-自宅-
コンコン！
空いた穴の向こう側からノックの音がして
彼女が入ってくる
深雪「じゃーん。どう？」

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「おぉ　今度は赤ずきん役かい？」
深雪「そうなの！
今度はね　赤ずきんがおばあさんの家に行く途中
ゾンビが出てきて、それをね銃で倒しながら…」
（えぇ…）
深雪「途中かっこいい狼男にね　襲われるんじゃなくて
共闘しながら　無事お届け物を渡すんだけど
おばあさんが黒幕で、届け物の中には恐ろしい魔物が封印されていて
「もう、赤ずきん関係ないじゃないか」
深雪「愛のパワーでおばあさんも魔物も倒すって話」

「なんか、凄い話だね」
深雪「１週間くらいの短い舞台なんだけどね
クライマックスはもうゾンビとおばあさんの体液がめっちゃめちゃ
その中で二人は結ばれるのよ！」

「うげ…　でも、もうすっかり舞台が板についた感じだね」
深雪「たった数か月で、いろんな役をもらえて
自分でもびっくりするくらい充実して　なんかね　懐かしいような
暖かいような気持ちになれる場所なのよ」
「天職だね」
深雪「まぁ、まだ職。って決めていくまでは踏み切れないけどね」
家族の反対のことが頭をよぎったのだろう、途端に暗い顔になる

ここは何とか雰囲気を変えないと…
「ようし　舞台観に行くから、稽古も頑張って」
深雪「う、うん！ところでね
見どころは最後の、狼男と私のキスシーンなの」
「えぇっ？」
深雪「はは、びっくりした？」
「びっくりした　って言われても…いいの？」
深雪「どうかな…貴方はどう思う？」

１.　ちょっと羨ましいな
２.　なんとも思わないぜ
３.　相手の男とキスしたいぜ

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サキュバス人気だったんで、また描こうと思います
武器より人気出てしまった(´；ω；`)ｳｩｩ

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