No.1002328 英雄伝説~灰の騎士の成り上がり~soranoさん 2019-08-19 23:48:18 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:2222 閲覧ユーザー数:1792 |
~カレル離宮近辺~
「ハァァァァァァ…………ッ!砕け散りなさい!」
「「「「!!」」」」
デュバリィ達との戦闘を開始したクレア少佐は先制攻撃に広範囲に氷塊を落とすと共に冷気で攻撃して相手を凍結させるクラフト――――――フリジットレインを放ったがデュバリィ達は散開して回避した。
「ハッ、数の不利を覆すにはまずは散開させないとな!」
デュバリィ達が散開するとレクター少佐はエンネアとアイネス目掛けて突撃し
「うおおおおぉぉっ!燃えつきなぁっ!!」
「――――――盾よ!!」
細剣(レイピア)に宿した炎で目にもとまらぬ速さの連続攻撃を仕掛けるクラフト――――――レーヴェテインで攻撃したがアイネスが展開した絶対防壁のクラフトによって防がれた。
「どうかしら?――――――アクセルアロー!!」
「砕け散れっ!!」
「っと!」
そこにエンネアが味方を加速させる特殊な矢をアイネスに放ち、エンネアの援護クラフトを受けたアイネスは続けて敵の脳天を叩き割る一撃――――――兜割りで反撃し、アイネスの反撃をレクター少佐は後ろに跳躍して回避した。
「これは見切れるかしら――――――ピアスアロー!!」
「ぐっ!?」
しかしエンネアの一瞬の早撃ちによる貫通効果を持つクラフト――――――ピアスアローを受けると怯み
「崩したわ!」
「そこだっ!」
怯んだことによってレクター少佐が態勢を崩すとエンネアと戦術リンクを結んでいるアイネスがレクター少佐に追撃を叩き込んだ。
「走れ――――――光と闇の刃!!」
「っ!」
一方オリエは双剣からそれぞれ光と闇の斬撃波を放つ剣技(クラフト)――――――双剋剣でクレア少佐に反撃し、オリエの反撃に対してクレア少佐は側面に跳躍して回避したが
「フフ、見切れますか?――――――斬!!」
「あぁっ!?」
デュバリィが放った一瞬で作った分け身と共に襲い掛かるクラフト――――――影技・剣帝陣を受けてしまった事で怯み
「チャンスですわ!」
「続きます!」
クレア少佐が怯むとデュバリィと戦術リンクを結んでいるオリエが追撃を叩き込んだ。
「今助けます――――――ヒールスター!!」
オリエの追撃が終わった後オリエから距離を取ったクレア少佐は回復弾を放つクラフトで自分とレクター少佐の傷を回復し
「アークス駆動――――――」
レクター少佐はアーツを放つ為に戦術オーブメントを駆動させ始めた。
「みなさん、一気に攻めましょう!!」
「ソル・イラプション!!」
そこに加速効果もあるクレア少佐の号令のクラフト――――――パーフェクトオーダーによってレクター少佐はアーツの中でも相当な駆動時間を必要とするロストアーツを発動させ、レクター少佐が発動させたアーツによってデュバリィ達の頭上に太陽のような巨大な熱球が具現化し、デュバリィ達目掛けてゆっくりと落下してきた。
「我は”剛毅”。我が盾は全てを防ぐ盾也――――――光の盾!!」
その時アイネスは自分を含めた味方全体に絶対障壁を付与するSクラフトを発動させ、頭上から落下してきて炎の大爆発を起こしたアーツによって具現化された太陽の攻撃を防いだ!
