少女は暖かい感触を感じた
目を開ければ、隣には張勲が少女の手を握って眠っている
眠りに着く前までは居なかった
でも今はいる
同情? 義務?
少女に波紋が広がる
「同情でも義務でもありませんよ。袁術様」
張勲は心を読まれてかように反応を返してきた
「……では、何じゃ?」
少女は恐る恐る尋ねる
「それは――」
張勲は笑顔で答えた
――貴方を守りたいからです
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最近、人生が落ち目です