No.112106

真・恋姫無双アナザーストーリー 雪蓮√ 今傍に行きます 第4.1話 SideStory 01

葉月さん

今回は前回のお話からの個別シナリオになります。
拠点シナリオに当たる部分ですかね
ここでは、登場人物の私生活的な部分を書いていこうかなと思っています。
基本、一刀は絡ませるようにしていますのでどちらかというとどのようにして落とされたかの過程?ですかね
栄えある第一回目は雪蓮さんのお友達『音無優未』さんです

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2009-12-13 22:51:26 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:12420   閲覧ユーザー数:9706

真・恋姫無双アナザーストーリー 雪蓮√ 

今傍に行きます 第4.1話 SideStory 01

 

 

 

【優未の日常】

 

雪蓮が転校してきて1週間が経ち回りも大分落ち着きを取り戻してきたある日

 

「はぁ……なんで私が~」

 

私は一人校舎を歩きながら溜息をついた、なぜかというと……

 

今日の授業も終わり雪蓮と帰ろうと思っていたところに担任の教師に呼び出されのだ。

話が長くなると悪いと思って雪蓮には先に帰ってもらった、まではよかったんだけど

 

「なんでこんなの運ばなきゃいけないのよ~」

 

今、私は段ボール箱二つ分を持ち、資料室へと向かっていた

 

担任曰く「クラスで一番力持ち」だからだそうだ

 

「だからって、普通女の子にこんなの持たせるかね~内の担任は、そりゃ、クラスには男子は居るけど……はぁ」

 

思い浮かべて直ぐにそれを頭から消す

 

「なんでクラスの男子はあんなヒョロヒョロしかいないのよ~別に文系ってわけじゃないのに」

 

文句を言いながらも運ぶ私も私なんだけどね

 

「にしてもこれじゃ前が見えなくて危なくて仕方がないよ」

 

前に人が居ないことを祈りながらもさっさと終わらせようと早足で資料室へと向かう、これがまずかった

 

「うわ!」

 

「へ?きゃっ!」

 

曲がり角で誰かとぶつかりバランスを崩し後ろに倒れてしまった、その時手に持っていた段ボール箱は私の手から離れて宙に浮いていた

 

あ、これ私に落ちてきたらやばいかも、そんなことを一瞬的に思い頭を庇いながら目を瞑った

 

「……?」

 

でも、来るはずの衝撃はまったく来なかった、恐る恐る目を開けると目の前で段ボール箱に背を向けて庇ってくれる人が居た

 

「いつつ……大丈夫?怪我はない?」

 

「あ、うん、大丈夫……」

 

目の前に顔があることにドキッとしながらも返事を返す

 

「そ、それより、君のほうは大丈夫なの?」

 

「なんとかね、幸い、段ボール一つだけ背中をかすっただけだったしたいしたことないよ」

 

自分のことより私のことを心配してくれた彼は笑っていた

 

「……あ、あの、そろそろどいてくれるとうれしいんだけど」

 

「!ご、ごめん、直ぐにどくよ!」

 

彼は慌てながら起き上がり手を差し出してくれた

 

「ありがとう……しょっと」

 

起き上がり服に付いた埃を払い落とす

 

「危ないところを助けてもらっちゃってありがとうね」

 

「いいよそんなこと、こっちも前見て歩いてなかったのがいけないんだし……?優未先輩?」

 

「え?」

 

急に名前を呼ばれ彼の顔を見ると

 

「あー!北郷君!こんなところでなにしてるの!?」

 

「そ、それはこちらも聞きたいですよ、それよりこの段ボール箱はなんなんですか?」

 

「あーこれ?ちょっと聞いてよ~うちの担任がさ!」

 

「はぁ……」

 

北郷君は苦笑いを浮かべながらも私の話を最後まで来てくれていた

 

「ってことなのよ!酷いと思わない!?」

 

「そうですね、流石にこの重さを2箱は……」

 

「でしょー!酷いよねー」

 

「……これどこまで運ぶんですか?」

 

「え?資料室までだけど……って何してるの、北郷君!?」

 

「しょっと、結構重いね、でもこれくらいなら全然余裕だな、それじゃ行こうか」

 

「……あ!ちょっと待ってよ!」

 

