし明治時代に乱獲され さらに生息地である湿原の開発により、一時絶滅したと思われていた。僕は 日本の丹頂鶴は渡りをせずに定住するので、ハンターに虐殺される悲劇がおきたのだろうと推測している。 因みに食べて美味しいのは 俗に黒鶴と言われているナベヅルで、丹頂鶴は固くて不味いそうだ。移民でもないのに 犬や猫まで食べる中国人は、鶴はめでたい鳥だから 食べることはタブーだと聞いた。トランプさんに教えてあげよう。

2024-09-13 15:59:10 投稿 / 688×918ピクセル

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