危険な暑さが続くなか、遮熱塗装の家が注目されている。放射冷却塗装の自動車も日産から発売される。冬は逆に寒そうだが、冬の日射しは斜めだから影響はあまりないそうだ。　日本には昔から植物を利用した冷却システムがある。夏の暑い時ほど よく繁って 太陽を遮り、冬の日射しの少ない時は葉も落ちてしまうから、日がよく入るようになり 暖かくしてくれる天然エアコンシステムの蔦（ツタ）だ。海外で悪魔の植物、侵略する植物などと悪名を轟かせている葛（クズ）は蔦と同じに考えてよいそうだ。人間に都合の良いときはツタとよび、悪く言うときはクズと呼ぶ、人はなんて勝手な生き物なんだろうと思う。手間をかければ 食料にもなるのだから、もしかすると 悪魔ではなく 本当は温暖化から救ってくれる神の植物かも知れない。