私は先に行ってしまった北郷君を慌てて追いかけた

 

「ごめんね、わざわざ運んでもらっちゃって」

 

「気にしなくていいですよ、女の子にはこんな重いの持たせるわけにはいきませんから」

 

「……っは!、な、なに言ってるんだか~こんな無骨者にさ」

 

ちょっと照れくさくなり話をそらそうとしたんだけど

 

「そんなことないさ、優未先輩は十分可愛いよ」

 

「~~!?」

 

(こ、これは……自然にこんなこと言うんだから落ちない人はいないわな……)

 

「ん?どうかしましたか?優未先輩」

 

「へ?な、なんでもないよ~それより!」

 

「な、なんですか?」

 

「なんで雪蓮は呼び捨てで私は優未先輩なのよ、あと敬語禁止!」

 

「それは雪蓮がそう呼んでくれって」

 

「なるほど……所でいつから呼び捨てに?」

 

「始業式の時だけど」

 

「そっか」

 

(あの時か……)

 

「あ、あの優未先輩?」

 

「あ!また先輩って言った!」

 

「も~呼び捨てでいいってば、堅苦しいの嫌いなのよね~」

 

「雪蓮と似たこと言うんだね」

 

「えへへ、そうなんだ」

 

「なんだかうれしそうだね」

 

「そう見える?」

 

「うん、だって顔を赤くして笑ってるからね」

 

「えへ、まあね~」

 

(雪蓮に似てるって言われるのはうれしいな、やっぱり……だからかな)

 

「お、話してるうちに資料室についちゃったね」

 

「本当だ、あ!今開けるからちょっと待ってね」

 

私はスカートのポケットから資料室の鍵を取り出し鍵を開けた

 

「どこにおけばいいの?」

 

「えっとね、場所まで指定されてないから端でいいと思うよ」

 

「了解、んじゃ、ここにっと」

 

「ありがとうね北郷君」

 

「これくらいお安い御用だよ」

 

私たちは資料室を出て職員室に鍵を返した後、そのまま学校を後にした

 

「所で、北郷君はなんであんなところにいたの?」

 

「ん~なんとなく、部活終わったからぶらぶらしてただけだよ」

 

「部活ってなにやってるの?」

 

「剣道部だよ、じっちゃんに小さい時からやらされてたからさ、そのままやり続けてるんだ」

 

「へ~剣道部か」

 

(情報通りか、ん?ってことは)

 

「ねぇ、剣道部に不動君っているでしょ」

 

「え?居るけど知り合いですか?」

 

「ん~秘密♪」

 

自分の口に人差し指を当て秘密の意思表示をしてみた

 

「そっか、あ~でも不動先輩には未だに一本も取れないんだよな~」

 

「ふ~ん、そんなに強いんだ」

 

「うん、不動先輩は剣道部で一番強いからね、県大会でも優勝するくらい強いんだよ」

 

(へ~こんなに無邪気な笑い顔もするんだ、ちょっと可愛いかも♪)

 

「それじゃ、北郷君はどれくらい強いの?」

 

「ん~3・4番目くらいかな?あんまり、気にしたことないからわからないな」

 

「それって結構強いんじゃない!うちの剣道部ってかなり強いって聞いたことあるし」

 

「あ、うん、そうみたいだね」

 

「そうみたいだねって……あんまり気にしてないみたいだね」

 

「そうでもないよ?やっぱり強い人と対戦出来るのはいい練習にもなるしね」

 

「ふ~ん……あ、私こっちの道だから」

 

「そっか、俺はこのまま真っ直ぐだからまた来週かな」

 

「へ~、また会ってくれるんだ♪」

 

「はは!、そりゃこんな可愛い子と会えるのはうれしいからね」

 

「そ、そう……♪」

 

ちょっと恥ずかしくなり私は少し俯いてしまった

 

(やっぱり、さらりと可愛いとか言われると流石に恥ずかしいよ、しかも、満面の笑顔で)

 

「そ、それじゃ、またね」

 

「うん、またね、優未さん」

 

「っ!?」

 

(え?今、私名前で呼ばれた?、え?ええ!?)

