今回紹介するのは「ダイヴストライク雪風」です。
以前に作った「ストライク雪風」の構想をベースにした、大気圏突入仕様のオリジナルストライカーパックを装備しています。

脚部を丸ごと大型ブースターユニットに換装、重力下でも飛行出来るだけの推力を持たせました。
また、バックパックに揚力を分担させる事で飛行中でもバランスが崩れません。

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その分、割り振られた推力は申し訳程度のものになっています。

専用ビームライフルは、機能を絞った為にシンプルな形状になっています。
専用シールドは広い防御面積で体の半分近くをカバー出来ます。裏面には、補助武器のハンドガンやナイフをマウントしています。

ダイヴストライク雪風の最大の特徴・ウェイヴライダー形態！
シールドが下面を覆うと共にウィングとなり、ライフルが機首に・脚部が折れ曲がり、Zガンダムの様に大気圏に突入します。
大気圏突入時の熱・衝撃を効率的に拡散する他、充分な飛行能力も持っています。

小規模（…どこが？）だった夏イベを筆頭に、イベ海域・高レベル海域では道中の大破撤退が攻略上のネックとなっていました。
この為「道中マスを全てスルーして、燃料・弾薬を温存したままボスマスに突入する」の発想が発端となり、このダイヴストライカーパックが考案されました。

その運用構想は、
・HLV等でストライク雪風を打ち上げる（この時点では艦娘形態）
・衛星軌道高度に到達したらウェイヴライダー形態に変形、大気圏からボスマス目指して突入する
・その際に到着地点が多少ズレても、飛行して修正出来る
・ボスマスに辿り着いたら艦娘形態に変形、敵陣で戦う
と言うものでしたが…いざシミュレート上でテスト運用してみた所、尋常じゃない問題点が浮き彫りとなりました。

・一回の出撃でかかるコストが、大和の優に850万倍！
・その97％がHLVの運用で占められている
・ミッションの成功率も60％を若干切る程度
・突入角度の狂いによる到着地点の大幅なズレが最大の原因

また、ダイヴストライク雪風自身にも
・大気圏突入に特化しすぎた為、汎用性が大きく殺されている
・特に脚部は必要最低限の歩行機能さえ怪しくなっている
（ただ、ドムの様に熱核ホバージェット移動出来るので、ある程度はカバー出来る）
・大型＆重いシールドは取り回しが劣悪
・特異な構造ゆえに、他のストライカーパックの様に空中換装は出来ない
（専用の設備を持ったドック・艦船が必要）
・当然、スカイグラスパーに装着しての運用も不可能

…とまぁ、こんな具合に重大な問題が発覚した為「大気圏を越える宇宙艦娘」の構想はペーパープランだけで終わりました。
それでも、飛行性能は下手な艦載機より優れている為、先陣を切って敵陣に突入、出鼻をくじくのが主な役割となりました。