No.115185

願望の店

アインさん

これが『両想い』というものですね

2009-12-29 18:23:29 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:3274   閲覧ユーザー数:2784

いらしゃいませ

 

ようこそ、『願望の店』へ

 

当店は『恋姫の女性がほしい』という願望を持った男性専用のお店です

 

そのため女性や未成年はお断りですのでご了承ください

 

なお、見学は自由ですので読むだけならいいですよ

 

本日はサービスとして商品の入荷方法を一部を教えます

異なる外史

 

恋姫無双はさまざま物語が存在している

 

もちろん『闇の物語』も……

鏡を見る

 

顔は涙でよく見えない

 

『ごめん月。俺は彼女と一緒に歩く』

 

遠くなる彼

 

「いや……いやぁ……」

 

気が狂いそう

 

どうして私じゃないの?

 

あんなにも愛してくれたのに

 

首筋に刀を向ける

 

――もう生きていけない

少女の笑い声

 

「誰?」

 

聞こえたのは鏡の中の自分

 

『ねぇ……大切な人と結ばれたい?』

 

鏡の自分は問う

 

「結ばれたい! 欲しいのあの人がっ……!」

 

息が詰まりそう

 

でも欲しい、欲しい、欲しいの

 

彼が……ご主人様が……

 

「『真実』を認められないなら鏡の中に入ってきて……貴方の夢を叶えてあげる」

不思議な部屋

 

そこに私とご主人様

 

「月っ!」

 

ぎゅっと抱き寄せられる私

 

「本当だ月だ! 月が来てくれた!」

 

「……あっ……」

 

ご主人様は服に手をかける

 

これは夢?

 

それとも現実?

○○は月を購入した

 

「本当だ月だ! 月が来てくれた!」

 

まさか本当に現れるなんて

 

○○は彼女の体を触る

 

一方の月は赤くなりつつも抵抗はしない

 

「……どうして抵抗しないの?」

 

明らかなセクハラ

 

「私はご主人様のメイド……です」

 

瞳からは真実の目

 

「メイドって……でも……」

 

あまりに出来すぎる話に戸惑いが生まれる○○

 

「ご主人様……あの……一つだけ約束をお願いしていいですか?」

 

○○は頷いた

『もう……ずっと……私だけの傍に居て愛してください』

いかがでしたか?

 

こんな感じで商品を入荷しております

 

これから二人はラブラブになっていくのですよ。羨ましいですね

 

では、またの来店をお持ちしております


 
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