 

「……」

 

「?優未、さん?」

 

「っ!え!?いや、なんでもないよ!うん!そ、それじゃ、またね!」

 

私は不意に名前を呼ばれたことに動転してしまい捲くし立てるように挨拶をして走り出した

 

「?どうしたんだろ」

 

(やば……名前を呼ばれただけでこんなに動転しちゃうなんて)

 

「すぅ~はぁ~、でも、うれしかったかな」

 

私はある程度走った後、落ち着かせるように深呼吸して歩き出した

 

(なんだか気分が良くなっちゃった♪)

 

「ふふっふ~ん♪ふ~んふふ~♪」

 

私は鼻歌を歌いながら自分の家へと向かった

 

「たっだいま~」

 

(とは言ったものの一人暮らしだから誰も居ないんだけどね)

 

誰も居ない部屋にあいさつをした……のだが

 

「ぶっ!」

 

急に目の前が暗くなり何かにぶつかった

 

「いつつ~なによ~今日は良くぶつかるわね~」

 

「ほう、そうか、それはすまなんだ」

 

「え”……」

 

目を開けると筋肉が浮き出した胸板が目の前にあった

 

「随分と機嫌が良いではないか」

 

「……今まさに奈落のそこに落とされた気分です」

 

「ほう、それはすまないことをしたな」

 

「本当ですよ、卑弥呼様……今日はどうしたんですか?定期連絡にはまだ早いと思いますが」

 

私は気分を切り替えて用件に移った

 

「ふむ、別に対した用があったわけではないんだがな、ついでに来たまでだ」

 

「そうですか、天音雪蓮も北郷一刀もとりあえずは知り合ってまだ間もない感じでまだ友達に成り立てって状態ですよ」

 

「そう、順調のようだな、他に変わったことはなかったか?」

 

「特には、前に学園に来た時に公謹様のお名前が出たっきり、なにもありません」

 

「そうか、再会して1週間ならこのようなものだろう」

 

「はい」

 

「さて、もう一つ聞きたいのだが……」

 

(なんだろ、急に表情を変えて……)

 

卑弥呼様は先ほど以上に真剣な顔つきになった

 

「北郷殿は……」

 

(?北郷君がどうしたのかな)

 

「北郷殿は良い男なのか?」

 

「……は?」

 

「北郷一刀殿は良い男なのかと聞いておるのだ」

 

(な、なにいってるんだこの変態は……)

 

「ど、どうしてそんなこと聞くんですか?」

 

「わしの弟子が熱心に話してくるのでな少々興味がわいたのでな」

 

「はぁ……」

 

「ちょっとお師匠様~わたしのご主人様渡さないわよん」

 

「え!?」

 

振り返るといつの間に入ってきたのかパンツ一丁の巨漢が部屋の中に居た

 

「む、いつの間に来たのだ貂蝉よ」

 

「ついさっきよん、それよりお師匠様、ご主人様は私のだからちょっかいはださないでよね」

 

「貂蝉にあれだけ褒められる人物、気にならないわけにはならないだろ」

 

「お師匠様には華佗ちゃんが居るのだからいいじゃないの」

 

「……あ、あの~」

 

私の部屋で言い合いをしている巨漢コンビに話し出した

 

「なんだ?太史子義よ」

 

「なにかしらん?優未ちゃん」

 

「私着替えたいんで出て行って欲しいんですけど……」

 

(さすがにこの状況を見続けるのはつらいよ~てか、目の毒だし!)

 

「ふむ、そうかそれは悪いことをしたな、では私はこれにて帰るとしよう、まあそのうち様子を見に来る、ではな」

 

「はい」

 

卑弥呼様は歩きながら目の前で消えていった

 

「やれやれ、お師匠様にも困ったものだわ」

 

「理事……貂蝉様も出来れば……」

 

「わかってるわよん、うら若き乙女の裸は~好きな人に最初に見てもらいたいものね」

 

「好きな人って、私いませんよ」

 

「あら、本当?本当かしら?ん~」

 

「な、なんですか気持ち悪い」

 

「なんですって~どこが筋肉モリモリで気持ち悪いですって~!」

 

「そんなこと言ってないじゃないですか!」

 

(はぁ~、やっぱりこの人たちと話すと疲れる……)

 

「……北郷一刀」

 

「へ?」

 

「あなた、ご主人様にほれちゃってるでしょ」

 

「な、なに言ってるんですか突然!」

 

