No.1126547

【獣機特警K-9ⅡG】最強の二人!!!(3)・改【交流】

Dr.Nさん

2023-08-02 19:30:48 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:266   閲覧ユーザー数:251

広い道路の上、アーマーのスピーカーを通した二人の声が響く。

 

ミウ『犯瀉豚、あなたを道路交通法違反、運転中のスマホ操作の疑いで逮捕します!』

テムナ『大人しくお縄につきやがれこの豚ァ!』

犯「ちょっ、たかが運転中のスマホぐらいでアーマー2台出動かよやで! いくら何でも大げさやろやで!?」

ミウ・テムナ『『うるさいっ!!』』

 

アラン「いたぞ!」

リク「あれはさっき車中でお話した犯の車のようです。2機のアーマーで挟み撃ちしてますね」

 

ミウ「さあ、観念しなさいこの豚!!」

テムナ「よし、いったれミウ!!」

 

ガーッ!

 

ミウ機のアームがハイエイシターに襲いかかる!

 

犯「クソッ、ワシもこれまでかやで! こんなことならヘックスにもっと飯の写真をあげて自慢しとくんやったわやで! …ってあれっ?」

 

ウイーン、ウイーン。

ガチャン、ガチャン、ガチャン!

 

テムナ「おい、何しとんねんミウ! はよう犯の車確保せんかい!」

ミウ「ダメなの!」

テムナ「なんやて!?」

アラン「そうか、ターゲットがあまりにもミウ機に近過ぎて、却ってアームが届かないんだ!」

犯「へっへっへ、そういうことかいなやでw さ、この隙に逃げよーっとw はーい、ご苦労さーんやでーwww」

 

キキーッ!

急ハンドルを切るハイエイシター。

 

リク「ダメだ、逃げられちまう!」

テムナ「逃すか、この豚アアアァァァァーーーー!!!」

 

ガチッ!!

 

犯「なっ!?」

 

テムナ機のアームが、ハイエイシターを真上からむんずと掴む!

 

テムナ「ミウからは届かへんでも、ウチからは最高のポジションや!!」

 

ミウ「やったわテムナ! そのまま持ち上げちゃえ!」

テムナ「おうよ! でやああああーーーっ!!」

犯「うわあーーっ!!」

ミウ、アラン、リク「「「やった!!」」」

 

グシャ。

 

ミウ、アラン、リク「「「あ」」」

テムナ「力加減間違えてもうた…」

 

ガチャン。

 

潰れたハイエイシターのドアが剥がれ落ちて。

 

犯「あーえらい目に遭ってもうたやで」

 

テムナ「あ、生きてる」

ミウ「何て悪運の強い豚や!」

 

犯「はーい、ご苦労はーんwww さよならやでーwwww」

 

アラン「逃げるぞ、フェンスを乗り越えて!」

リク「でもあの先は!」

ミウ「止まりなさい! その先は!」

テムナ「コラ止まらんかいボケ!」

犯「誰が止まるかいなドアホー!wwww」

 

ブクブクと太った醜い体をくゆらせてフェンスを乗り越える犯。

が。

 

犯「はーい、さよならやでーwwww…あ? うわああああ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぁ    」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グチャッ。

 

・・・・・・

TVニュースのアナウンサー『死亡したのは、ヘックスで100万人のフォロワーを持つマナー評論家の犯瀉豚容疑者です。犯容疑者は道路脇のフェンスを乗り越えて警察から逃亡を試みた際、誤って120メートル下の崖下に転落して即死しました』

ラミナ署署長室。

 

エルザ署長の前のミウとテムナ。

 

エルザ「二人とも、まずは犯の件ご苦労だった。転落死も自業自得、仕方あるまい。実は署にも奴の迷惑行為関する非常に多くの通報や相談が寄せられていてな、違法行為とまでは言えないので手出しが出来ず、ほぞを噛んでいたのだ」

ミウ「そのようですね。でも、こんなのどうってことないですよ署長」

テムナ「そうそう、ウチらコンビにかかればってどうってことないですわw」

エルザ「それは心強い。──だ、が、なっ!!」

ミウ、テムナ「「びくうっ!?」」

エルザ「誰がまだライドアーマー隊でさえ乗ったことのない新型アーマーを発進させていいと言った! 誰の許可を取った!? ああ!?」

テムナ「いやー、それはほんの勢いちゅう奴ですわ;;;;」

ミウ「そうそう、若気の至りって奴;;;;」

エルザ「ということで、事件解決の功績とアーマー無断使用のペナルティを足して2で割って、1ヶ月謹慎の50%オフ、君たちには15日間の自宅謹慎を命ずる」

テムナ「ええーっ!?」

ミウ「そんなあーっ!?」

エルザ「不満だったら、足して2で割らずに1ヶ月のままでもいいんだぞ?」

ミウ「どうぞ足して2で割って下さい!」

テムナ「お願いします!」

エルザ「よろしい」(ニッコリ)

アラン「二人ともちょっと気の毒だったな。まあ、特別休暇だと思って、ゆっくり休むがいいさ」

ミウ「そうさせてもらうわ」

テムナ「復帰したら、またアーマー乗せてや。もちろん、ちゃんとあんたの許可を得たあとでな」

 

 

テムナ「あーあ、15日もの特別休暇かあ。どないして過ごそ?」

ミウ「だったら、買ったままでまだ観てない映画のDVDがたくさんあるから、うちに来ない?」

テムナ「行く行く! じゃあウチ、お菓子持ってくわ! オールナイトで観れるように、ついでにパジャマも持ってく!」

ミウ「うふふふふ、テムナったらもうw」

 

 

=END=

 

 

 


 
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