CIT最終ステージの2日前、宮井は5人を集めた。
「今日、みんなを集めたのは重要なことをみんなに知らせたいからなんだ。」
宮井は5人の目の前に立つ。
「実は、FATPrincessは今年度をもって解散することになった。」
宮井はひと呼吸置いて、前を向いた。
「プリースちゃんは大学を卒業して母国のイギリスに帰る。まやちゃんと美森ちゃんと皐月ちゃんは終活が終わって、これから新天地に向けて準備がある。榛名ちゃんも先のことを考えると、存続が難しいと思ってね。」
「てことは、みんなで集まって踊るのも明後日の決勝で最後ということですね…」
「今は踊れるけど…今後のことを考えると難しいかもね…」
みんなが話し合うと、まやが立ち上がる。
「最後のライブ、最高の思い出になるように頑張ろう!」
「そうですね!かけがえのない最高の思い出に…♪」
「まやちゃんの言う通り…♪」
「先輩方との最後の思い出…」
「日本での最後で最高の思い出ね!」
「よ~し!最後のライブがんばるぞ!」
「「「「お~!」」」」
みんなは手を合わせ、踊りと歌のトレーニングをはじめた。
「これで、プロデューサーという職も明後日で最後。貴重な経験をさせてくれたこの子たちには感謝しないとね…」
CIT決勝当日、FATPrincessの楽屋には実里、西条、前島、宮井がいた。
「みなさん、お疲れ様でした!最後のライブ、楽しみにしてますね♪あっ、私お弁当を作ったのです。もしよろしければみなさんで食べてください。」
実里は持っているお弁当を机にやさしく置く。
「ありがとうございます、おかあさん♪」
「実里さん、ありがとー!」
「「「ありがとうございます!」」」
「次はうちと前島からや!」
「私は東京のお土産をあげるわ。」
「うちはたこ焼きやで!ぎょうさん食べや!」
「おいしそうですね!ありがとうございます!」
「「「「ありがとうございます!」」」」
「おうおう、頑張ってや!」
「頑張ってね。」
「私のはライブが終わった後にするわね♪」
「はい、わかりました!では、お料理をいただきましょうか!」
「そうだね!いっぱい食べてもっと元気になろ~!」
もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…
もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…
もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…
5人は料理をたくさん食べた。
「うぷぅ~ごちそうさまでした!おなかいっぱい!」
「まやさん、たくさん食べましたからね♪」
「そろそろ時間ですよ!」
長山がFATPrincessの楽屋に行って呼んだ。
「では、最後のライブ頑張ってくださいね!」
「「「「「はい!」」」」」
FAT Princessは最後のライブに望んだ。
激しくお肉を揺らしたり、一生懸命歌って踊った。
しかし、決勝は惜しくも3位で終わった。
ライブ終了後、みんなは楽屋で話し合っていた。
そんな中、まやがみんなにお礼を言う。
「結果は残念だったけど、みんなと踊ったり歌ったりするの、楽しかったよ!短い期間だったけど、ありがとう!」
次に美森がお礼を言う。
「みなさん、ありがとうございました。みんなでアイドルをやることができて嬉しかったですし、かけがえのない思い出になりました。」
その次に皐月がお礼を言う。
「みんなとこうやって一緒になって踊れてうれしかったです。」
その次に榛名がお礼を言う。
「先輩方とこうやって楽しく歌ったりできてうれしかったです!」
最後にプリースがお礼を言う。
「一緒にアイドルやれてうれしかった!母国のイギリスに言っても忘れないよ!」
「最後にプロデューサーの私からみんなへのお礼だよ」
宮井がみんなに写真とお菓子を渡す。
「ありがとうございます!」
「じゃあ、みんなで記念写真をとろう!」
宮井とFATPrincessは一緒に写真を撮った。
こうして、FATPrincesの活動は幕を閉じたのだった。
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宮井に解散を告げられたFATPrincess、最後のライブもお肉を揺らしながら、全力で踊ったり歌ったりする!
最後までお読みいただきありがとうございました。
アイドルのお話は初めて書くので、難しかったです。
1話目はランキングに入ることができましたが、そこから上手く調子を上げることができませんでした。
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