「どぅふふ、別に悪いことじゃないわよ、貴方の使命を忘れても誰も文句は言わないわよ」

 

「そんなことないですよ!北郷君には雪蓮様とくっ付いてもらわないと!」

 

「本当にそれでいいのかしら?」

 

「そうですよ、いいに決まってます」

 

「なら、今はそういうことにしておきましょう」

 

「だから!」

 

「わかっているわよ、貴方の使命ですものね」

 

「……」

 

「でも、そんなのばっかりだと疲れてしまうわよ、少しは自分の気持ちに素直になることも大事ではないかしら?」

 

「……考えておきます」

 

「話はそれだけよ、それじゃ、私も学園に戻るわね、何かあったら理事長室に来なさい、ご主人様の為なら協力しちゃうから♪」

 

貂蝉様はベランダに向い外に出た

 

「それじゃね、……ぶるるるるあああぁぁぁぁぁぁ!」

 

ものすごい雄たけびを上げベランダから飛び上がった

 

「……どんだけ跳躍力あるのよ……」

 

ベランダの窓に鍵をかけ部屋に向う

 

(そうよ、私の使命は雪蓮の記憶を戻す為の手助けをすること、それ以上でもそれ以下でもない)

 

私はそのままベットに倒れこみ眠りについてしまった

 

翌朝は何もすることなく部屋でボーっとしてた

 

「ん~暇だ~、お腹も空いたし町に買い物でも行こうかな」

 

(ぐぅ~)

 

「う~私のお腹が返事をした、仕方ない着替えて町にでもいくか~」

 

私は着替えて町へとくり出した

 

「なに食べようかな~」

 

「ん?優未さん?」

 

「ん?」

 

「おはよう、優未さんって言っても、もうお昼だけどね」

 

「ほ、北郷君!?なんでここに!?」

 

昨日と同じ反応をしてしまった

 

「ん、暇だったから食事もかねて町をぶらぶらとしようと思ってね、優未さんは?」

 

これまた昨日と同じ回答、でも違うのは呼び方

 

「へ、へ~私は―――」

 

(ぐぅ~)

 

「「……」」

 

(な、なんでこんな時にお腹なるのよ~!)

 

「あ、あ~、ごめんね、なんかお腹なっちゃたよ、そうだ!これから一緒になにか食べに行こうか」

 

「え……」

 

「ほらほら」

 

「え!?ち、ちょっと!」

 

北郷君は無理やり私の手を取り歩き出した

 

(もしかして、気を遣ってくれたとか?)

 

「なにか食べたいものとかある?」

 

「特にはないけど」

 

「そっか、なら俺のお勧めのお店紹介するよ」

 

北郷君は笑顔で答えてくる

 

(そんな顔されると困るんだけどな~、可愛すぎて)

 

「それじゃ、もちろん、北郷君のおごりだよね?」

 

「ええ!?お、おごりか~」

 

(ふふ、困ってる困ってる)

 

「じょう――」

 

「うん、おごってあげるよ」

 

「え?」

 

「近くにお勧めの料理店があるからそこに行こう」

 

(まさか本当におごってくれるとは思わなかったわ)

 

「ここだよ、ここのラーメンと炒飯がおいしいんだよ」

 

そこはどこにでもあるような中華料理屋だった

 

「おっちゃん!いつもの二つね!」

 

「お、今日は彼女連れかい?若いってのはいいね~」

 

「か、彼女!?私が!?」

 

「ち、違うよ、おっちゃん!学園の先輩だよ、偶然に会ったからここの料理はおいしいからって薦めたんだよ」

 

「なんでぇ、違うのかい、ま!店を宣伝してくれたんならありがたい、お嬢ちゃんも気に入ったらひいきにしてくれよ」

 

「ええ」

 

「だから、おっちゃん気合入れてくれよ、教えた俺の面子にかかわるからね」

 

「まかせとけ!俺様を誰だと思ってるんだ?ちょっと待ってろよ!」

 

そういうと、店の奥に消えていった

 

しばらくするといい匂いがしてきた

 

「ほい、炒飯と半ラーメンセット、あとこいつはお嬢ちゃんにおまけだ」

 

「え、いいんですか?」

 

「いいていいってこれもこの店自慢の一品よ」

 

