「こんにちわ」
瑞貴「どうも、こ、こんにちわ…」

いつもと違う歯切れの悪い挨拶
彼女の頬が赤くはれている

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「あれ、頬が」
瑞貴「ら、らいじょうぶれすよ」

ほとり「昨日からずっとこの調子なので
歯が痛いならさっさと歯医者行けばいいので」
心配そうに店の奥から彼女の従姉妹のほとりちゃんが出てくる

瑞貴「じっとしれれば、治るわ」
（でも、どう見てもほっといて治る様子じゃないし
もしかして…）

ほとり「歯医者がイヤなので」
ちょうど浮かんだ考えをほとりちゃんが代弁した
ほとり「お姉ちゃんは昔から歯医者大嫌いなので
小学生のころなんて、たかが虫歯に家族総出で
眠っている隙に担ぎ込んだらしいので」

つまり単純に歯医者が嫌いってだけなのか…
瑞貴さんは黙々と仕事をしていた
その一心不乱な仕事ぶりは、痛みを忘れるように必死な様にも見える

（そういえば、親友の深谷も歯医者行ってたな）

ふとそう思っているとほとりちゃんが瑞貴さんに促した
ほとり「観念するので」
よっぽど歯医者が嫌なのだろう
下を向いて黙ってしまう　
その時だった

瑞貴「痛ッ！！！！」
急に瑞貴さんがへたり込む
これは…

１.　　無理やりでも歯医者に連れて行く
２.　　瑞貴さんの好きにさせよう
３.　　患部にビンタをくれてやるぜ

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タイトルで某ギャルゲ想像できる方は同世代ですね


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