鏤め 降り注ぐ 金属糸で成された彩雲の編細工 琥珀金
暗黒の髪に 銀碧の彗星簪
星の瞳 燃える天狼のような
鏤められた千花瑠璃の首飾り
太陽の心臓 鼓動響く 世界の熱を
彩る針の 上昇気流
引いては離れる 余熱の輝く
氷の環を頂き 幾重の模様を映し出す
蒼と無色の織り成す天蓋
宵と明 黄昏と黎明の交わる時
蠍のような付け爪に
北と南の十字架を
若かりし頃は 広がり行くこの想い
同じ器で 違う存在へ 攪拌されて揺らいでいる。
うねる波を 遥か遠くへ引き伸ばし
万物を通り抜けて 4つの世界を見つけました。
熱は冷め 美しい罅の乱反射
光の速さで伝わる 世界の産声
相反する双子の膜は ほんの僅かに破れていた。
ああ 世界よ 聴こえていますか
この歓びの 幾千幾万もの 光と闇 祝詞と呪詛の織り成す賛美歌を
さあ 世界よ 聴こえるだろうか
上質な玻璃の楽園よ 掌に納まる 青き命の真珠よ。
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詩的に。(文を直したら 絵の情報をうっかり消してしまったため再投稿。申し訳ないです;)