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コトブキヤ公式のジェネの完成見本はとても美しくて、あの写真をただトレースするだけでも膨大な手間暇がかかります。多少は画像編集ソフトでレタッチされていたりもするのでしょうが、WF2020[冬]で実物を見た感じでは素晴らしいものでした。今回は組立説明書に記載されているカラー指定のレシピを用いつつ、やや淡めにベースカラーを調色してからクリアカラーでシェーディングを施しました。基本的にはベース色としてソリッド(不透明)1色、シェード色としてクリアー1色の計2色です。肌色は成型素材の透明感を損なわないよう、クリアカラー1色のみをシェーディングとして使っています。なお、組立説明書にあったMr.クリスタルカラーのダイヤモンドシルバーの指定色は、もっと粒子が細かく見える同シリーズのトパーズゴールドに変更しました。
各部マーキングディテールについては、PSO2の3Dモデルに施されたテクスチャと比較してみたところ、諸々省略されているようです。3Dモデルの方をよく見ると、肘や膝の側面にある白い丸にはオレンジイエローの極小マーキングがあったり、踵のマーキングはデカールに印刷されている◀だけではなく、◀■となっているのがわかります。バーコードについてはそもそもデカールが用意されていません。さらに欲を言えば、うなじやマントのARKSロゴは黒100%インクが強すぎて全体のカラースキームに合わないため、白やグレーのロゴデカールも欲しいところです。そういうところを詰めていくのが、プラモデルの醍醐味ではありますし、これくらいの情報量で製品をリリースするのが、大量生産するプロダクトとしては適切な割り切りラインなのでしょう。ステラティアーズVer.でも同じ塗装を施すのは大変ですが、得たノウハウを実践できる題材ですし、なんとか仕上げて両バージョンを並べて展示したいものです。
改修内容や他の写真はblogに掲載しています。
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