「あ!俺には出してくれなかったのに」

 

「あたりめーよ、これは女性限定メニューだ」

 

「ちぇー、良かったね、優未さん」

 

「ええ、でもいいの?本当におごってもらって」

 

「男に二言はない、ってね、気にしなくていいからほら、ラーメンが伸びちゃうよ」

 

「ありがと、それじゃ頂きます」

 

「頂きまーす」

 

「!ほんと、おいしい!」

 

「よかった、気に入ってくれたみたいだね、おっちゃん!気に入ってくれたみたいだよ」

 

「おお!そりゃよかった、いつでも来てくれよ、お譲ちゃんにならいつでもそいつをしてやるからよ」

 

「そんな!ちゃんとお金払いますよ、こんなにおいしいのにお金払わないのは罰当たりになっちゃいます」

 

「うれしいこといってくれるね~」

 

お店の店長さんはうれしそうに頭をかいていた

 

「ふぅ~ごちそうさま」

 

「いえいえ、これからどうするの?」

 

「私は買い物して帰ろうかなって思ってるけど、北郷君は?」

 

「俺はもう少しぶらぶらしてようかなって、結構歩くの好きなんだよね」

 

「そっか、それじゃまたね~」

 

「うん、また」

 

手を振り北郷君を見送る

 

「さて、買い物して帰りますか~」

 

私は揚々とした気分で買い物にくり出していった

 

葉月「ども~今回は拠点シナリオもとい、個人シナリオです」

 

雪蓮「ねえ、なんで最初が私じゃなくて優未なの?」

 

葉月「それはですね、最初に思いついたからです!」

 

雪蓮「ヒロインである私を差し置いて、あんた死にたいの?」

 

(チリーン)

 

葉月「ひっ!め、滅相もございません!雪蓮さんに個人シナリオは一刀を沢山出す予定なので考えているのですよ!」

 

雪蓮「本当かしら」

 

葉月(こくこく!)

 

???「そんなに攻めたら葉月さんがかわいそうじゃないですか~」

 

葉月「あなたは!」

 

優未「やっほ~今回の『主役』の音無優未でーす!」

 

雪蓮「ちょっと、今主役を強調しなかった?」

 

優未「気のせいですよ」

 

葉月「では、優未さんが出てきたので簡単なプロフィールをご紹介します」

 

優未「3年2組、音無優未、性格は……破天荒?ムードメーカーかな!」

 

雪蓮「むしろトラブルメーカーよ」

 

優未「そこ!余計なこと言わない!」

 

雪蓮「へいへい」

 

優未「ごほん、気を取り直して、お茶目で可愛くて胸がでかいのが特徴よ」

 

雪蓮(ゴゴゴゴ……)

 

葉月「あわわ……」

 

優未「ま、これはこの世界での話しなんだけどね」

 

葉月「もちろん、優未という名は真名なんですよ」

 

優未「そうそう、本当は姓は、太史、名は、慈、字は子義、れっきとした呉の武将でーす」

 

葉月「雪蓮さんとは一騎打ちをして決着が付かなかったすごい武将さんです」

 

優未「えへへ~すごいだろ!」

 

雪蓮「はいはい、すごいすごい、冥琳~お酒一緒に飲みましょ~」

 

優未「ちょっと!最後まで聞きなさいよ!」

 

雪蓮「だって、私が絡まないんじゃ居る必要ないじゃないー」

 

葉月「まだ拗ねてるんですか?大人気ない」

 

雪蓮「……」

 

優未「あ~あ、言っちゃった……」

 

雪蓮「思春……」

 

思春「はっ、ここに」

 

雪蓮「作者、葉月を物言わぬ肉の塊にしてきなさい」

 

思春「御意」

 

葉月「あれれ~思春さんがなんでここにいるのかな~」

 

思春「ふん、貴様に答える義理はない、鈴の音を冥土の土産として逝くがいい」

 

葉月「ははは!そう簡単には死なんよ!」

 

思春「待て!」

 

優未「あー行っちゃった……」

 

雪蓮「いつものことよ」

 

優未「そうだね、それじゃ皆さん」

 

雪蓮「またお会いしましょー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思春「ははははは!待てーーーー!」

 

葉月「いつもの思春じゃない!こえーーーーーー!」


 
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