【 抵抗 の件 】
〖 南方海域 連合艦隊 にて 〗
南方棲戦姫が逃走し、艦娘側の勝利が確定した翌日。
行方不明だった一刀と護衛の艦娘達が合流し、互いの無事を確認した後、涙を流しながら喜び合った。
『……………た、ただいま………』
『提督さん!? みんな、提督さんが戻ってきた──って、何でズタボロになってんのぉ!?』
『はわわわッ! 一刀さんッ!!』
『おいっ! 誰にヤられたんだ!? おい、提督ッ!!』
『…………て、敵は…………』
『『『 ゴクッ……… 』』』
『ほ、本能寺に………あり……』ガクッ
『『『 は? 』』』
後に、一刀がボロボロになって到着した理由を皆が尋ねるのだが、何故か頑なに答えないままであり、その様子を見た神通と金剛が、赤面した顔を何時までも伏せていたという。
そんな大騒ぎの中、ある集団が現れる。
『うむ、流石は我らがお館様よ! まさか、このような血湧き肉躍る異国の戦場に、わしらを呼び寄せられるとは!』
『桔梗は満足したようだが、まだ儂は暴れ足りんわい! 孫呉の水軍の恐ろしさは、これからが本番じゃ!!』
『くっ………蜀と孫呉は活躍しているのに、この魏武の大剣と称される私が………も、申し訳ありません! 華琳様ぁ!!』
年齢、姿、雰囲気は様々だが、明らかに言えるのは、今でも美女や美少女で通じる程の女性達である。
その集団の先頭に立つのは、一部の艦娘が知る華琳。 覇気を纏い王者としての風格を保ちながら、艦娘達に告げる。
『………さて、無事に戻って来たから安心するのは良いけど、私達にも都合と責務があるの。 暫くの間、私達と一刀……いえ、貴女達の代表者と話をさせてくれないかしら?』
『ふむ、確かに君は提督と面識もあり、後ろの皆にも助勢を得て私達は虎口を逃れ出た。 されど、未だに信用仕切れていない。 深海棲艦の自作自演の可能性も……ある』
『そ、そうです! 提督は……困っていた潮達を救ってくれた……大事なひ……じゃなく、そう、大事な恩人なんです! だ、だから……会わせるのは……あの、その………』
『それに──えっ、えっと……なんだっけ? ちょっと日向さん、そんな残念な表情を向けないでよ! わ、私だって、ど忘れぐらい………日向さんの馬鹿! 五航戦を嘗めんな!!』
だが、意外にも艦娘達は頑なな態度を取って、提督である一刀へ近寄らせない。 何隻かの艦娘達は一刀を囲み護衛し、別の艦娘達は華琳を阻止しようと動く。
言うまでもなく、艦娘達と華琳達の接点は一刀としかなく、互いに互いを知らない。 いや、華琳達は事情を多少なりとも知るが、艦娘達は殆んど無知である。
その無知が疑心を生み、暗夜で見えぬ先に鬼を恐れるように、深海棲艦を軽々駆逐した華琳達を疑い、自分達より遥かに強い彼女達を恐れる事になっても、可笑しくはなかった。
『お、おのれぇ! 私達に助勢を受けた身の上なのに関わらず、華琳様の言葉を無下にするとは! ならば、私が──』
『はいはい、春蘭は黙ってなさいねぇ。 貴女が出ると余計に怖がられるんだから~』
『と、止めるな、雪蓮! 華琳様を蔑ろにされ臣下として黙っていられるかッ!! うおおおぉぉぉッ!!!』
『ちょ、春蘭ッ!? あぁ~もう!! 祭も笑ってないで、あの猪を取り押さえるの手伝いなさいよ! 後で華琳と一刀から文句いわれても知らないから!!』
もちろん、正当な理由もある。
《 狡猾にも深海棲艦は艦娘に偽装もしくは囮とし、仲間を欺き強襲を掛ける卑劣なる手段を常用すると判明。 各々の鎮守府内において注意されたし 》と。
無論、三本橋の行った事のカモフラージュであるが、多くの鎮守府では通達を信じ広めたため、捨て艦扱いだった艦娘達にも当然ながら耳に入れている情報である。
そして、この大本営からの通達を幾隻の艦娘達は素直に信じたがゆえに、華琳の行動を阻害する要因の一つとなった。
『…………ったく、あの脳筋は。 秋蘭、ええ加減に春蘭を止まれへんと、華琳にバレたらどないするんや?』
『フッ、心配しなくても大丈夫さ。 姉者のこと、いつも以上に力が入りすぎて上手くいかず、狼狽しているだけ。 当然だが、華琳様も重々承知されている事象だ』
『いや、ウチらは良くてもなぁ、多分………』
他にも、戦闘終了直後、関係者以外を近寄らせないのは、当然の措置。 何故なら、戦場に身を置いている彼女達の心には、多大な負担を強いるからだ。