「なっ!?今のを防ぐなんて…………!」
「ったく、噂以上にヤベェ連中だな、”鉄機隊”は。お陰で俺のアークスのEPはすっからかんだぜ…………」
アイネスがレクター少佐が放ったロストアーツを防いだ事にクレア少佐が驚いている中レクター少佐はロストアーツを放った事で自分が使っている戦術オーブメントのEPが”0”になった為、EPを回復させなければ自身はアーツが使えない事に疲れた表情で溜息を吐いた。
「行きますわよ――――――ハアッ!!」
「キャッ!?」
「ぐっ!?」
反撃を開始したデュバリィは神速の速さで斬撃を叩き込むクラフト――――神速ノ太刀で強襲して二人にダメージを与え
「――――――地裂斬!!」
更にアイネスが斧槍を地面に叩き付けて衝撃波を襲わせる遠距離技で追撃し
「ふふっ、石になりなさい!!」
アイネスの追撃が終わるとその場で高く跳躍したアイネスがレクター少佐とクレア少佐目掛けて石化薬を塗り込んだ矢を放つクラフト――――――メデュースアローを叩き込んだ。
「こ、これは…………!?」
「不味い、”石化”か…………!」
エンネアが放った石化薬を塗り込んだ矢が命中した事で全身の様々な場所が”石化”し始めた事にクレア少佐は驚き、レクター少佐が厳しい表情を浮かべたその時オリエが二人に詰め寄り、クラフトを放った。
「逃がしません――――――斬!!」
オリエは攻撃範囲内の敵達を吸引して自身の身体を回転させることで起こる竜巻と双剣の斬撃を叩き込むクラフト――――――ハリケーンエッジで二人を自分の元へと引き寄せると共に攻撃を叩き込み
「ヴァンダールが双剣の真髄――――――見せてさしあげましょう。煌魔の光よ――――――滅しなさい!」
自身の得物である双剣をクロスさせて闘気によって双剣を光の双剣とさせた後光の双剣を振るって凄まじい光の衝撃波を発生させると共に二人を空へと打ち上げ
「ハァァァァァァ…………――――――絶技・天眼無双!!」
全身に覇気を纏ったオリエは止めに空に打ち上げた二人目掛けて飛び上がり、必殺の一撃を叩き込んで大爆発を巻き起こした!
「キャアアアアアアッ!?まさか…………これ程とは…………」
「グアアアアアアアッ!?ハハッ…………参ったぜ…………」
オリエが放った”ヴァンダール流”の双剣の奥義であるSクラフト――――――絶技・天眼無双によって大ダメージを受けると共に、全身を纏っていた石化効果による石が砕け散った事による衝撃を受けた二人は戦闘不能になり、地面に膝をついた!
「昏き雷よ――――――焼き尽くせ!!」
「グラムキャノン照射!」
戦闘が始まるとアルベリヒとゲオルグはそれぞれの戦術殻に指示し、指示された戦術殻達は収束したレーザーを同時に放ってプリネ達に先制攻撃を叩き込もうとしたが
「どっかーん――――――旋風爆雷閃!!」
「何…………っ!?」
「無詠唱でゾア=バロールとナグルファルの攻撃を相殺するなんて…………!」
エヴリーヌが無詠唱で発動した軌道上に爆発を起こす高威力の稲妻の魔術によって相殺され、それを見たアルベリヒとゲオルグは驚いた。
「その程度であたし達と対抗できると思っていたのですか?十六夜――――――”円舞”!!」
「このメンバーを相手に余所見とは大したものだ。――――――疾風突!!」
「!ゾア=バロール!!」
「防いでくれ、ナグルファル!!」
「「――――――」」
その時いつの間にかツーヤとレーヴェがアルベリヒとゲオルグの左右に移動し、ツーヤは抜刀による回転斬り、レーヴェは疾風のごときの突きで強襲し、ツーヤとレーヴェの同時強襲攻撃をアルベリヒとゲオルグはそれぞれの戦術殻に結界を展開させて防いだ。
「くふっ♪結界なんて、すぐに壊してやるよ――――――アン・セルヴォ!!」
「「!?」」
「バカなっ!?ぐあっ!?」
「二体がかりの結界を一撃で破るなんて――――――うあっ!?」
