No.1138152

【サイバ】久々の 正義のヒロイン 揃い踏み【交流】

Dr.Nさん

2024-02-05 18:40:04 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:168   閲覧ユーザー数:161

天空稲荷神社。

巫女姿の唯が掃除をしている。

 

唯「あら?」

 

その目線の先には、古びたお狐様の石像。

 

唯「こんなのあったかしら? 随分と年季が入ってそうだど」

 

とそこへ。

 

天洸「お、大分きれいになったようだね。結構結構」

唯「あ、お天さま」

天洸「ん? どうしたんだい?」

唯「これ何ですか?」

天洸「これは!! すっかり忘れてたよ! これはあたしだよ」

唯「これがお天さま? このお狐様みたいな像が?」

天洸「うん。あたしがここの祭神になる前は巫女をしてたのは知ってるよね」

唯「はい、知ってます」

天洸「これは、あたしが先代の祭神様から後継者に指名された時、先代様がその記念に建ててくれた像さ。懐かしいねえ、もう今から何百年前も前の話だよ」

唯「へえー、そうだったんですか」

天洸「その頃はまだこの神社もそんなに広くはなくてね、本殿もこの像の隣にあった小さい建物だったんだ。今まで忘れていてすみません、先代様…」(しみじみ)

唯「うふっ、お天さまがおセンチモードになってるw」

天洸「うるさいよ!w よし、せっかくお前が思い出させてくれたんだし、きれいにして差し上げようじゃないか。あたしはバケツに水を汲んでくるから、唯、あんたはブラシを持ってきておくれ」

唯「はーい!」

 

 

 

天洸「よし、これぐらいでいいだろう」

唯「はいっ! すっかりきれいになりましたねー」

天洸「ホントだねえ、ピカピカじゃないか」

唯「先代様もさぞ喜んでいらっしゃるでしょうね」

数日後。

 

そのお狐様の像に寄り掛かる熊男と、それにスマホを向けている熊男。

 

熊男A「ネットに上げるんや、ワシのことイケメンに撮ってくれやで」

熊男B「うん親分! ウィ~ヒック!」

 

パシャ! パシャ! パシャ!

 

熊男B「こんなもんでどう親分? ウィ~ヒック!」

熊男A「おう、上出来やで! えーっと、『今日は天空稲荷神社に来てまーすwwwwみんなーリプやイイネでボクにかまってねーwwwwウェーイwwwww』。ほい、送信やで!」

熊男B「たくさんリプが来るといいね親分! ウィ~ヒック!」

熊男A「おうやで!」

熊男B「そうだ! ウィ~ヒック!」

熊男A「どうしたやで?」

熊男B「今度ここでおいらの副業やってもいい? ウィ~ヒック!」

熊男A「副業? あー男相手の体が資本のお仕事かいなやで?」

熊男B「うん! ここなら誰も来ないだろうし、青空の下でヤるのとっても気持ちいいんだよ! ウィ~ヒック!」

熊男A「こら! お前、神聖な場所を汚すんじゃないやで!」

熊男B「ゴメン親分。うn*ピー*で汚さないように、下にペットシーツを敷いてやるからさ。ウィ~ヒック!」

熊男A「ならよし、やで! それにしてもこの狐、なんかムカつく顔してるなやで」

 

こねこねこね。

 

熊男B「あ、泥だんごなんか作ってどうするの? ウィ~ヒック!」

熊男A「ヘッヘッヘ、こうするんやでw」

 

シュッ! ベチャッ!

 

熊男B「あ! そんなことしていいの親分? ウィ~ヒック!」

熊男A「かまへんかまへん。お前もやってみいやで」

熊男B「うん! ウィ~ヒック!」

 

シュッ! ベチャッ!

 

熊男B「なにこれおもしろーい! ウィ~ヒック!」

熊男A「せやろやでw」

 

シュッ! ベチャッ!

シュッ! ベチャッ!

シュッ! ベチャッ!

天洸「さ、今日も石像の掃除手伝っておくれ」

唯「はい!」

天洸「あーっ!!」

唯「どうしたんですかお天さま? あーっ!!」

 

熊男A「ヘッヘッヘ、泥のお狐像の出来上がりやで!w」

熊男B「うん!w ウィ~ヒック!」

熊男A、熊男B「「ワハハハハハハwwww (ウィ~ヒック!)」」

天洸「こらーっ!!」

熊男A、熊男B「「びくうっ!?(ウィ~ヒック!)」」

天洸「あんたたち何やってるんだ!!」

熊男A「う…やばいやで…こいつはこの神社の祭神やで…」

熊男B「うん…ウィ~ヒック!」

天洸「よくも…よくもあたしと先代様の大切な思い出を…絶対に、絶対に許さない!!!」

柚子「いたー!」

玲「もう逃さないわよ!」

唯「あ、柚子ちゃんに玲お姉ちゃん。どうしたの?」

柚子「食い逃げよ食い逃げ!」

唯「この熊のおじさんたちが?」

玲「うん! ネットで自慢するのか、散々うどんの写真を撮った挙げ句、食い逃げ!!」

天洸「全く、こいつらどこまでクズなんだい! …さーて、役者も揃ったことだし、こいつらにお仕置きをしてやらないといけないねえ。みんな行くよ!」

唯、柚子、玲「「「はいっ!」」」

天洸、唯、柚子、玲「「「「テールフラーッシュ!!」」」」

 

ドカ!ドカ!ドカッ!

バキ!バキ!バキッ!

グシャ!グシャ!グシャ!

 

熊男A、熊男B「「ぎゃあーっ!!(やでー!)(ウィ~ヒック!)」」

 

グシャ!グシャ!グシャ!

グシャ!グシャ!グシャ!

グチャアアーーーッ!!

 

ポロッ。ポロッ。

 

唯「キャーッ、頭が取れちゃった!!」

玲「どうしよう、やりすぎちゃったわ…」

天洸「いや、よく見な! 二人とも中身は豚だ!!」

 

グシャ!グシャ!グシャ!グシャ!

グシャ!グシャ!グシャ!グシャ!グシャ!

グチャアアアアーーーッッッ!!!!!

 

・・・・・・

フィーア@TVニュース「器物損壊、無銭飲食、天空市迷惑防止条例違反などの疑いで逮捕されたのは、いずれも豚型セリアンスロゥピィの無職・犯 瀉豚容疑者と自称作業員・吐 瀉豚の2名です。尚、吐容疑者に関しては、18歳未満と知りながら、男子高校生に淫らな行為をしたという容疑も浮上しており、警察ではこの点に関しても厳しく追及しているとのことです」

数日後、Selia's。

 

天洸「さあ、今日はこの前のお礼! 三人ともどんどんやっとくれ!」

唯、柚子、玲「はーい!」

唯「さ、ケーキ取りに行きましょ」

柚子、玲「うん!」

 

唯「わあ、どれもおいしそう!」

柚子「迷っちゃうわよねー!」

玲「わたしまずはこれにする!」

 

わいのわいの。やいのやいの。

 

ケーキバイキングに舌鼓を打つ唯、柚子、玲の姿があったのでした。

 

 

=END=

 

 

 


 
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