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待ちに待ったバンダイ製の究極のスター・デストロイヤーを制作しました。モデルグラフィックス2019/11月号に作例として掲載されたものです。細部のディテールアップと、迫力のある輝きを得られるようキットの電飾キットは使用せずLEDを62個と約1300本の光ファイバーを内蔵させて撮影用モデルの印象に近づくように制作しました。
改造したのは3個あるメインノズルの2段になってるノズルの間の隙間を作ります。キットのパーツの後端のみを切り取って使用、ノズル前半はキットのパーツを原型としてヒートプレス、それにモールドを再現しつつキットのパーツを組み合わせて隙間を再現しました。これでノズルの隙間から光が漏れて一気に巨大感が出てきます(5枚目の写真参照)。船体下面のドッキングベイは間接照明が再現できるよう1mm透明プラ版の側面にチップLEDを両脇に各4個ずつ内蔵させ間接照明としました。船体全体にある窓はキットの穴でも数が足りません。すべての穴をUVクリアジェルで埋め、改めて0.3mmの穴を開口します。ここを派手に光らせる為に0.25mm光ファイバーと3mm電球色LEDで作り直しました。船体の電飾でポイントとなるのは側面トレンチ内に存在する間接照明です。これはチップLEDで18箇所程度、トレンチの屋根裏などの目立たない部分に設置しました。この間接照明があると一気にデストロイヤーらしさが増します。
艦橋上部に2個あるシールドジェネレーターは支柱を0.3mmの真鍮線で作り直しました。上部のアンテナは0.1mmの洋白線に変更。艦橋の両側面に16基あるターボレーザー砲は一体成型の砲身部分のみを削り取り、ナノドレッドの1/700の13mm4連装機銃の銃身に差し替え砲身が船体から浮いているようにしました。
スジボリはハセガワのラインエンクレーバー細掘用で大量に追加しました。塗装完了後に軽くスジボって白い塗膜を剥がして下地のサフを露出させ、細くて繊細なスジボリとなるよう工夫しました。
塗装ですが前述のように電飾との兼ね合いでパーツごとに先に塗装を済ませます。遮光ブラックNEOで遮光処理し、その後サフを塗ってからバーチャロンカラーのウォームホワイトを重ねます。スケール感を出すためにパネルラインに沿って薄いブルー系グレー、茶系グレーによる細かい塗り分けがありますのでマスキングして塗装して再現しました。
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