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No.1037063
OZAさん
「あの街で切り取られた空の下、 その引き替えとして 幸せな暮らしを得た 人々の暮らす街の一角には 誰が忘れて行ったのか
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判らないスーツケースが 置き去りになったまま。 不動産屋からは 事前に言われているだろうからか、 人々の間では特に問題に なっている様子はない。 スーツケースの中身には 誰かの忘れ物。 大切な物の筈なのに 一体誰が忘れていったのだろうか。 それとも本当に忘れているのは 自分の方なのだろうか― 置き去りになっていたスーツケースは いつしかアパートに改装されて 住人が住み着き始めていた。 スーツケースの中に入ったままの 忘れ物はどうなるのだろう。 人々はこの街と あの街を行き来していく内に 今日も一体どれ程のものを 忘れていくのだろう。 いや、それもどうでもいい事か。 今の暮らしが幸せで そして大切である事は この街で暮らす誰もが 感じている事だから。 あの街で切り取られた空と 引き替えに手に入れた 幸せな暮らしなのだから。」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ (完成後)A4(210×297)サイズ程に切り取った水彩紙に 水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。
2020-07-31 20:06:35 投稿 / 1221×1682ピクセル
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「あの街で切り取られた空の下、
その引き替えとして
幸せな暮らしを得た
人々の暮らす街の一角には
誰が忘れて行ったのか
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