しかし二体の戦術殻が協力して展開した結界はエヴリーヌが放った凄まじい魔力と闘気が込められた事で広範囲を貫く矢によって易々と破壊されると共に二体と二人はダメージを受け
「エニグマ駆動――――――ダークマター!!罪を贖う聖なる炎よ――――――贖罪の聖炎!!」
「ぐぎゃああああああああっ!?」
「うああああああああああっ!?」
「「!?」」
更にツーヤ達が攻撃している間にオーブメントの駆動と魔術の詠唱を終わらせたプリネは吸引効果がある攻撃アーツでアルベリヒ達を一か所に固めた後神聖魔術による炎をアルベリヒ達に叩きこみ、プリネの追撃を受けたアルベリヒ達は悲鳴を上げた。
「そういえばさっきはそこの大きい方の鉄屑が生意気にもエヴリーヌの邪魔をしたね。――――――これはさっきのお返しだよっ!二連釣瓶打ち!!」
「――――――!?」
そしてエヴリーヌはプリネの魔術を受けて苦しんでいる事ですぐに戦術殻に指示を出せないアルベリヒ達の隙をついて、転位魔術で一気にゾア=バロールに詰め寄った後自身の得物である魔弓を近接戦闘用である剣弓に変形させた後剣弓による二連続攻撃を叩き込んでゾア=バロールを怯ませ
「崩したよ!」
「追撃します!走れ、雷よ――――――瞬雷!!」
「――――――!!??」
ゾア=バロールが怯むとエヴリーヌとリンクを結んでいるプリネが魔力の雷を纏わせた細剣(レイピア)でまさに”雷”のような速さでゾア=バロールの背後を駆け抜けると共に攻撃を叩き込み、プリネの追撃によってダメージが限界に来ていたゾア=バロールは真っ二つになって破壊され
「水晶よ、貫け――――――クリスタルランス!!」
「―――――!?」
ツーヤは地面から何本もの水晶の槍を発生させる魔術を発動し、ツーヤの魔術によってナグルファルは串刺しにされて身動きが取れなくなると共に怯み
「今です!」
「逃がさん――――――エクスヴェングス!!」
「――――――!!??」
ナグルファルが怯むとツーヤとリンクを結んでいるレーヴェが一瞬で無数の斬撃を叩き込む高速剣で追撃し、レーヴェの追撃によってナグルファルは全身をバラバラに破壊された!
「なあ………っ!?」
「そんな…………こんな短時間でナグルファルどころかゾア=バロールまで破壊するなんて…………」
それぞれの戦術殻の無残な姿を見たアルベリヒは愕然とし、ゲオルグは信じられない表情を浮かべた。
「キャハッ、その顔が見たかったんだよ♪そしてエヴリーヌやリウイお兄ちゃん達を敵に回した事にもっと絶望させてあげる――――――審判の轟雷!!」
「ぐがあああああああああっ!?」
「がああああああああああっ!?」
二人の様子を見て凶悪な笑みを浮かべたエヴリーヌは二人の頭上より凄まじい雷を雨のように降り注がせると共に連鎖爆発を起こす魔術を発動して二人に大ダメージを与えると共に悲鳴を上げさせ
「ハァァァァァァ…………吹き飛びなさいっ!!」
「ゴフッ!?――――――ガッ!?」
エヴリーヌの魔術が終わると一気にゲオルグに詰め寄ったツーヤは籠手をつけた拳による強烈な一撃をゲオルグの腹に叩き込み、敵の臓器に衝撃を与えるツーヤの格闘技(クラフト)――――――延髄砕きを受けたゲオルグは呻き声を上げた後勢いよく吹き飛ばされてそのまま街灯に叩きつけられ
「つ、強すぎる…………こんな強さ…………余りにも想定外(イレギュラー)過ぎる…………!」
頭が街灯に叩きつけられた事で後頭部から血を流し始めているゲオルグは立ち上がる気力すらなく、恐怖の表情を浮かべてツーヤとエヴリーヌを見つめた。
「行きましょう、レーヴェ!」
「ああ!………心の痛みを知れっ………!ハァッ!」
一方プリネの呼びかけに頷いたレーヴェはアルベリヒに一瞬で近づき、凄まじい斬撃を4回放った後アルベリヒの背後へと駆け抜け
「闇に呑まれなさい!」
レーヴェが駆け抜けるとプリネはアルベリヒを暗黒の球体で包み込み、その後レイピアを構え、そしてレーヴェと共に高く飛び上がって、プリネは左上から右下に、レーヴェは右上から左下にクロスに斬った!
