No.1114378

【獣機特警K-9ⅡG】ヒューマンエラー【交流】

Dr.Nさん

ヒューマンじゃなくてピッグだけどな!
尚、セリフは出てきませんが、RS隊はマリアやタカヤ以外にもモブが大勢います。

 ラウル https://www.tinami.com/view/654333
 マリア https://www.tinami.com/view/656879

続きを表示

2023-02-19 21:02:27 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:250   閲覧ユーザー数:238

ある日の昼、ラミナ消防署。

 

マリア「ただいま戻りました」

ラウル「査察お疲れさん。どうだったかな?」

マリア「はい、さすがラミナホテルさんでした」

タカヤ「建物の構造、消火設備、そして防火管理体制、昨年同様全て問題なしです!」

マリア「あのホテルはオーナーさんの防火に関しての意識が大変しっかりしていらっしゃるので、消防(うち)としても安心出来ます」

ラウル「それはよかった。でもそう安易に安心は出来ないぞ」

タカヤ「どうしてです署長? あんなしっかりした防火体制の場所なんてそうありませんよ」

ラウル「確かにそうかもしれん。しかし、火を扱うのは人間だ。ましてやホテルという不特定多数の人間が出入りする場所、どんな奴が入ってくるか分からんからな」

タカヤ「ふーん、そんなもんすかねえ」

翌日。

 

ビーッ! ビーッ! ビーッ!

ビーッ! ビーッ! ビーッ!

 

ラミナ消防署内にサイレンがけたたましく鳴り響く。

 

『火災発生! 火災発生! 場所はラミナホテル、RS隊は直ちに出動して下さい! 繰り返します──』

 

全員「!?」

タカヤ「そんなバカな! 昨日査察したばかりだぜ!? 何も問題は無かったと言うのに!」

ラウル「それは行ってみないと分からん。RS隊、出動せよ!」

マリア以下RS隊隊員「ラジャー!」

深夜、日付が変わって。

 

タカヤ「あー疲れたぁ」

マリア「でも他の部屋まで燃えなくてよかったわ」

ラウル「うむ。しっかりとした防火体制のお陰で、被害が最小限に収まったってところだな」

 

TVニュースのアナウンサー『では次のニュースです。昨日午後8時頃、ラミナホテルで火災があり、1部屋を焼いて消し止められました。焼け跡から1人の豚型ファンガーの焼死体が見つかり、警察と消防では、この部屋に泊まっていた男性客と見て、身元の確認を急いでおります』

 

タカヤ「犠牲者が出たのは残念だったけどね」

 

そこへ。

 

ミハエル「よう!」

マリア「あ、ミハエルさん!」

ラウル「珍しいなこんな時間に。さてはラミナホテルの火災のことかい?」

ミハエル「ご明察! 火事の原因が分かったぜ」

ラウル「何だって!? で、その原因は?」

ミハエル「タバコの火さ。火事のあった部屋に一緒に泊まってた男をさっき逮捕した」

ホテルの部屋。

 

水色豚「ううっ…腰が…腰が立たない…」

黄色豚「お前が悪いんだぞ、もっと激しくしてくれとか言うから」

 

カチッ。ボッ。スパーッ。

 

黄色豚「あーコトのあとのタバコうめえ」

 

・・・・・・

ミハエル「そのタバコの火が布団に落ちて、それが布団にこぼれていた酒に引火してあっという間に燃え広がり、友達をほっぽらかしたまま逃げたんだとよ」

ラウル「ちょっと待て、何で布団に酒なんかが?」

ミハエル「酒呑みながらヤってたんだとよ、男同士でな」

ラウル「アッー!」

マリア「アッー!」

タカヤ「アッー!」

タカヤ「まあいくら設備がしっかりしていたところで、最後はそれを扱う人間次第、署長が仰ってたとおりです。俺もまだまだだな…」

ラウル「それが分かっただけでも十分な進歩だよ」

タカヤ「そうっすね、ヘヘヘヘヘw」

マリア「まーたこの子は調子に乗っちゃって…」

 

 

=END=

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択