ウロウロする凪ちゃん

本日、彼が『二人』で街をあるこうと誘う

「何を緊張しているんだ、私は……」

彼の事を考えると気持ちが落ち着かない凪ちゃん

だから約束の時間よりも早く来ていました

――夜中

「隊長が早く来てしまうかもしれない。早く来てよう」

――朝

グーグー

凪ちゃんのお腹の泣き声

「我慢だ。もしかして隊長は何も食べずにくるかもしれない」

――約束の時間

「………」

ウロウロドキドキ

――夕方

「きっと何かあったのだろう。うん」

――夜中

「……忘れたなどという言葉ない。うん」

一方、彼は……

「隊長――！　嬉しいなの――！」

「よかった。沙和に似合う服探すの大変だった。誕生日おめでとう」

約束を忘れ、違う人の誕生日プレゼントを買いに行っていました

……こんな彼でも凪ちゃんは大好き

ガンバレ――凪ちゃん！！