さすがだ。

　俺はくノ一の実力を目の当たりにした。そのくノ一は最上級難易度の忍務をこなしなんかすごい密書を手に入れ無事に本部に持って帰ってきた。
　どうやって多くの追っ手から逃げることができたのかくノ一に問うと「これよ」忍具を左布から出して見せた。なるほど、忍びの者に常時携帯を義務づけられている忍具であの難所を突破したというわけか。さすがだ。さすが忍者きたない。汚くはないけど、よくわからんが、裏山けしからん。ほんとうによくわからんが。
　さすがに焦っていたのか本部に帰ってくるなり水筒の水をがぶ飲みし、床に水がこぼれている。あと、忍具は水と混ざると極端に粘土をもってしまうため汗と粘土を持った水がちょっとだけくノ一の体をべたべたにしている。

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　「早くお風呂にはいりなさい！」

俺はくノ一に風呂に入るように促した。するとくノ一は「もうちょっと休ませて」と言いながら指に張り付いた残りの忍具を口元に付けてさらにべたべた度合いが増す。

汚いなさすが忍者きたない

君は健全な絵を見てた。いいね？