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No.1015954
みらくる☆さん
-ここはメイの父親の会社だ- メイと俺と北条さんは、件の場所にいた 北条「もともと応接室だったんですが
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社長がお体を崩すようになってからは 簡易ベッドなども入れて 休憩できるようにしていたようです」 その部屋の隅に段ボールで隠すようにして あそこで見たのと似た金庫の姿があった カードを通すと、あの時と同じように開く 中には買い物かごくらいの箱、その上には書類が置いてある メイは早速確認し始めた 一番上にあったのは、会社、自宅の権利関係の書類 あの夫妻が欲しがっていた物だった それを北条さんに手渡す 箱の中の残りを見て 彼女は涙がポロポロとあふれていた メイ「お父様の宝物って、これでしたのね」 書類で塞ぐようにして、中にあったのは メイと母親の写真や、父親の絵、母親のアクセサリーだった 北条「これは、いずれお嬢様が会社を継ぐことまで 予想されていてのことでしょうか? 小西夫妻はおそらくこんな場所など来るはずもないですから」 メイ「多分、違いますわ きっと、辛いときや困ったときに ここを開けて 家族写真やお母様の形見を手に取って 自分を勇気づけていたのですわ お父様はお母様をずっと想っていましたもの 祖国から半ば強引に連れてきたこと ずっと気にされてましたから。せめてお金で買えるものだけででも 気持ちを満たしてあげたかったのですわ」 そう言うと、一緒に入っている宝石を手に取った 俺「高価な貴金属じゃない。大事な形見として 手元に置いておきたかった お父さん、家族を大事にされてたんだね」 メイ「辛いときに家族の思い出にすがるなんて 女々しいとか思ったのでしょう 恥ずかしがりやな お父様らしいですわ そんなことないのに 私、あなたの娘に産まれて、本当に良かったですわ」 写真に写る父親に向かって 彼女は笑顔でそう告げた (続く) +++++++++++++++ 放置でしたら数年後、成長したヒロインが見つける~ なんて展開も考えていました あと10話以内には終われると思います どうかお付き合いください この連載は ねこ鞠 様 Gonzou 様 hybrid-jp 様 ばべる 様 hana 様 ryuga 様 毘沙門天 様 dokujyu 様 Yokke 様 蛙の子は蛙&ニョロトノさん カケル 様 フルーツ牛乳 様 以上の皆様からのご支援で成り立っております めちゃめちゃ感謝です!!!
2020-01-15 05:51:47 投稿 / 889×1000ピクセル
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-ここはメイの父親の会社だ-
メイと俺と北条さんは、件の場所にいた
北条「もともと応接室だったんですが
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