フレズヴェルク（X1の方）に挑戦。要領は前回参照。今回は「出目金気味になるのを避けるべく、先に白目部分を開口してしまう」ことにしました。写真６枚目くらいの厚さを残した状態で、睫毛に沿ってルーターの円筒ビット側面を使って削った後に、裏面から直径４mm球形ビットで少しずつ攻めてアイホールを完成させます。

今回わかったのは、やはりアライメントが物凄く厳しいこと。左目視線がずれているのは妥協です。一時間調整してもこれが限界でした。対策としてはＨアイズをD:OUTさんレジンアイの裏面に接着し、「完全な球形アイ」にする方法。これだとDDと同じように受け面を球面にできるので、アライメント作業が楽になると思います。なお、アライメント作業はレジンアイ表面を傷つけないようにソフビ片を使うと吉。（私は先端をマイナスドライバー状に加工したソフビ棒を使っています。）

５枚目はフレズヴェルクX2（アーテル）用に開眼したパーツ。一個目は2時間かかったのに二個目は40分で仕上がりました。慣れって恐い……。

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なお、今のところイノセンティアとフレズヴェルクを開眼しましたが、両者とも「眼球中心を含む水平断面形状が人体をよく模擬している」ことが良くわかりました。要はこのスケールでちゃんとDD並の造形を維持している、というわけでコトブキヤの執念というか変態加減が良～くわかりました。真っ平らな顔表面では開眼作業は不可能で、ちゃんと眼球表面が（アイペイント用に）識別できるところが凄いです。

あと、D:OUTさんのレジンアイの球面の精度が本当に物凄い。ルーターの直径４mm球形ビットで削ったアイホールにピタリと収まるのが、心地好いくらいに快感です。一体どうやって製作しているのだろう、そして歩留まりは何パーセントくらいなんだろう……。もはやオーパーツの域です、これは。

追記：
なお、さらに改善した姿を以下にアップしておきました。
左目の再アライメント等を施しております。
http://www.tinami.com/view/1007800

さらに追記：
最終的に全ての改善策を施した顔パーツの写真を一枚目に追加しておきます。ビキニ素体のジャンクを入手したのでその髪を装着。個人的にはこの「X1素顔＋ビキニ髪」の組合せがベスト。専用武装を組んであげたくなる……。