セージ「美味しいですか♪」
忠夫「は、はあ///」
ネリネ「味なんかしません///」
微妙な空気の中、俺は気になる事を聞いてみた。
忠夫「し、しかし何で記憶を消さなかったんスか?」
セージ「あら、女の子にとって初めては大事なものなんですよ。ましてやそれが、自分の意思で捧げたものならなおさらです」
ネリネ「まあ、否定はしませんが。というより、文珠で記憶を消さなかったという事は忠夫さまとの事は最初から知ってたんですか?」
セージ「ええ、知ってたわよ」
忠夫「ならおじさんも?」
セージ「はい、わざわざ教えて歴史が変わるのを恐れて黙ってただけで、忠夫さまがネリネちゃんを救ってくれるのも知ってましたよ」
忠夫「そうっスか」
セージ「ただ、その為に平行世界に飛んでしまうのも止められなかったと後悔してましたよ」
忠夫「それはいいんです。そのおかげといっては何ですが美神さんやおキヌちゃん、ルシオラにも会えたんですから…」
セージ「そうですか、私も会いたかったな。ルシオラさんに」
セージは忠夫を優しい目で見つめながらそう言った」
忠夫「…ちょっと待て…ネリネ、一つ聞くがアイさんは?」
ネリネ「はい?…そういえばアイさまはずっと独身を通されて…」
アイ「呼んだ?」
忠夫「うわっ!ア、ア、アイさん…」
ネリネ「ア、アイさま!?」
アイは微笑みながら忠夫に近づき、
アイ「ふむふむ」
忠夫「は、はは」
アイ「ぺたぺた」
忠夫に触れ、その感触を確かめ、
アイ「くんくん」
忠夫「ア、アイさん///」
ネリネ「ア、アイさま、何を?」
アイ「うん、花丸で合格。間違いなく忠夫くんだ♪」
忠夫「お、お久しぶりっス」
アイは瞳を潤ませながら忠夫に抱きついた。
アイ「やっと、やっと会えた。20年は長かったよ…」
忠夫「アイさん、また会えて嬉しいっス」
そう言って優しくアイの肩を抱いた。
ネリネ「アイさま、あのひょっとして忠夫さまに…」
アイ「うん、愛してもらったよ。ね、セージさん♪」
セージ「ア、アイさま!!///」
ネリネ「お、お母様!アイさまとも!?」
アイ「ふ~ん、知らなかったとはいえ。セージさん、親子でなんて大胆ね」
ネリネ・セージ「~~~///」
俺はというと何が何だかわからないままただ、混乱していた。
魔王「やあやあ、何やら賑やかだね」
ネリネ「お、お父様、魔界に用事があったのでは?」
魔王「うん、あったよ。だからアイちゃんが此処にいるんじゃないか」
セージ「じゃあ、パパの用事って」
魔王「アイちゃんのお迎えだよ。いつまでもアイちゃんを仲間外れにしてる訳にもいかないだろ?」
アイ「そういう事だからこれからは私もよろしくね♪」
そしておじさんは俺の肩に手をまわしてハイペロン級の爆弾発言をかましてくれた。
魔王「まあ、これからもよろしく頼むよ忠夫ちゃん。何しろ僕達は『ある意味兄弟』なんだから♪」
『・・・・・・・・・・・』
三人『あんた、知ってたんかーーい!!』
世界は今日も平和であった。
アイ「ちゃんちゃん♪」
END
ヲタノシミイタダケマシタカ?
デワマタコンド・・・
ラン・シー
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一姫を書かなきゃいけないんだよ。もう、許しておくれよ。
や、ヤめろ…それ以上強力な電波を送られるとの、脳が壊れる。
やめて…やめ………
プチンッ!!
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