艦娘である彼女達は、轟沈を恐れる。
轟沈すれば、自分が持つ記憶や経験、存在すら全て消える。消えた後、どうなるのか……まったく分からない。
そして、轟沈は唐突に訪れる。
理由も……交戦中の被弾は勿論、流れ弾の危険性、何らかの故障、うっかりした整備ミス……そして、時の運。
そして何より……死角より損害を喰らわす厄介者……潜水艦や潜水艦、一つ飛ばして潜水艦からの奇襲。
そんな戦場が終わった後、彼女達の精神を急に解放すれば……危うい。 うっかりと引き金を引く、操作を間違えて暴発など、どんな事故を引き出すのか、全く分からない。
これは、それを危惧した為の法であった。
『───な、何をする気だ、アイツは!? ご主人さまに迷惑を掛ける振る舞いなど、例えご主人さまが許そうとも、この関雲長が許さぬッ!!』
『春蘭ったら、一刀に……ゴホン! ここに居る者達に変な印象を与えたりしたらどうするのよ!? 思春、明命! 急いで春蘭を止めなさい!!』
『ほらぁ、来なさった! 仲間のウチらが動かんで、蜀や孫呉が止めに入るんなら、華琳は大激怒や! 秋蘭、さっさとウチらも、あの脳筋猪を止めに向かうでぇ!!』
まあ、他にも……一刀に対し思慕の念を抱く者も少なからず。
この世界では、艦娘達を使い勝手のよい兵器としか見られない頭の固い指導者が多い中、艦娘達と真摯に向き合い友誼を育む、今回においても命懸けで反対意見を貫いた。
更に、深海棲艦達からの追撃を受けて、絶体絶命の窮地に追い込まれても、艦娘達を罵倒するどころか励まして何度も態勢を立て直し、長門達の生死に本気で一喜一憂をした。
艦娘を《 一人の女の子 》として接する、この稀なる感情を持つ提督に、会わせろと言い寄る美少女達が来れば、良い反応など出来る筈もなかったのは、当然の結末でもあった。
◆◇◆
【 計謀 の件 】
〖 南方海域 漢女の世界? にて 〗
あれから───時は過ぎた。
周辺は全て真っ白い空間の中、事情聴取という名の拷問( 南方棲戦姫視点 )を受けた彼女は、絶望した表情を浮かべ、とある有名な台詞を思わず口にする。
『……………………クッ……殺セ!!』
『あらやだぁ、クッ殺なんてぇん! 漢女なら一度は言ってみたい上位ランクの台詞よぉ!』
『わ、儂も……くっ、こ………!! ぬうぉおおおッ!! は、恥ずかし過ぎて無理ッ!! 絶対に真似などできぬわぁああああッ!!!』
厳つい顔と躍動する筋肉を持つ偉丈夫達が、その立派な体躯から考えられない柔らかい声音、余りにも場違いな乙女的言語を野太い声で語り、その異常な空間へ花を添えていた。
そんな三人を眼光鋭く見つめるのは、左慈と于吉。
『ほう、ああいう手もあるのか?』
『ええ、無防備な姿での挑発行為という落差、尚且つ支配欲を刺激させ異性である相手は、性的興奮と高揚感を急激に高めて、本能に従い獲物へ襲いかかるのでしょうね』
『獲物しか見ていない視野狭窄状態の中、無抵抗だと勘違いした敵が無防備に攻めた時、秘めていた必殺のカウンターを放って迎撃するという……策か』
くっ殺を叫ぶ南方棲戦姫に対し、二人は何やら話す。 ただ、内容的に噛み合っているが、頭の中では別の話。
例えるなら、于吉は〈保健・体育〉的に、左慈は〈歴史〉的に興味を示した。
因みに、于吉の脳内では相手を左慈にしては頬を染め、左慈は左慈で、互いの駆け引きを脳内で演算し、その意味合いに納得し何度も頷いている有り様………そんな具合である。
『左慈が良ければ、私は何時でも……(ポッ)』
『────だが、断る。 俺よりも強い相手に、わざわざ手の内を明かす程、さすがに馬鹿ではないからな』
このような雑談しているのも、既に要件が済んだからだ。
貂蝉からの問い《 異質の個体 》に対して、南方棲戦姫はハッキリと断言した。
『……………居ナイ。 居レバ……オ前タチニ………ブツケテイル。 マア……ソノ前ニ……私ガ……逐ワレテイル……』
南方棲戦姫は少し激昂した後、風船が萎むように口調が弱くなり、最後は殆んど聞こえなかったほどだ。
それを聞いた貂蝉は于吉に目配せすると、于吉は少々考えた後、左慈と卑弥呼を密かに呼び寄せ相談し始めた。
『どうやら、この外史には私達の求めている《 特異点 》は、居ないと見て間違いないようですね』
