年齢：45歳　身長：188cm

シェロゲン蛮王国、百人隊に所属する弓使い。その射撃の腕は、隊の中で右に出る者はいない。
自らの身の丈ほどもある長弓は、常人ではまず扱うことすら出来ない。
どちらかと言うと、機敏に戦場を駆け回るほうではなく、機をてらって敵の急所を確実に射抜く「一撃必殺」がモットー。

続きを表示

そのスタミナは並大抵ではなく、彼は飲まず食わずで何日もの間、微動だにせず射撃体勢を取ることが出来る。

またシェロゲンきっての″毒″に精通した知識を持つ。矢に猛毒を塗布するなど、確実に相手を死に至らしめる戦法を好む。そのため毒瓶をいつも持ち歩いているようだ。

身体能力が規格外揃いの百人隊にあって、彼の戦い方は地味ではあるが、確実に敵を仕留める正確性、その戦闘巧者ぶりは部隊内でも一目置かれており。百人隊の中で彼は、副隊長に次ぐ序列3番目の地位を確保している。

バグログは″乎毒(こどく)″族と言われる、毒の扱いに長けた部族の族長でもある。
乎毒族の人間は、毒に耐性をつけるため、幼少から体に毒を投与されて、育てられる。
彼には6人の兄弟がいたが、全員が毒の投与に耐えきれずに死んでしまったようだ。彼だけが、兄弟の中で唯一″毒″への耐性に打ち勝った。

部族のしきたりに倣って、バグログは自身の子ども5人にも、毒への耐性を付けさせる為、同様のことを行っていた。
毒を扱う部族の定めである。

しかし子どもは5人とも、毒に耐えきれずに全員死んでしまっている。
後継者が育たないことが、最近の彼の悩みである。