少女の泣き声が聞こえた
私はその声に引かれるまま戸を覗く
「ひく、ひく……怖いのじゃ……誰か……誰か」
悲痛な泣き声と恐怖に堪える少女
「………」
私は迷った
――彼女も過去の自分と同じ
きっとこのまま進めば少女の道も暗い世界
「……っ!」
……私は見ていない
何も……
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寒い……