『ふむ、儂の漢女的感知能力にも、脅威なる者は確認できぬ。 まだ現れていないだけなのか、それとも力を抑え潜伏でもしておるのかもしれんな』
『ふん、例え見つかっても雑魚のままだ。 この時点で潰しても第二、第三の奴が現れる可能性もある。 ならば、今は泳がせ、肥え太らせてから醜く潰してしまえばいい』
『ふふ、左慈らしい案ですね。 でしたら、せっかく捕らえた駒です。 彼女に一働きして貰いましょうか』
そう言った後、とある提案を出す于吉。
その提案を聞き、思わず無言のまま眉根を寄せる左慈、声こそ出さないが驚愕する表情を見せた卑弥呼。
『別に心配はいりません。 見ていた限り、あの者は北郷に執着したようですから、勝手に動いてくれるでしょうし、限定とはいえ、私達が手を結べば大概カバーに入れる筈です』
『うーむ、しかしじゃな………彼女達は────』
『勿論、どちらにも賛否を確認しますよ。 北郷は強制ですが彼女達は任意です。 断っても別に何もしませんし、命だって保障しますとも。 この、于吉の名に賭けて!』
『ふっ、愚問だな。 あの人形共が北郷を見捨てる選択をする訳がないじゃないか。 奴らなら北郷に行くところ、何処へなりとも喜んでついていくだろうに』
『それに、私も馬に蹴られたくなどありませんので。 ああ、左慈に蹴らるのでしたら別ですよ!! むしろ大歓迎ですッ!!!』
『………………………絶対にやらん!!』
◆◇◆
【 回顧 の件 】
〖 南方海域 連合艦隊 にて 〗
結果から言うと………艦娘達の抵抗は呆気なく終わった。
『すまない! 君達にも都合があるだろうが、手当てを待っている患者達を余り長く放置する事はできないんだ! 一刀の無事は必ず、この俺が約束しよう!!』
『瑞雲神が仰せになるのなら、私達は何も申すことなど。 至急提督を連れてきますので、暫しお待ちを……』
『ああ、頼む! それから言っておくが、俺はただの医者だ! その尊大な何とか神の呼び方は止めてもらい────って、もう居なくなったか………』
事態の均衡が崩れたのは、この場には居なかった華佗が唐突に現れ、一刀の面会を求めてきたからだ。
この華佗の出現により、艦娘側の急先鋒である日向が真っ先に寝返り、華佗の願い通りに動く。 更に、華佗に救われた者も集まり協力、数の力により軒並みに抵抗は瓦解した。
『華佗を連れて来たのは、貴女ね………桂花』
『はい、〈 射将先馬 〉の意を用いて、華佗から説得するように動いてもらいました。 華佗に恩義を持つ者が多く、信用もされているのなら、彼から直接話せば必ず理解されると』
『ふふふ……礼を言うわね。 あのままだったら、最後の最後で私の面目が丸潰れだったわ』
無事に提督……一刀と逢える段取りが取れ、それが桂花の対応であると知ると、華琳はニッコリと微笑み、そのまま問題行動を起こしそうだった春蘭へ顔を向け言葉を掛ける。
『力を用いれば禍根が残り、信義を用いれば胸襟が開くと、理解できたでしょう。 貴女が武を振るえば彼女達を傷つけ、一刀の理解を得るどころか怒りを買っていたわよ』
『…………も、申し訳ありません!』
当の春蘭は、あれから多数の将より掴まれ阻まれたりしたが、それでも邪魔する者達を強制的に押し退け、華琳を侮辱した(と思っている)目指す艦娘達の前まで接近を果たす。
だが、その周囲が騒ぎに気付かない訳がなく、怒髪天の華琳より強烈な覇気と叱責を浴び、漸く春蘭は正気に戻った次第であった。
自分のやってしまった行動に、今回は流石に打ちひしがれる春蘭。 そんな彼女の目の前に立った華琳は、春蘭だけに聞こえるぐらいの小さな声で語る。
『………私を想ってくれるのは嬉しいわ。 だけど、穏便に事を済ますのも大事なの。 愛した男を託すために、私は最後まで魏王として、皆の代表として……責務を果たさないと』
『華琳……様……』
涙目で見つめる春蘭から視線を反らすと、無表情な顔で春蘭へ顔を向け、周囲に聞こえるよう処分を言い立てた。
『さて、騒動を起こした春蘭には罰を与えるわ! 早急に彼女達には陳謝を申し入れ、次に貴女が罪を犯さないよう助勢してくれた皆へ謝罪と感謝を伝えなさい!』
『───えっ!? い、いえ! 確かに承知致しました!!』
あれほどの無礼を働いたのだから、もっと重い罰になると思いきや、関係者に謝罪や感謝を述べるだけでいいからと言われてしまい、思わず当事者の春蘭は驚いたのだ。
