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No.1007072
大顎真神(オオアギトノマガミ)さん
以前見てきた「水木しげる 魂の漫画展」で神秘家列伝のコーナーが あったのですが、どうせなら6期鬼太郎でオババが話してた「寅吉」を とりあげてもよかったんじゃないかなと思い、 だいぶ間は空きましたがこんなコラボを描きましたw
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オババに頭を撫でられてるのがその寅吉で、 その右におわすのが天狗のお師匠さん、「杉山僧正」。 ウ~ン、霊力どころか魔力にまで満ちてそうなご面相w 天狗小僧寅吉・概要 生まれは文化三年十二月三十一日 父親はたばこ売りのごくごく一般的家庭に生まれる。 寅の日・寅の刻生まれとのことから「寅吉」と名づけられる。 その眼は大きくいわゆる三白眼、眼光鋭く顔は異相。 五、六歳頃から予言を始め、 失せ物の言い当てもできた。 七歳の頃、上野山下の五条天神の境内で薬売りをしてた 杉山僧正と出会う。 誰もいなくなったころに店じまいをし、小さな壷の中に売り物・小道具はおろか ゴザ、そして自身をもしまい、その壷で空へ飛び去ってゆくのだった。 毎日同じ時刻に来て同じように去っていくのを見ているうちに 見込まれたのだ。 そして会ってくうち、岩間山で百日断食の行をともにし終えると 杉山僧正から高山嘉津間(かつま)という名をもらって弟子になり、 そこで七~十一歳の間の五年間にわたり天狗の修行を積んで 武芸や書法を習った。 家には折々帰っていた様子。 十一歳の秋、父親が病床につき、寅吉は寺入りした。 ひとところに長続きは出来ず、寺から寺へのその最中、 失せ物や富札の当たり番号を占ったりしていた。 十四歳の五月、杉山僧正が迎えに来て修行のたびへ。 東海道から藤沢、さらに伊勢西国の山々を巡って 家に帰ったのは翌年三月。 寅吉は十五歳に。 その後、下田直矢という人の下僕に行ったが 彼は和学者で寅吉の噂を聞き、呼び寄せたのだった。 寅吉はこの頃、学者の間で関心が高かったのだ。 そこへ山崎義茂という当時市井の国学者として最も学名高い男が やってきて、すぐに寅吉は今度は山崎家に引き取られた。 そしてまたこの噂を聞きつけた後世に名高い国学者、平田篤胤が 山崎家を訪問、一度は帰るが今度は私宅に寅吉を呼び寄せたところ、 寅吉は篤胤宅を大層気に入った。 その後一度は山崎宅に帰るが、 その日の午後、寅吉は山へ行くことを篤胤に告げに行くと 篤胤は杉山僧正へ「幽界のことでご教示を得たい」という旨の手紙を渡し、 できれば返事をもらいたいとことづけた。 それから半月後、寅吉は師匠が讃岐の山まわりのクジにあたったので 予定を切り上げ帰ってきた。 手紙は渡したがよしよしとうなずくばかりで返事はくれなかったそうな。 篤胤は寅吉が帰ったことを山崎に知らせたが この日からなんとなしに寅吉は篤胤宅に止宿することになった。 篤胤と交友のある学者達が連日篤胤宅を訪れるようになるが、 その後、寅吉の奇行が目立つようになる。 この頃から寅吉の評判は次第に薄れ、 学者たちも一通り話を聞いて書物などを記すと もう研究価値はないと判断したのか、訪れる人もなくなった。 篤胤の門人、松村平作は寅吉との応答を「嘉津間問答」として記した。 文政八年九月 祭り見物に寅吉が出かけ帰ってきたのは二年後だった。 こんなことからもう手に負えないと、寅吉を実家に帰そうということになったが 寅吉は自分から平田家に居着かなくなり やがて某のはからいで坊主になったと伝えられてるそうな。 以上水木しげる著 神秘家列伝「天狗小僧寅吉」から ざっと書き出しました。 水木さんはこう結んでます。 「ひょっとするとやはり俗界にはおれず天狗界に戻っていったのかもしれんね いや 我々は気づかないだけで本当にそんな世界があるのかもしれない」と。 神秘家列伝シリーズはオモチロイよ♪ たまに神秘?な方の話もあるけど、水木サンいわく このシリーズに登場してるのは強力な個性を持った面白変わり者の一団とのことw それを踏まえて読まれるとすぅー、すとっ!と、話が入ってくると思います。 みなさん、読んでみてね♪w
2019-10-14 04:27:18 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:801 閲覧ユーザー数:799
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以前見てきた「水木しげる 魂の漫画展」で神秘家列伝のコーナーが
あったのですが、どうせなら6期鬼太郎でオババが話してた「寅吉」を
とりあげてもよかったんじゃないかなと思い、
だいぶ間は空きましたがこんなコラボを描きましたw
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