夜、居酒屋あい。
魔法ちょうちん、茶トラぬい先生、ひろみ「「「((カンパーイ!))」」」
カチン!
ゴキュ! ゴキュ! ゴキュ!
魔法ちょうちん、茶トラぬい先生、ひろみ「「「((プハーッ!))」」」
魔法ちょうちん「(かーんめー!)」
茶トラぬい先生「(まだまだ暑い中飲む、キンッキンに冷えたビールは最高だぜ!)」
ひろみ「ホントホント!」
魔法ちょうちん「(そうそう、巡査長への昇進おめでとう)」
茶トラぬい先生「(おめでとうひろみ)」
ひろみ「二人ともありがとう」
魔法ちょうちん「(今日はお前の昇進祝いだ。ということで、今日は全部お前のおごりな)」
ひろみ「なんでやねん! お祝いなら普通お前たちのおごりやろが!」
茶トラぬい先生「(だってゴルフだってホールインワン出した方がおごるんだぜ)」
ひろみ「ゴルフ関係ねえし」
魔法ちょうちん「(にしても、お前髪が伸びたな)」
ひろみ「最近忙しくて散髪行けてないんだ。この身体になってから、髪の毛伸びるの妙に早くなったんだよな。でもそろそろバッサリ行きt
魔法ちょうちん「(それを切るなんてとんでもない!)」
ひろみ「え?」
茶トラぬい先生「(魔法ちょうちんの言う通りだ。女の武器は最大に使わにゃ)」
ひろみ「(女の武器?)」
茶トラぬい先生「(ん。いいこと教えてやろう。男はな、女が髪をかきあげる時に覗くうなじに弱いんだ。今度味鋺の前でやってみろ)」
ひろみ「ブーッ!?」
茶トラぬい先生「(あーあ、きったねえなあ。テーブルビールまみれにしやがって)」
魔法ちょうちん「(ごめんママ、テーブル拭き持って来てー)」
アイ「はいよー」
魔法ちょうちん「(サンキュ)」(拭き拭き)
茶トラぬい先生「(お前、味鋺の話になったら途端に取り乱すのな)」
ひろみ「そんなこと言ったって…。あービールうめえ」
ガラッ。
味鋺「こんばんはー」
ひろみ「ブーーーーーッ!?」
魔法ちょうちん、茶トラぬい先生「「((だからビール吹くのやめい!!))」」
ひろみ「ゴメン…」
味鋺「なんだひろみ君、君も来てたのか。俺がどうかしたのか?」
ひろみ「い、いえ、何でもありませんっ;;;;」
味鋺警視の後ろから一人の女性が。
長官「こんばんは、ひろみさん」
ひろみ「長官!!」
アイ「えっ!? 確かあなたは警察庁長官の蛭島さん!」
ミキ「この前ニュースで拝見しましたわ。『長官お手柄! ひき逃げ犯の無職豚男を自ら逮捕!』って」
アイ「そうそう。でも、警察庁の長官ともあろう方が、何でわざわざこんな狭い店に?」
ミキ「ねえ。料亭とかもっとふさわしい店があるでしょうに」
長官「違うんですよ。一番おいしい料理を出してくれる居酒屋に連れて行ってって味鋺さんにお願いしたら、ここに案内されたんです」
アイ「あらあら、それはそれは」
ミキ「これは張り切って料理をしないとね」
魔法ちょうちん(立ち上がって)「(はじめまして長官、
茶トラぬい先生(立ち上がって)「(はじめまして、
長官「お二人共ご丁寧に。蛭島と申します。こちらこそよろしくお願いいたしますわ。ご一緒してもいいかしら?」
魔法ちょうちん、茶トラぬい先生「「((もちろん喜んで!))」」
アイ「じゃあそっちの広いテーブルにお料理移しましょうね」
味鋺「あ、俺手伝います」
アイ「すみませんね味鋺さん」
と、居酒屋あいの夜は更けていったのだが。
その頃、東京警察庁本庁舎、大会議室。
部下A「まだいらっしゃらないのか長官は!? あの方が来ないと会議が始められんぞ!」
部下B「今呼びに行かせてますので、そろそろいらっしゃるかと…」
部下C「た、大変です!」
部下A「どうした!?」
部下C「長官室を訪ねたら机の上にこんな書き置きが!」
ちょっと里帰りしてきまーす。あとはよろしく☆
蛭島
部下A「またか! どこまでフリーダムなんだ、あの方は!」
=END=
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