「「奥義!ヴェンジェンス・エッジ!!」」
「ぎゃあああああああああっ!?お、おのれ…………想定外(イレギュラー)共がああああぁぁぁ…………っ!」
プリネとレーヴェの協力技(コンビクラフト)を受けたアルベリヒは全身から大量の血を出血させながら悲鳴を上げてその場で崩れ落ちて地面に伏せた状態でプリネとレーヴェを睨んだ。
「さあ……席替えをしようか。シャッフル、シャッフル!」
戦闘が始まるとカンパネルラは二人をランダム転移させて位置をバラバラにさせるクラフト――――ナイトメアシャッフルで二人の位置をバラバラにさせ
「―――ハッ!」
カンパネルラのクラフトが終わるとクルーガーが一番距離が近かったベルフェゴールに鋼糸を投擲してベルフェゴールを拘束しようとしたが
「うふふ、”その程度”で私を拘束できると思っていたのかしら?」
「な…………っ!?」
ベルフェゴールは鋼糸を掴んでクルーガーの動きを制限し、自分の攻撃が掴まれた事に驚いたクルーガーは自分の動きを制限している鋼糸を離そうとしたが
「――――――崩れなさい!」
「あぁっ!?」
ベルフェゴールの後方にいたメサイアが人間離れした動きで一瞬でクルーガーに詰め寄って敵の隙をついて態勢を必ず崩させるクラフト――――――双葉崩しでクルーガーの態勢を崩し
「うふふ、それじゃあ行くわよ♪」
「く…………っ!?」
クルーガーの態勢が崩れるとベルフェゴールは自分自身をその場で回転させる事で掴んでいる鋼糸を掴んでいるクルーガーを振り回し
「それぇっ!」
「ちょっ――――――危なっ!?」
カンパネルラ目掛けてクルーガーを勢い良く投擲し、投擲されたクルーガーを見て驚いたカンパネルラは転位魔術で回避した。
「…………っ!」
一方投擲されたクルーガーは空中で受け身を取って地面に着地したが
「うふふ、貴女はご主人様の知り合いっぽいから、今回だけ特別に手加減してあげた私の寛大さとご主人様に感謝してね♪」
「しま――――」
ベルフェゴールが転位魔術でクルーガーの背後に現れ、突然背後に現れたベルフェゴールに驚いたクルーガーは慌てて振り向いて反撃しようとしたが時既に遅くベルフェゴールの片手がクルーガーの肩に置かれ、そのままベルフェゴールは魔術を発動した!
「―――精気の接吻術。」
「キャアアアアアァァァァッ!?ち、力……が……ぬけて…………」
ベルフェゴールの魔術によって精気を奪われたクルーガーは悲鳴を上げ
「これ程……とは…………お嬢…………様……………」
魔術を終えたベルフェゴールがクルーガーから離れるとクルーガーは地面に倒れてそのまま気絶した。
「ウソだろう!?”死線”にほぼ何もさせずに瞬殺って、さすがにありえなくない!?」
クルーガーが僅かな時間で無力化された事を見たカンパネルラは信じられない表情で声を上げたが
「”魔神”が存在しないこの世界の貴方ではベルフェゴール様の力を図る事は決してできませんわ――――――ヴォア・ラクテ!!」
「ヤバッ!?」
両手から暗黒の電撃を放ったメサイアの魔術に気づくと慌てた様子で転位で回避した。
「うふふ、”普通”は転位の直後にすぐに転位できない事は知っていたかしら?」
「不味――――――」
回避を終えたカンパネルラが転位で現れるとその背後にベルフェゴールが転位魔術で現れ、それに驚いたカンパネルラが回避行動を取ろうとしたが
「すごい――――――ねこアッパー!!」
「ガ…………ッ!?」
手袋をつけた拳を振るってカンパネルラを空高くへと打ち上げ
「烈風脚!!」
「へぶっ!?」
更に転位魔術で打ち上げたカンパネルラの正面に現れた後カンパネルラの顔に両脚による連続蹴りを叩き込んでカンパネルラを地面に叩き込んだ。
「参ります!桜よ、咲き乱れよ!ハァァァァ……!奥義――――桜花乱舞!!」
そこにメサイアが咲き乱れる花のように美しい剣技をカンパネルラに叩き込み
「うわあっ!?参ったね…………まさか僕までほとんど何もできずやられるなんて…………」
メサイアが放ったSクラフトによってダメージが限界に来たカンパネルラは戦闘不能になり、地面に膝をついた。
「オオオオオオオッ――――――ダイナマイトスパイク!!」