だが、直に〈 消滅する我が身 〉を思えば、長く掛かる懲罰など無駄。 ならば、少しでも今いる時を楽しませようとする華琳の温情に対し、改めて深々と頭を下げた。
─────そんな折り、とある声が聞こえた。
『─────おぉぉぉいッ!!』
僅か二メートルぐらいの小さな舟に揺られつつ、華琳達や艦娘達に近寄る者が現れた。
目視できる距離なので、十メートルもあるかどうか。
乗船する人物は何回も大きく手を振り、何時もの冷静な彼に似合わない浮かれた態度で、華琳達に向かって大声で叫ぶ。
『─────おぉぉぉいッ!! 俺だ、北郷一刀だッ!!』
その小舟に乗船しているのは、つい二日前に色々と語り合った筈の艦隊を率いる提督《北郷一刀》であるが、あの時の客人扱いとは違い、聞こえて来た声に親しみが宿っていた。
『…………一刀ッ!?』
『か、華琳様! 北郷の記憶が───』
『まだよ、まだ分からない。 しっかり、本人の口から……聞かない限りは…………』
思わず春蘭が期待を込めた言葉を華琳に掛ける。
だが、華琳は頭を横に振り、情報の正解さが判明しなければと、寂しげな表情を浮かべて舟の方角を望んだ。
そんな舟の周囲には、護衛兼監視役の長門や天龍、龍田、雷に電、そして金剛が、華琳達や一刀の様子を訝りつつも張り付き、進路を外さないように補正する程度に動かしている。
艦娘の誰かに曳航を頼む事も出来るのだが……華琳達に逢えるという一刀の喜びように一部の艦娘が反発。
そのため、やむを得なく舟の付近に落ちていた板で、必死に漕いで向かっている途中なのであった。
『くっそぉ! せっかく見つけた舟なのに、何で木の板で漕がないと進めないボロ舟なんだよ!! 普通、櫂(かい)ぐらい装備されている筈じゃないのか!?』
『そりゃ贅沢だぜぇ、提督よぉ。 こんなぁぼろっちい漁船に置いてあるだけマシって思わなきゃ。 それに、雷や電達が慣れない手で簡単な修復までしてくれたんだからな?』
『そうか………すまん。 それから、二人ともごめんよ! そして、修理してくれてありがとう!!』
『いいわよ、許してあげるわ! だけどねぇ、司令官。 もっと、もぉ~と私に頼ってもいいのよ?』
『え、えへへへ………此方こそ、ありがとう、なのです!』
付近に居る雷と電の頭を感謝を込めながら撫でると、二隻は照れくさそうに微笑む。 少し遠くに居る天龍がチラチラと見ているが、鈍感な一刀が気付く訳がない。
その後、自分の頬を叩いて気合いを入れ、木の板を掴み取ると、既に見えている色鮮やかな集団へ向けて、力強く漕ぎ始めた。
『やれやれ………提督よ、無理するな。 大事な客人なら見栄よりも迅速な行動こそ喜ばれるものだぞ』
『いや、ここは俺の男を魅せる時だぁ! 〈 あの時の 〉頼りなかった俺じゃない! ところをなぁ! 彼処に居るぅ! みんなにぃ! 見て貰いたいんだよッ!!』
『……………そうか。 なら仕方ないな』
舟を漕ぐのは一刀自身で行っている。
多分、元はあったと思うが、戦いの最中で失くしたのか櫂(かい)はなく、木の板で左右に何回も漕ぎ替えながら、必死に華琳達へ近付こうと奮戦中。
流石に見かねて長門が手を借そうと声を掛けるが、一刀にしては珍しく否応なしに突っぱねる。 そして、先ほどよりも一生懸命になり漕ぐため、見守るしか術がなかった。
『うふふ、きっと見栄を張りたいお年頃ってとこなんでしょうねぇ。 大分、老けた少年ですけど………』
『That’s not true! (それは違うヨ!) 提督は何時でも何処でも、カッコいい紳士ネ!!』
その様子を見て龍田は何時も通り一刀をからかい、聞き付けた金剛が真剣に反論する。
そこに見えるのは、一刀も、長門達も、別に気負いなどなく、皆が皆、満足して納得している……◯◯鎮守府内での日常風景。
『………ああ、やはり……ご主人様だ……』
『ふふふ、あの頃の孫登と戯れている一刀と同じ顔ね』
『ええ顔するようになったな……一刀』
『………………………』
そんな一刀達の様子を……華琳達は見続けた。
あの日、あの時、彼女達と同じように、一刀の横で泣き、怒り、笑い、喜びあった瞬間があったのだと。
────幸せだった………あの日々が。
────あの頃の自分達が、重なって見えたのだ。
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