No.1020555

魔法少女リリカルなのは Extreme = Another Dimension = 予告風

Blazさん

―――これはもう一つの物語

ちょびちょび更新する予定なので一応予告をと。

2020-02-21 23:37:23 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1444   閲覧ユーザー数:1406

 

 

 ―――むかしむかし。とあるくにに、おうさまがいました。

 

 ―――おうさまはだれよりもやさしく、だれよりもくにのことをおもい、だれよりもひとびとをあいしていました。

 

 ―――おうさまはだれよりもつよく、だれよりもおそろしく、だれよりもすばらしいひとでした。

 

 ―――ですが。くにのひとびとは、おうさまをやさしいとはおもいませんでした。すばらしいひととはおもいませんでした。

 

 ―――なぜなら。おうさまはひとびとのまえでわらいませんでした。なきませんでした。おこりませんでした。

 

 ―――なかない。おこらない。わらわない。そんなおうさまをくにのひとびとはしんじることができなかったのです。

 

 ―――やがて、かなしくなってしまったおうさまはひとびとのまえからすがたをけしました。おうさまは、じぶんがいないときのためにじゅうさんにんのきしにくにのことをまかせました。

 

 ―――ひとびとのまえからきえてしまったおうさまはながいながいたびにでました。いきさきもなく、あてもなく。おうさまはどこまでもどこまでも、あるきつづけました。

 

 

 

 ―――そんなあるとき。おうさまのまえにようせいがあらわれました。

 

 ―――ようせいはおうさまのまえにあらわれるとこういいました。

 

 ―――「わたしはあなとのことをずっとみていました。わたしはあなたがかわいそうでならない。だからあなたのねがいをひとつだけ、かなえてさしあげます」

 

 ―――おうさまはさいしょはそれをことわりました。じぶんにはねがいごとなんておこがましいとおもっていたのです。

 

 ―――ですがようせいはこうこたえます。

 

 ―――「あなたはおうさまになるためにおおくのものをうしないました。ですがうしなうだけではありません。これからのあなたのたびじには、そのうしなったものがひつようとなるのです」

 

 ―――おうさまはようせいのことばにうなずきます。ですが、やはりおうさまはひつようではないといい、ようせいのねがいをことわってしまいます。

 

 ―――こまったようせいはかんがえました。そこであることをおもいつきます。

 

 ―――「わかりました。あなたのねがいも、うしなったものをあげるのもやめましょう。ですが、そのかわりあなたにななつのしれんをあたえます。そのななつのしれんをのりこえてください」

 

 ―――おうさまはようせいのことばにおどろきます。なんせ、ようせいはそれでもおうさまをたすけることをあきらめてなかったのです。

 

 

 

 

 

 ―――「この七つの試練を乗り越えること。それが、アナタが求める答えへの道なのよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

七つの試練。それは七つの輪廻せし魂のこと

輪廻せし魂。それは本来存在するはずがない者たちのこと

その世界に存在するはずのない彼らを人はこう呼ぶ

 

 

 

転生者、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(BGM : Blue sanction)

 

 

 

 

 

 もう一つの世界線で起きる新たな物語

 

 「で、零人兄ぃの成績はどうやったん?」

 

 「誰が見せるかっての!」

 

 「ええやんか、メンタル以外減るもんでもなしぃ」

 

 「こいつ、悪気の気配が一ミリも感じられねぇ……」

 

 「いやそれ零人が言えた口でもねぇだろ」

 

 

 

 

 

「……おっかしいなぁ……目の前に俺がいんだけど」

 

 「……なんで、私が目の前に……」

 

 

 

 「「…………って、入れ替わったぁ!?!?!?」」

 

 

 

 「これはマズいで! 零人兄ぃ、なのはちゃんのサイズをはからんと!」

 

 「誰が自分から進んで関ケ原を調べるかボケがぁぁぁ!!」

 

 「…………二人とも。表出ろ」

 

 「な……なのは、いつもと言葉が……」

 

 

 

 

 

 「やっぱり怪盗といえばレオタードよ!」

 

 「お母さん、この衣装どこで手に入れたの!?」

 

 「いずれは美由紀かなのはに着てもらおうってお母さんがんばってつくったの♪」

 

 「ってなんで私の分までちゃっかりあるのよ!?」

 

 「なんつーか、おふくろさんの怪盗へのイメージが八十年代だな……」

 

 

 「安心しろ、なのは」

 

 「零人くん……!」

 

 

 

 「週刊誌とか明日の新聞に載っても親御さんに迷惑かからんように頑張るからよ」

 

 「見捨てる気満々っていうか助ける気ゼロ!?」

 

 

 

 

 

「それじゃあ、がんばろう。マサキ君」

 

 「……ああ」

 

 

 

 「テメェは所詮改心することで人の目を惹かせたいだけだろうが、こんのクズモブがぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 「……なら。見せてやる。俺が、本当にそれだけの存在か。それだけの人間かをな」

 

 

 

 

 

 

 

―――――そして。物語が動き出す。

 

 

 

 

 

 「さて……一緒に来てもらいますよ、八神さん?」

 

 「そうか……アンタの狙いはウチっちゅうわけかいな……!」

 

 

 

 「聞いたことがある。管理局から『管理外の統治組織』と言われている者たち……」

 

 「双剣の騎士団……か」

 

 「狙いは八神の持つ魔導書か?」

 

 「それもあるだろうが……どうにもそれだけとは思えねぇ……」

 

 

 

 「まさか……狙いが俺ら三人とはな……!」

 

 

 

 

 

 集う七人の転生者たち―――

 

 

 

 【蒼の魔導書】を持つ少年 零人

 

 「なーんか最近の他の並行世界、俺らへの当たりが酷くねぇか?」

 

 「「そりゃあ……零人くんだし(兄ぃやし)……」」

 

 「おい、お前らこっち向け。っていうかどういう意味だ!!」

 

 

 

 【無限の可能性】を持つ転生者 霊太

 

 「オッケー、とりあえず一つ。フェイト、お前厚着になれ」

 

 「え、なんで私だけ!?」

 

 「そりゃあお前な。そんな恰好で真冬の場に居たら見てるこっちの方が寒いんだよ、精神的に!!」

 

 

 

 【七つの大罪】を背負う者 マサキ

 

 「頼むから助けてぇなマサキ君! 同じクラスのよしみとみっちーで!!」

 

 「……帰る」

 

 「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 待って、ウチが悪かったぁ!!!」

 

 「はやて、アンタねぇ……」

 

 「はやてちゃん知らないだろうけど、マサキ君ボケには厳しいんだよね」

 

 

 

 

 

 【幻影の死神】 幻夢

 

 「俺は、死神……俺の前では……全てが……無」

 

 「……なんか腹立つ言い方だな」

 

 「つか、なーんか背ぇ小さくねぇか?」

 

 

 「―――殺す」

 

 「その脈絡はいかに……っておいマジでか!?」

 

 

 

 

 

 【煉獄の炎】 ―――。

 

 

 

 「お前が蒼の魔導書を持つ転生者(・・・)だな?」

 

 「……なるほど。お互い同族には敏感なようだ……いいぜ、かかってきな!」

 

 「まったく……ヘヴィだぜ……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔法少女リリカルなのは Extreme = Another Dimension =

 

 

 

 

 

 

 

 

一応更新…………の予定

 

 

 


 
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