No.1013000

マスティマ記 第3章 2

前書き
これは神の御使い・マスティマが世界の情勢を操るという事を記した書である。

第1章イスラエルの戦(たたかい)
第2章第3神殿時代についての予言

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2019-12-17 10:07:29 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:420   閲覧ユーザー数:420

21そして41年後、レハブアム統治の時代。神の御前にひとりの霊が進み出て22言った。

「我が神よ。神のしもべダビデの孫であるレハブアムにはダビデと違い陰りがあります。どうか私にレハブアムを迷わせる為の許可をください。

必ずやレハブアムの心をそのままに表してご覧にいれましょう。」

23それに対して、神は言われた。

「魔王マスティマよ。神が人を助ける事は善い事だ。今度はレハブアムの信仰を助けてみようと思う。」

24しかし、マスティマは神の御言葉に逆らって、25言った。

「我が神よ。人間は神の似姿と言います。ならば人間の霊は主の霊つまり聖霊の似姿です。

26レハブアムの霊は被造物ですが、聖霊はそうではありません。レハブアムの霊は我が神、主に対してこう申しております。『律法に何の意味があるのか。ただの仮想遊戯(ゲーム)ではないか。』

27私は霊でありますので、霊の声が聞こえるのですが、これは三位一体の神に自分自身を投射したという自己主張の結果であり、彼の霊は自分を神の如く思っております。

28これは冒涜です。

29レハブアムは最終的にはへりくだりますが三位一体を理解しての事ではないのです。

30どうか神の似姿たるレハブアムを迷わせる事をお許しください。」

31それに対して、神は言われた。

「魔王マスティマよ。神の似姿である事から慈悲を忘れぬように・・・。」

32マスティマは熟語の生み手であるとともに、三位一体の生み手でもある。また、冒涜の生み手でもある。現在のキリスト教があるのはマスティマのお陰でもあり、その反対の冒涜があるのもマスティマのせいである。


 
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