リリカ達との戦闘を開始したレオニダスはリリカ達に突撃して強力なパイルバンカーによる一撃を放ったが
「その程度?これなら出会ったばかりのジェダルの方がよっぽどマシだったよ?」
「な…………っ…………そんな華奢な腕でこの俺の一撃を片手で受け止めただと!?」
つまらなさそうな表情をしたフルーレティが片手で易々とレオニダスの強烈な一撃を受け止め、攻撃を受け止められた事にレオニダスは驚き
「んなっ!?レオの一撃を片手で受け止めるとか、どんな化物やねん!?――――――喰らえやっ!!」
一方ゼノも驚いた後ブレードライフルで狙撃するクラフト――――――マーダーショットをフルーレティに放ったが
「狙いは外さないよ――――――それっ!!」
フィアが放ったクラフト――――――精密射撃によって相殺された。
「行きますよ…………!青月光!!」
「裁きを―――――光焔!!」
「ぐっ!?」
「ガッ!?」
そこに詠唱を終えたリリカと守護天使ユリーシャが広範囲の敵を攻撃する光の魔術でゼノとレオニダスの二人に攻撃を叩き込み
「エニグマ駆動――――ヒートウェイブ!!」
「エニグマ駆動――――――エアリアル!!」
「うおおおおっ!?」
更に魔術の詠唱を始める前に駆動させておいた戦術オーブメントでアーツを発動し、リリカが放った足元から炎を発生させるアーツと守護天使ユリーシャが放った竜巻を発生させるアーツはそれぞれゼノを中心に発動すると足元から吹き上がる炎が竜巻に巻き込まれて炎の渦と化してゼノに追撃を叩き込み
「ゼノ…………っ!?」
炎の渦に呑み込まれたゼノの様子に驚いたレオニダスは声を上げた。
「ふふっ、本来扱えない属性の魔術を使えるようにするって、中々便利なものだね、この世界の魔導具は。ま、だからと言って元々扱える属性の魔術を使わないって訳じゃないけど――――――ハイドロカノン。」
「しま――――――ガッ!?」
そこに凶悪な笑みを浮かべたフルーレティが直線状に高圧の水流を発生させるアーツを発動し、至近距離で直線状に走るアーツを受けたレオニダスはその巨体ごとゼノの傍まで勢いよく吹き飛ばされた。
「エニグマ駆動――――――カラミティエッジ!!」
「「!!」」
更にフィアが暗黒の刃を直線状に放つアーツで追撃したが二人は左右に散開して回避した。
「唸れ、大地よ――――――地響き!!」
「うお…………っ!?」
「地震だと…………っ!?」
フィアのアーツが回避された後リリカは二人の動きを封じ込める為に地面を揺らして地上の敵を怯ませる魔術を発動して二人の動きを封じ込め
「さっきは躱されたけど、今度は外さないよ~!エニグマ駆動――――――ダークマター!!」
リリカの魔術で二人が動きを制限されているとオーブメントの駆動を終えたフィアが吸引効果もある攻撃アーツで追撃すると共に二人を一か所に固めた。
「エニグマ駆動――――――ブルードロップ!!」
そしてリリカは水の雫の中に閉じ込めて爆発させる水属性のアーツで一か所に固められた二人に攻撃を叩き込み
「フフッ、確か水は雷をよく通すんだっけ?―――スパークダイン。」
「裁きの雷を受けなさい――――スパークダイン!!」
「「ぐがあああああああああっ!?」」
リリカのアーツが終わった後に放たれたフルーレティと守護天使ユリーシャのアーツを受けると、リリカやフルーレティの水属性のアーツで身体が濡れていた事で感電した為思わず悲鳴を上げ
「う、嘘やろ…………っ!?俺とレオのコンビがほとんど何もできずに女子供に負けるなんて…………」
「汚名返上ならず…………か…………」
それぞれ魔力が高い事から放ったアーツの威力も高いフルーレティと守護天使ユリーシャのアーツによるダメージに耐え切れず、戦闘不能になったゼノとレオニダスは地面に膝をついた――――――
今回の戦闘シーンはデュバリィ達、プリネ達、メサイア達、リリカ達でした。次回はジェダルの一騎打ち、エリゼ達、リィン達の戦い~騎神戦直前イベントまで進めることを予定しています
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第38話