No.100831

真・恋姫無双 天の御遣い 2

YUEさん

第2話です。
あまり面白くないかもしれませんが、最後まで読んでくれると幸いです。

2009-10-13 21:42:41 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3535   閲覧ユーザー数:3060

がさがさ・・・

 

「ん?」

 

一刀が少し進むと、草むらから何か音が聞こえてきた。

 

「誰かいるのか?」

 

一刀は少し慌てたような声で言った。

 

(アニキ!気づかれたようですぜ!)

 

(しかたない・・・あんな貴族みたいな奴に負けるとも思わないからな、一気にいくぞ!)

 

(へい!アニキ!)

 

「誰もいないのか・・・?」

 

そう一刀が言った瞬間・・・

 

「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

「うわっ!」

 

一刀は紙一重で攻撃を避けた。

 

「な・・・何だ!?」

 

「・・・っち、かわされたか」

 

「いきなり斬りかかるとは何なんだよ!」

 

「うるせぇ!さっさと金目の物を置いて逃げるなら命だけは助けてやってもいいぜ?」

 

「いきなり斬りかかってきてずいぶんと一方的だな・・・」

 

「まぁ・・・面倒だから殺してやるよ!」

 

「へい!アニキ!」

 

「なんなんだよこいつら・・・と、とにかく今は状況が分からないから逃げるか!」

 

そう言うと、一刀は走り出した。

 

「あ!こらまちやがれ!」

「・・・はぁ、はぁ・・・ここまでくれば大丈夫だろ」

 

そう言うと、一刀は呼吸を整えた。

 

「・・・ふぅ、一体何だったんだ?東京の治安ってこんなに悪かったか?・・・ってどう見てもここって東京じゃないよなぁ・・・」

 

そう言うと一刀は辺りを見回した。

 

「・・・何かさっきより辺りがすごいことに・・・ここって何だ?」

 

そう言うと、一刀は先に進んだ。

 

「ここは・・・廃墟?それにしても何でこんなひどい状態に・・・?・・・ってあれ?何だ?何か落ちてるような・・・」

 

そう言うと、一刀は落ちているものに近づいた。

 

「これは・・・本?でも何で本がこんなところに?」

 

そう言うと、一刀は本を拾って、

 

「これは・・・太平要術の書?・・・は?太平要術の書だって!?それって確か三国志に出てくる張角って奴が持ってた本じゃ・・・」

 

そう言うと、一刀は、

 

「ってことはここは・・・中国?そして過去の時代・・・?でも、そんなことあり得るのか?いやまぁ確かに目の前のことを見て常識で考えられないことが多いだろうけどさ・・・過去の世界ってどうなんだ?いやでも・・・」

 

と一刀はしばらく考え込んで、

 

「まぁ、これが夢じゃないなら間違いなくここは中国なんだろうなぁ・・・それも過去の。はぁ・・・それがわかったからってどうしようもないけどさ」

 

そう言って一刀は、

 

「・・・これからどうしようかな」

 

と言って一刀は自分の持ち物を確認した。

 

「今持ってるのはこの木刀と本だろ・・・あとは鞄の中に入っている携帯やら勉強道具やらで、どう考えても携帯何て使えないし・・・はぁ・・・どうするべきかなぁ」

 

と、一刀は少し落ち込み気味で言ったのだった。

 


 
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